巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

2019-01-01から1年間の記事一覧

はじめての告解

japanesebiblewoman.hatenadiary.com 今朝、はじめての告解に行ってきました。何にも書かず、何も持たず、何も準備せず、ただそのままで神父様の所に行きました。

告解を明日にひかえて

明日、生まれてはじめて告解(εξομολόγηση, Confessio)に行きます。告解というのは、神父様の前で自分の犯してきた具体的な罪や過ちを告白する行為のことをいいます。

列車の中の神学——マルチ信仰談義【シリーズ④ 倫理性について】(by マイケル・ロフトン)

【シリーズ① 永遠の刑罰について】【シリーズ② 聖書正典について】【シリーズ③ 教導権について】からの続きです。 出典 Michael Lofton, Theology on a Train: A Multi-Faith Dialogue, Jan, 2019(拙訳) ルーテル派信者:確かに私たちは教義上の諸問題を抱…

いつまでも友だちでありたい。【東方典礼カトリック教会L姉への手紙】

親愛なるL姉へ〔L姉の信仰道程:ノヴス・オルド現代カトリック教会→福音主義教会→東方正教会→正教女子修道院→東方典礼カトリック教会〕

元教皇座空位論者(ex-Sedevacantist)の探求と人生を駈けた問い【教会の非変節性についての考察】

教会の非変節性(indefectibility of the Church)の教義と現在の厳しいリアリティーをどのように調和させることができるだろうか。「承認し抵抗する Recognize & Resist」という立場と第一バチカン公会議の間に矛盾はあるのか。(写真) 目次 元セデヴァカ…

小さな愛の芽

セオトコス(聖母マリア)の役割について先日、シスターMに質問のお手紙を書きました。

列車の中の神学——マルチ信仰談義【シリーズ③ 教導権について】(by マイケル・ロフトン)

【シリーズ① 永遠の刑罰について】【シリーズ② 聖書正典について】からの続きです。 出典 Michael Lofton, Theology on a Train: A Multi-Faith Dialogue, Jan, 2019(拙訳) 教導権(Magisterium)について 東方正教徒:私やオリエンタル正教の友は、あなた…

列車の中の神学——マルチ信仰談義【シリーズ② 聖書正典について】(by マイケル・ロフトン)

【シリーズ① 永遠の刑罰について】からの続きです。 出典 Michael Lofton, Theology on a Train: A Multi-Faith Dialogue, Jan, 2019(拙訳) 聖書正典(The Canon of Scripture)について 無神論者:ほほぅ、あなたがたは同じ聖書を用いているにもかかわら…

「仲介者マリア(Mediatrix, Μεσίτρια)」という教義と、「神と人との間の唯一の仲介者キリスト・イエス」(1テモテ2:5)の聖句はいかにして調和が可能?【正教神学者の所へ質問に行く】

目次 「仲介者」はただおひとりのはずなのに・・・困ったなあ。 二種類の「仲介者」 「共同贖罪者(Co-Redemptrix)マリア」という教えにかんするカトリック論争史 教皇ヨハネ・パウロ二世および教皇ベネディクト十六世は「共同贖罪者マリア」という提案に対…

列車の中の神学——マルチ信仰談義【シリーズ① 永遠の刑罰について】(by マイケル・ロフトン)

Michael Lofton, Theology on a Train: A Multi-Faith Dialogue, Jan, 2019(拙訳) キャストと設定 永遠の刑罰について

「聖なる静寂にみちた典礼」が「エンターテイメント礼拝」に変貌する時。

How Vatican II elevated worshipers’ ‘active participation’ above worship of God | LifeSite 目次 ①「聖ペトロ司祭兄弟会(FSSP)のミサ」と、「ロサンゼルス宗教教育総会ミサ」の比較 ②「ロシア正教会ビザンティン典礼」と、「ロサンゼルス宗教教育総会…

ある求道者とローマ・カトリック信者の会話【教皇制に関するディスカッション】

Erick Ybarra vs. Jay Dyer: The Papacy Debate, Aug, 2019.(抄訳) ブラッドリー・ペリー:私はかなりの期間、ジェイ・ダイアーの講義を聞き、且つ、現在、東方正教について調べています。正教よりはローマ・カトリシズムについてより知識があるのですが、…

崇拝(latria)と崇敬(dulia)の区別【イスラム圏改宗者たちとのディスカッション】

Worship: Latria, Hyperdulia And Dulia | Catholic Apologetics Research Center 先日、クリスチャンになったばかりの元イスラム教徒(シーア派)の女性二人と食卓を囲み楽しく語り合う機会がありました。

親愛なるシスターMへのお手紙【聖母マリアの役割について】

お手紙 追記)聖母マリアに関する私の理解の変遷プロセス 汝を祝するのはまことにふさわしいことです。(♪ Достојно јест)

女性叙階問題は、究極的にはキリスト論に帰結する。(by マリア・マディス)

Maria Madise、ヴォイス・オブ・ザ・ファミリー Catholic woman warns against female ordination: an ‘attack’ on Christ’s relationship with His Church, Oct, 2019(拙訳) 女性叙階を推進しようとする動きは、——アマゾン・シノドス過程の当初より見受け…

聖く別たれ(set apart)、身も心も天の花婿イエスに捧げ尽くした女性たち

出典 2011年7月28日、ギリシャ共和国ヴェルギナム村近郊にある正教会。そこでキプロス、アギア・ナパ村出身の若い女性ゲノヴェファの剃髪式(tonsure; 修道女になる儀式)が執り行われました。

救い主の母の道(by マザー・バジレア)

出典 救い主の母の道(マザー・バジレア) グレゴリオ聖歌「サルヴェ・レジナ Salve Regina(元后あわれみの母)」

女性としての召命および「ジェンダー間闘争」という虚構について

「大きくなったら、私はいずれ教皇になる」というプラカードを掲げ、女性叙階を要求する独カトリック女性団体「マリア2.0」のデモ(出典) 「女性解放の思想は、両性間に横たわる深い敵意、ならびに嫉妬やまねごとに基づいている。こうして女性たちは単なる…

聖母マリアに祈ることは正しい、それとも誤り?【友人とのディスカッション】

出典 目次 「マリアに祈ることは間違っている。」——敬虔なプロテスタント信仰者の方からの警告 「・・それで神およびイエス・キリストへの愛が増し加わった」という理由づけだけでは不十分 改革派神学者R・C・スプロール師の批判と矛盾 聖母マリアに捧げる祈…

パチャママ偶像をテヴェレ川に廃棄した勇敢な青年、公に名乗り出る。

主の騎士(出典) 10月21日の早朝、サンタ・マリア・イン・トランスポンティーナ教会に設置されていたパチャママ偶像が撤去され、テヴェレ川に廃棄されたニュースが世界を駈け廻りました。*1 *1: japanesebiblewoman.hatenadiary.com

伝統的カトリック女性のフェミニニティ(女性らしさ)——私たちがヴェールを着用している10の理由

Evintage Veils~ Stella Maris Cream White Venise/Lace Chapel Veil Mantilla Infinity Latin Mass(出典) Traditional Catholic Femininity: 10 Reasons To Wear The Veil, 2017(拙訳)

カトリック改宗か正教改宗かの最終判断はやはり一筋縄ではいかない。

二択を余儀なくされる分裂した世界に生きていることがつらい。(出典) 先日、プロテスタンティズムからローマ・カトリック経由で東方正教会に改宗した方と、ローマ・カトリックからプロテスタントに行き、後に保守聖公会経由でカトリックに帰還した方の間の…

異教神への舞踊儀礼と ‟かくれた母” マリア様【賛美フラとプロテスタント諸教会】

フラダンス(出典) 日本のプロテスタント諸教会には十数年前から、ハワイ経由で「賛美フラ(=ゴスペル・フラ)」という礼拝フラダンスが導入され始め、瞬く間に全国の諸教会に広まっていきました。

アマゾン・シノドス異教儀式の背後に見え隠れするもの——女神神学(thealogy)及びエコ・フェミニズムに関する考察

パチャママ像 (出典) 目次 アマゾン・シノドス異教儀式の背景にはいかなる思想的・神学的流れがあったのか 二種類の宗教フェミニスト 女神神学(thealogy)とは?

アタナシウス・シュナイダー司教、パチャママ偶像礼拝を公開書簡にてストレートに糾弾。(by スティーブ・スコエッツ)

パチャママ偶像をかつぎ聖堂に運び込むシノドス司教たち (出典) 目次 アタナシウス・シュナイダー司教、「パチャママ偶像礼拝」を公開書簡にてストレートに糾弾。(by スティーブ・スコエッツ) アタナシウス・シュナイダー司教の公開書簡全文〔英文〕 段落 …

モダニスト聖書観とキリスト教フェミニズムの相関関係について

イエズス会のジェームス・マーティン氏は先日、ツイッター上で公に聖書の正当性に疑問を投げかけました。

カトリック教会未曽有の大惨事に泣く。【一求道者の告白】

目次 はじめに 和解したい 転向、そして「カトリック教会恥辱の夏(The Summer of Shame)」の混沌の中で 2018年12月31日の夢 リベラリズムの根源——「自然主義」 おわりに 〔補足〕Crying with my broken-hearted Catholic friends and with my frag…

総体としてのノヴス・オルドは現在、テンプレートの次元においてプロテスタントに変換されつつあるだろうか。【現代カトリックとCCMロック礼拝】

礼拝の本質について共に考え祈ることができたらと思う。(写真)

パチャママ異教オブジェがテヴェレ川に廃棄されたことを信者はどのように捉えるべきなのだろう?【異教祭儀とキリスト教倫理】

これはまさしく偶像礼拝です。二人の司教が肩に「パチャママ」偶像をかつぎ、シノドス会場へ行進し、その二人をフランシスコ教皇が歓迎しています。「あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない」(出エジプト記20章2節)。 ジョン・スト…

現代バアル預言者たちの巣窟の中で孤高に叫ぶ神の人——アタナシウス・シュナイダー司教の信仰と勇気

ヴァチカン、アマゾン・シノドスでの異教儀式(出典)