巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

私の辿ってきた道(牧師、神学者、信徒の証し)

私の辿ってきた道ーーダグラス・M・ボウモント師の信仰行程【その3】最後の足場、崩れる

【その1】【その2】からの続きです。 使徒たちに別れを告げるキリスト、Duccio di Buoninsegna (1308-11)作、シエナのMuseo dell’Opera del Duomo(出典) 目次 教会と聖書 プロテスタントのジレンマ Tu quoque論文にぶち当たる

私の辿ってきた道ーーダグラス・M・ボウモント師の信仰行程【その2】英国国教会に通い始める

【その1】からの続きです。 目次 英国国教会に通い始める 機能的グノーシス主義("functional Gnosticism") アングリカン主義のジレンマに気づく

私の辿ってきた道ーーダグラス・M・ボウモント師の信仰行程【その1】南部福音神学校の教官として

出典 目次 ある学生の問い 南部福音神学校(SES)の教官として 福音主義の根本的諸問題に直面して 正統性に関する問題 最大の悩みーー「教派選び」

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【最終回】天と地の出会う場所

【その1】【その2】【その3】【その4】【その5】からの続きです。 The Last Judgement, Fra Angelico作(出典) 目次 永遠のいのち 契約的、サクラメント的リアリズム おわりにーー天と地の出会う場所

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【その5】

【その1】【その2】【その3】【その4】からの続きです。 かつて居たところに私たち皆を運び入れてください、恵み深き主よ。(出典) 目次 唯一の、聖なる、公同の、使徒的教会 「入口探し」 古代のユーカリスト的典礼との出会い カトリック教会の「二つ…

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【その4】

【その1】【その2】【その3】からの続きです。 ペテロとパウロ、そして一つの教会。(出典) 目次 目の前に立ちはだかるカトリック教会と正教会。さあ、どうするか。 ローマ典礼の新しい形態に失望、落胆。そして挫折。 私の発見した「カトリック教会」は…

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【その3】

【その1】【その2】からの続きです。 英国国教会(アングロ・カトリック)出典 目次 はじめての教会訪問 アングロ・カトリックの視点でみた教会観を知る 公同性に関するアングロ・カトリシズム自身の基準が分枝論を排除してしまわないだろうか? 「唯一の…

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【その2】

〔その1〕はココです。 使徒継承(Apostolic Succession)出典 目次 使徒継承とユーカリスト 長老教会に通い始める 「可視的な教会」と「不可視的な教会」 司教制(episcopacy)というのは本当に聖書的なのだろうか?ーー私の探求 ユーカリストに関する初代…

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【その1】

出典 目次 「聖なる地」を求めて トールキンの世界に魅せられて 神との出会い、そして聖書の再発見 ウェスト・バージニアの聖書学校、そして南部福音神学校(SES) 神礼拝とリトルジーの発見

私の辿ってきた道ーー元無神論哲学者ランダ・チェルヴィン女史の信仰行程【後篇】

【前篇】はココです。 目次 ヒルデブラント夫妻との出会い フォーダムの大学院にて ヨーロッパでの夏季講習 奇跡 転換点 永遠へのルート

私の辿ってきた道ーー元無神論哲学者ランダ・チェルヴィン女史の信仰行程【前篇】

Ronda Chervin, Ph.D.(1937-) 目次 特異な家庭に生を受けて 「愚鈍な」祖母の祈り 両親の離婚 初めて聴いた聖なる音楽 近所のカトリックの子たち 人生の目的 サルバドール・ダリの絵画 G・K・チェスタトン、カール・アダム等を知る ダリの「最後の晩餐」

私の辿ってきた道ーージョセフ・ジョンソン師の信仰行程

目次 バプテスト信者の家庭に生まれる カリスマ派の教会へ移る 深みに漕ぎ出すーーユダヤ的キリスト教との出会い 魂の暗夜ーーブルトマン、ティリッヒ、バルトへ 再び深みへ漕ぎ出すーー宗教改革そして改革派信仰へ キリスト教学校の教師として 長老教会の牧…

改宗という文脈の中における「信仰」と「理性」ーー元無神論者デヴィン・ローズ師の証し

ローズ家の人々(出典) 目次 キリスト教棄教者の家庭に生まれる 神を信じようと ‟トライ” してみる 福音主義プロテスタントの友人たちに質問する バプテスト信者になる この分裂状況をどのように考えればいいのだろう? 聖書正典は66巻か、それとも73巻…

私の辿ってきた道ーーレイ・ライランド師の信仰行程

Fr. Ray Ryland (1921-2014) 目次 はじめに ディサイプル教会と「回復運動」 ハーバード神学校でユニタリアン主義にはまり込む 歴史的連続性を求めて 聖公会司祭になる 東方正教会への転向を検討し始める もう選択肢がない 【補足】ローマ・カトリック教会と…

恩寵の光ーーユダヤ人男性チャールズ・ライヒの信仰行程

目次 ハシディーム派の家庭に生まれる シナゴーグでの祈りの生活 ニューヨークへ移る。信仰を失う。 絶望 教会の会堂 恩寵の光 天のふるさとを待望しつつ

私の辿ってきた道ーーユダヤ人女性ロザリンド・モスの信仰行程

目次 Jews for Jesusの兄弟姉妹との出会い 兄と妹にも福音が伝わる 兄が懸念を打ち明ける デイビッド、なぜ? 「大淫婦バビロン」 ミサの衝撃 「キリストが共におられるシナゴーグ!」 葛藤と探求の歳月 聖なる、普遍の、使徒的、唯一の教会へ 全きキリスト…

私の辿ってきた道ーージェイソン・スチュワート師の信仰行程

目次 正統長老教会(OPC)の牧師である自分に一体何が起こったのか 1.プロテスタント宗教改革の肯定的諸原則 2.教父たちの文書 3.教会権威の問題 「聖書のみ」の教理は自明の理ではないのか? おわりに

私の辿ってきた道ーージョン・キンケード師の信仰行程

目次 大学時代、再びキリスト教信仰に戻る 改革派的信仰を受容 ジュネーブ大へ転学 カベナント神学校にて デューク大学院へ 最大の発見ーーユーカリスト おわりに

私の辿ってきた道ーーデイビッド・アンダーズ師の信仰行程

David Anders 目次 生い立ち 教会 「人を救うのは信仰であり、行ないではない」 大学入学後ふたたび信仰が息をふき返す ホイートン大学にて トリニティー神学校へ 宗教改革史を専門にすることに決意 博士課程スタートーー「信仰のみによる義認」の教理研究に…

米国長老教会(PCA)の同僚牧会者の皆様へーー心からの告別の辞(by ジェイソン・スティールマン)

Jason Stellman, A Heartfelt Farewell to the Presbyterian Church in America, May 31, 2012. パシフィック・ノースウェスト長老会御中 いろいろな意味で、これは今までの自分の人生の中で最も困難を要する書簡です。どうか本書簡がへりくだりと尊厳の精神…

私の辿ってきた道ーーフレッド・ノールティー師の信仰行程

ノールティー一家(出典) 目次 生い立ち カベナント大学、そしてウェストミンスター神学校へ 自分の中に在る「非聖書的な諸前提」を根絶したい 快適ゾーンから一歩外へ 教会にとっての最終権威は何(or 誰)なのだろう? 今自分が置かれている条件下では解…

イエス・キリストと出会ったイスラム教徒の証し集

出典 目次 涙の谷ーー原理主義者からキリスト教伝道者へ〔エジプト〕 クルド人への愛の使者ーーアッシリア人ハーゼム兄の証し〔イラク・クルディスターン〕 ファルザネ姉の救いの証し〔イラン〕 生けるまことの神ーーメフリ姉の救いの証し〔イラン〕 天国か…

私の辿ってきた道ーージョシュア・リム神学生の真理探究記【後篇】

出典 【前篇】はココです。 目次 カトリック神学者たちとのディベート 「自然と恩寵」の関係 自分の疑いと懐疑主義の発生源に気づく 「哲学と神学」の関係 トマス・アクィナスに行き着くーー懐疑主義からの漸進的回復 ルターの「十字架の神学」 米国における…

私の辿ってきた道ーージョシュア・リム神学生の真理探究記【前篇】

あなたの真理のうちに私を導き、私を教えてください。詩篇25:5a(出典) 目次 熱心なバプテスト信者になる 孤立した教会構造に疑問を感じ始める 古典的神学書を熱心に読み始める なぜかカール・バルトの『教会教義学』を読了しようと決意する 信条告白主…

教理的シフトゆえに牧師廃業に追い込まれた ‟落伍者” に注がれている主の憐れみーージェイソン・スティールマンの霊的旅路

目次 はじめに カルバリーチャペルの宣教師として カルバリーからウェストミンスターへ いまいましい論文に出くわすーー「聖書のみ」の教理に対する挑戦を受けて ソラ・フィデ(「信仰のみ」)ーーここだけは何としてでも死守したかった、、だが、、、、 ウ…

真理とは何か?ーーマークス・グローダイ師の探求と苦悩、そして人生の道程【その3】

目次 牧会を離れ、大学院へ戻る 遺伝子工学と人間 新聞広告 スコット・ハーン(Scott Hahn) 「スコット。博学があなたの気を狂わせている。」 なぜ自分はここに来たのだろう?神よ、助けたまえ。

私の辿ってきた道ーージェームス・K・A・スミス師の証し【悩める学生の皆さんへの応援記事】

ジェームス・K・A・スミス(1970~)。カルヴィン・カレッジ哲学科教授。 目次 予期せぬ出会いと目ざめ 信仰の入り口ーープリマス・ブラザレンの教会 自分たちのセクターもまた一つの ‟伝統” であることに対する気づき 直接性による解釈(hermeneutics o…

「ペンテコステ運動」とカトリック世界観【元アッセブリーズ・オブ・ゴッド教団ブレント・スタッブス師の証し】

目次 「古代教会理解への《橋渡し》となったわがペンテコステ信仰に感謝!」ーー元アッセブリーズ・オブ・ゴッド教団ブレント・スタッブス師の証し はじめに 生い立ち ミニストリーへの召し オーラル・ロバーツ大学へ進学 信仰の動揺 「大いなる背教」という…

真理とは何か?ーーマークス・グローダイ師の探求と苦悩、そして人生の道程【その2】

書斎(出典) 目次 釈義と註解書 「投票」と負け戦 リベラル傾斜していく自教団の中で どこに行けばいいのだろう? 牧師仲間との会話 【その1】はココです。

真理とは何か?ーーマークス・グローダイ師の探求と苦悩、そして人生の道程【その1】

目次 牧会職に就いて わが要塞の破れ いかにして知ることができるのだろう? 僕の解釈ははたして正しいのだろうか。 礼拝の形式や内容について 「主人は天国に行くのでしょうか?」ーーカルヴァン主義と予定説