私の辿ってきた道(牧師、神学者、信徒の証し)
アビゲイル・ファヴェール教授の新刊書『The Genesis of Gender: A Christian Theory (ジェンダーの起源:キリスト者の考察)』(2022年)が話題を呼んでいます。
出典 2018年8月26日記事の再掲載です。教義や教派問題で葛藤し、あるいはなんらかの事情で教会に躓いてしまい、現在、どこにも信仰共同体や共感し合える仲間を見出すことができずにいる方々にとってこの記事が励ましとなりますように。苦しみの只中に…
出典 スワン・サンナ兄の証ビデオを観ました。スワンは、インド北西部(ミャンマーとの国境沿い)の山岳地方に生まれます。(マニプール地方に住むゾミ族)。バプテスト教会牧師であった父親が米国カンザス州にある神学校で学ぶことになったのを機に、スワン…
米国聖公会(All Saints Episcopal Church Frederick Maryland)写真 目次 生い立ち ‟別の宗教” モルモン教徒の学友とのディスカッション どんどん「排他的」になってゆくインクルーシビティ(包括性) リベラル諸運動の特性 苦しく困難な選択
「キリスト教礼拝の歴史に通じている人なら誰であれ、西方典礼伝統の豊かさを否定することはできないだろう。特に、旧く敬虔なローマ典礼の豊かさを。」アレクサンダー・シュメーマン神父、東方正教会 *写真は「西方奉神礼教会/ 西方典礼正教(Western Rite…
下のコメディー・ショートclipで演じているロフトン師は、硬派ディスペンセーション主義の信奉者(The International Christian Embassy Jerusalem; ICEJ)だった両親の元で生まれ、2歳の時、家族でイスラエルに移住します。4歳で両親が離婚、ロフトンは母…
写真 私の辿ってきた道ーーダグラス・M・ボウモント師の信仰行程【その1】南部福音神学校の教官としてより一部抜粋 南部福音神学校(SES)で教鞭を取りながら同大学の博士課程にも入っていた私は当時、神学校で受容してきた、より重要な諸教理に関し研究を…
西方典礼正教会(写真) 目次 はじめに ポレミックス問題の認識 ポレミックスを介した西方伝統および自己概念の不正確な描写 ビザンティン・リスト;異なる形式、異なる信仰 福音宣教に負の影響を与えているアンチ西洋的な偏見 公同性・普遍性・カソリック性…
ある強烈な人生の出来事が、その人の神学やものの見方、世界観に「変異」をもたらし、その内的震動が己のうちにそれまでとは抜本的に違うなにかを創成しつつある――。皆さんはそんな経験をお持ちですか。 私にとっての精神の危機および転換点は、「カトリシズ…
Former Female Episcopal Priest Links Women’s Ordination to LGBT Activism Alice C. Linsley, Ten Objections to Women Priests, 2019. (拙訳) 目次 女性司祭としての16年間 米国聖公会を離れる 1.教会は民主制ではありません。 2.女性叙階は同性…
出典 目次 思索メモ1 思索メモ2 思索メモ3 思索メモ4 思索メモ5 思索メモ6
アギオス・エレフテリオス教会(Church of Agios Eleftherios) 目次 生い立ち 煙草、パーティー、マリファナ 魔術の世界へ ギリシャ旧暦派(Greek Old Calendarists)分離グループへ エヴァンジェリカル教会の姉妹に出会う 精神分析家兼司祭の所に相談に行く…
東方正教徒として初めての受難節を迎えました。聴罪司祭であり師父である修道司祭からの霊的助言を仰ぐ中、「受難節のこの期間は特にたましいの静寂(ἡσυχία, ヘシュキア)を追い求め、多言を避けつつ、主の前に静まるようお努めなさい」という指導を受けて…
まずは個人的なお話から始めます。私は20年近いプロテスタント信仰生活を経、2018年中盤に一介の旅びととなり、ローマ・カトリック教会、ビザンティン東方典礼カトリック教会、東方正教会それぞれのコミュニオンで教義研究をし、求道し、多くの方々に…
【前篇】からの続きです。 出典 目次 マリアの処女性——聖書的立証 マリアの永続的処女性—神学的角度 祈りのパートナーとしてのマリア プロテスタンティズムの心の傷跡(Protestantism’s Emotional Scars) 正教の方へ漕ぎ出す 「聖書のみ(Sola Scriptura)…
親愛なるL姉へ〔L姉の信仰道程:ノヴス・オルド現代カトリック教会→福音主義教会→東方正教会→正教女子修道院→東方典礼カトリック教会〕
教会の非変節性(indefectibility of the Church)の教義と現在の厳しいリアリティーをどのように調和させることができるだろうか。「承認し抵抗する Recognize & Resist」という立場と第一バチカン公会議の間に矛盾はあるのか。(写真) 目次 元セデヴァカ…
迷い子たち 目次 ロフトン師の遍歴 あの方は『J 牧師』ではなく『J 神父』なのです! Nones(ノンズ) non-polemicalに、且つ、相手と向き合ってとことんディスカッションする
自分がかつてどこにいたのかを想うとき、神の恵みに感謝せずにいられない。(出典) 目次 女性の服装についてーー私の告白(2014年7月9日付) ベールの証(2014年9月13日付)
Raïssa Oumansoff Maritain (1883-1960). ロシア生まれのユダヤ人カトリック女性思想家。十歳の時、家族と共にフランスに移住。ソルボンヌ大卒。哲学者ジャック・マリタンの妻。
目次 カナダのカトリック家庭に生まれる 徐々に信仰から離れていく ドラッグと飲酒はじまる 「全てから自由になりたい。」 もう何も生きる目的がない。 「聖書を取りて、これを読め」 再生 福音主義教会へ エスキモーたちの元に 修道院へ 【補足】「イエスの…
出典 目次 無神論者の家庭に生まれる 美術史の教授との出会い キリスト教美術の世界 石像の研究でイタリアへ 「生きていくのがしんどい。もう生きたくない。」 初めてのミサ カトリックか、プロテスタントか ジョン・ヘンリー・ニューマン カトリシズムのユ…
目次 復元末日聖徒イエス・キリスト教会(RLDS)宣教師家庭の子として 「末日聖徒イエス・キリスト教会/モルモン教会」と「復元末日聖徒イエス・キリスト教会」の共通点と違いについて 「大いなる背教」 「新しい啓示」 復元派内での分裂 父、宣教師をやめ…
レンブラント作(出典) 目次 カトリック家庭に生まれる 東洋宗教、瞑想の世界へ 内的幻の中にイエスが現れる 無教派クリスチャンになる メシアニック・ジュダイズムの集会へ 神父に内密に打ち明ける 「カトリシズム」と「メシアニック・ジュダイズム」 ゆる…
目次 「テーラー、地獄に落っこちちゃうよ。」 御言葉を通しての救い ヨハネ・パウロ二世ーー反キリスト? 信仰と理性の和合 アングリカン司祭になる 教皇が死んだ! 私にローマを指し示した一人のラビ カンタベリーからローマへの行路 訳者によるエピローグ
目次 セブンスデー・アドベンチストの家庭に生まれる 両親の離婚 黙示録セミナー なぜ牧師の家の冷蔵庫にワインがあるのだろう。 「レビ記の食物規定律法」と、「1テモテ4章」をどう考えればいいのだろう。 「終末における主のまことなる教会」 ジュリーと…
目次 若き日のペンテコステ運動との出会い ワンネス・ペンテコステ派 様態論的な神理解 ワンネス派のバイブル・カレッジに進学 教父文書との出会い アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団に移籍する 実存的チャレンジを受ける さらなる危機ーー聖書正典の形成…
【その1】【その2】【その3】【その4】【その5】からの続きです。 出典 目次 岸まで犬かきする やっとの思いでテヴェレ川の土手まで辿り着く おわりにーー共に旅を続けている仲間たちへ
【その1】【その2】【その3】【その4】からの続きです。 「ある意味において改宗とは殉教の一形態である。それには、ーー肉体、精神、知性、キリストへの信仰という自己の明け渡しが伴う。またそれは従順性および、真理へと導かれていくことに対する自発…
【その1】【その2】【その3】からの続きです。 ロシア正教会(出典) 目次 東方正教会の門をくぐる 外的、内的な文化的分断状況に直面して ああ、もう選択肢がない! テヴェレ川につま先で触れてみる