巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

教派問題でノイローゼ気味になっている方への気分転換用ショート・コメディ

下のコメディー・ショートclipで演じているロフトン師は、硬派ディスペンセーション主義の信奉者(The International Christian Embassy Jerusalem; ICEJ)だった両親の元で生まれ、2歳の時、家族でイスラエルに移住します。4歳で両親が離婚、ロフトンは母…

祈りの東向性(アド・オリエンテム)の霊的意味

「私たちは皆、祈る際に東の方角(toward the East)を向いていますが、そうすることによって実は自分たちが古の故郷を再び憧憬し欣求しているということを自覚している人はわずかです。古の故郷――、そう、エデンを臨む「東」に植えられしパラダイスのことで…

「マリアへの崇敬は人間の心のもっとも深奥に刻み込まれている。」マルティン・ルター

出典 M・バジレア・シュリンク著『救い主の母の道―キリストとともに、キリストのために』エピローグより一部抜粋 ルターは生きている限り、母マリアを尊び、母マリアの祝日を聖別し、マリアの賛歌(マグニフィカート)を毎日歌っていました。 ↑ マリアの賛歌…

小さな思いやり、大きな慰め

アヒルたちの世話をする優しい赤ちゃんザルBibi(出典) 昨年イギリスの大学院に進学したギリシャ人の友人ヨアンナが私に次のようなメッセージを送ってきました。「あなたの洗礼名はマリアだけど、あなたは私にどう呼んでほしい?Maria-Kinukoと呼ばれる方が…

聖書正典(biblical canon)の問題に正面から取り組んだ福音神学校教師の探求記

写真 私の辿ってきた道ーーダグラス・M・ボウモント師の信仰行程【その1】南部福音神学校の教官としてより一部抜粋 南部福音神学校(SES)で教鞭を取りながら同大学の博士課程にも入っていた私は当時、神学校で受容してきた、より重要な諸教理に関し研究を…

「ヘブル的視点」の兄弟姉妹とのフレンドリーな対話

目次 ①私たちは聖書を、霊感を受けた誤りなき神のみことばと信じています。ただし具体的にどの書が聖書正典の中に入れられるべきかの決定には神の摂理の中で実に300年以上の年月が必要でした。 ②どうして肝心のヨハネの福音書6章を「字義的解釈」せず、…

両親が離婚した時、幼い私は父か母かどちらか一方を選ばなければならなかった。(by マイケル・ロフトン師)

Michael Lofton, When My Parents Divorced, I Had to Choose Between Them!, Reason and Theology, Sep. 2021.(拙訳) 両親が離婚した時、幼い私は父か母かどちらか一方を選ばなければなりませんでした。でもうちの家族の状態は初めからそうだったわけでは…

宗教を語る上での3つの良い方法及び3つの悪い方法(ダミック神父&マイク牧師コラボ出演)

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「プロテスタント的」という揶揄表現の乱用について

www.youtube.com ↑「プロテスタンティズムに対する四大カリカチュアについて」by バプテスト教会G・オートランド牧師 少し前に告解の秘跡に行った時、私は「堪忍袋の緒が切れかけています。立腹しています。」と聴罪神父様の前で告白しました。何に腹を立て…

勇ましい生涯

渡月橋の紅葉(出典) 内村鑑三は、『後世への最大遺物』という講演録の中で、私たちクリスチャンが後世に何を残すことができるのかについてメッセージしています。

(霊的)戦国武将たちが再び立ち上がる時。

「臆病者の目には、敵は常に大群に見える。」織田信長 写真 目次 はじめに 【特別寄稿 再掲載】戦後 70 年、荒野で叫ぶ者の声(宣教師訓練センター 石野 博師)

世俗イコンと神の国のイコン―「ジェンダーレスファッション」にみる思想のかたち

ジェンダーレスファッション(出典)*写真に映っている人は男性。 先日、仲の良い友人が下の記事をシェアしてくれました。GU(ユニクロのカジュアルブランド)の新作発表会でジェンダーレスファッション(「性差のない」服装)が強力に打ち出され、201…

「死の接吻」――女性按手、自由主義神学、教勢の衰退、そして神の聖意図

牧師按手礼を受ける3人の女性(写真:サドルバック教会のフェイスブックより)出典 「率直に言って、(自由主義神学を採用した教団には)男性はそれほど多く残っていません。実際に、そういった教会にはあまり人が残っていないのです。自由主義神学は、あら…

三位一体論「御父のモナルキア」教説にかんする優れたビデオ講義シリーズのご案内

「仮にズィズィウーラスの分析が正しいとするのなら、神的モナルキア*1に関する決定的重要性に関しなぜ正教がかくまで力点を置いているのかをよりよく理解できると思います。 それは、自然の必然(necessities)の上に存在する神の自由を保証し、無限にして…

フィリオクゥエ条項と、東西教会の再一致に向けた具体的提案(エドワード・A・シエシエンスキー教授の個人的告白)

Edward Siecienski, ‘Unity of the Churches—An Actual Possibility: The Rahner-Fries Theses and Contemporary Catholic-Orthodox Dialogue,’ in Analogia 9, Ecclesial Dialogues : East and West I. (はしがきの部分を翻訳) はしがき(個人的所感) 『…

「教派壁」の向こう側にいる「他者」をどのように捉えればよいのだろう。――顔と顔を合わせた心の交流から生まれてくるもの

夕ぐれて秋めく風や歩をゆるめ 丹羽敦子(酸漿) 先日、正教神父アンドリュー・ステファン・ダミック神父へのインタビューVTRを観ました。とても教えられることの多い洞察に満ちた内容でした。

なんとコイネー・ギリシア語で普通に会話ができる時代になりました!【素敵な語学チャンネルのご紹介】

最近、コイネー・ギリシア語勉強のための素敵なチャンネルを見つけました。復元式ギリシア語発音を採用しつつ、聖書ギリシア語を生きた言語として現代に蘇生させようとしています。

ライサ・マリタンの祈り

出典 ライサの霊的日誌より 1906年6月プロンビエールにて(拙訳) わが神、私は汝の御前に在ます。おお汝の前に、私はくずおれ、粉々に砕け、無と化します。 汝の偉大さを仰ぎ見ます。わが必要は 甚大です。どうか憐れんでください。

見よ、真夜中に花婿がやって来る。(♪ Behold, the Bridegroom comes in the middle of the night)

マタイの福音書25章1-13節(十人のおとめの譬え) 25:1 「そこで、天の国は次のようにたとえられる。十人のおとめがそれぞれともし火を持って、花婿を迎えに出て行く。 2 そのうちの五人は愚かで、五人は賢かった。 3 愚かなおとめたちは、ともし火は…

聖グレゴリウス・パラマスとヘシュカスト論争(by マークス・プレステッド教授)

Marcus Plested on St Gregory Palamas and the Hesychast Controversy, 2021.(抄訳) 「結論を申し上げますと、(ポドスカルスキー見解に代表されるような)「理性の敗北」、(ロスキーらの見解に代表されるような)「アンチ・スコラ哲学的神秘神学の勝利…

アンチ西洋ポレミックスを克服し、西洋世界における福音宣教の使命を全うするために(by パトリック・カルディーン神父、正教会)

Western Orthodoxy with Guest Fr. Patrick Cardine – Reason and Theology なぜ東方正教会は西方典礼を必要としているのか。――ポレミックスを克服し、全伝統を回復し、西洋世界における福音宣教の使命を全うするために(Why the Eastern Orthodox Church Ne…

トマス主義者とパラマス主義者の会話 ~春の庭園にて~

出典 The Thomist and the Palamite,, Eclectic Orthodoxy, 2014. (拙訳) パラマス主義者:「君は、神のウーシア(本質)とエネルゲイアの間に何ら区別を置いていない。そして、君は『神は有限態において被造物に対しご自身をお与えになった』と言っている…

ニワトリはどうして道を横切ったの?〔プロテスタント・愉快なジョーク篇〕

ニワトリがなぜ道を横切ったのか、――彼のその動機がいちいち問いただされない世界を僕は夢見ている。

ペテロの首位性――誰が東方正教会を代表して語ることができるのだろう?(by パンデレイモン・マヌサキス神父)

fr. John Panteleimon Manoussakis, For the Unity of All: Contributions to the Theological Dialogue between East and West (Eugene, Oregon: Cascade, 2015), 27-32. January 31, 2018(抄訳) churchlifejournal.nd.edu 目次 一つのパラドックス 司教…

「死の文化」の闇に「いのち」の光を!――荒野で叫ぶ勇者コスコ神父

www.youtube.com アリゾナ州バックアイにある聖ヘンリー・カトリック教会のウィリアム・J・コスコ神父が人間生命の大切さ、そして人工中絶の非について涙を流しながら教区民に説いておられます。

荒野にて

荒野にて 「国民教会(national church)」というものについて(by 聖ジョン・ヘンリー・ニューマン) 〈ローマ〉について(G・K・チェスタートン) ロシアと普遍教会ーーロシア民衆の「真の正教」及び、アンチ・カトリック神学者たちによる「疑似正教」に…

アラビアの荒野へ

出典聴罪司祭様の導きで某長老の元に行きました。信仰や神学上の問題のことで相談に乗ってもらうためです。

神の世界内在と恩恵―トマス・アクィナス恩恵論の全体像―(桑原 直巳氏)

「哲学・思想論集」44巻158(1)-142(17) 引用元 目次 【1】 はじめに 【2】 トマスにおける「恩恵 gratia」 【3】 性向概念の枠組みにおける恩恵-霊性的倫理 (一)性向的賜物としての恩恵 (二)注賦的諸性向の理論 【4】 恩恵の結果 (一)「不敬虔な者…

「教皇制」に関するイバラ師(カトリック)とパトリック神父(東方正教)の公開ディベートVTR

ローマ教皇聖クレメンス1世(出典) 下は、パトリック神父(東方正教)とエリック・イバラ師(ローマ・カトリック)のディベートVTRです。テーマは「教皇制」。司会者はマット・フラッド氏(東方典礼カトリック)です。

どの教会会議が全地公会議(Ecumenical Councils)であるのか、私たちはどのようにして知ることができるのだろう?

第七回全地公会議 目次 「どの教会会議が全地公会議であるのかを私たちはどのようにして知ることができるのか?」 指摘例1 指摘例2 指摘例3 指摘例4 所感