信仰詩・エッセー
Prayers of Preparation Before Holy Communion(拙訳) 主よわが神よ。私は、汝がわが魂の住まいに入ってきてくださるに値しない者であることを知っています。わが魂の住まいは荒れ果て、廃墟と化しているからです。汝の御頭を置くのにふさわしい場所はそこ…
Archimandrite Sophrony, St Silouan the Athonite, Part II. The Writings of Staretz Silouan(一部拙訳) わが魂は主を渇望し、涙の中でこの御方を慕い求めます。 ああ、汝を求めること以外にいったい何ができるというのでしょう。なぜなら汝がまず私を求…
出典 The Journal of Raïssa Maritain, p.215-216(拙訳) ルーズ・リーフに書き留められたものをライサの死後、夫のジャック・マリタンが整理・編集。このメモ書きには日付はない。1936年から1939年の間に書かれたもの。 「静まって、わたしこそ神…
出典 ライサの霊的日誌より 1906年6月プロンビエールにて(拙訳) わが神、私は汝の御前に在ます。おお汝の前に、私はくずおれ、粉々に砕け、無と化します。 汝の偉大さを仰ぎ見ます。わが必要は 甚大です。どうか憐れんでください。
出典 おおすべてを超越しておられる汝よ、他のいかなる名でお呼びできるというのでしょう。いかなる讃歌でもって汝のことを謳うことができるというのでしょう。
出典 あの角を曲がった先に、 友がいたら、と思う。 緑に輝く森を、丘を 友とそぞろ歩きたい。 たくさんの分断壁にはばまれ、 久しく互いがみえなかった。 でも柔らかな木漏れ日は、 別たれることなき天上から 今日も等しく私たちを照らしている。 道が曲が…
出典 ああイエスよ、永遠の栄光の輝き、巡礼者の魂の慰め主よ、あなたの御前にわたしの舌は語らず、わたしの沈黙があなたに語るのです。どうか主の貧しいしもべの所に来てこれを喜ばせてください。み手をのべてあわれな者をすべての苦悩から救ってください。…
小川のほとりに腰を下ろし、清冽で澄み切った水の流れをじっと見つめていました。その時、なぜだか分かりませんが、底流に流れる無限な詞の流れと、そこから汲み出され紡がれる俳句の世界に思いがおよびました。
霊的な渇きにうめきつつ 陰気な砂漠を 横切っていた。
♪ キリストにはかえられません、有名な人になることも、人のほめることばも、この心をひきません。(出典) 「だれでもわたしについてきたいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負うて、わたしに従ってきなさい。自分の命を救おうと思う者はそれを失い、…
出典 おさなごのような心で、 あなたの心を喜ばせ、広げ、鎮めることのできる あらゆるもののために 〈場所〉をおつくりなさい。
至高なる三一なるもの、 あらゆる本質、 知識、 善を超越しているもの、 神的智慧への先導者よ、 汝の神秘的知という最高峰へと われわれの道を導きたまえ。
若楓(わかかへで)maple, σφενδάμνινος 卯月ばかりの若楓、すべて、よろずの花紅葉にもまさりてめでたきものなり。ーー吉田兼好『徒然草』
『至聖三者』(Троица,Trinity)アンドレイ・ルブリョフによるイコン。15世紀。
ヨブ記28章 その通り道は猛禽も知らず、 禿鷹の目すらそれを見つけることはできない。 獅子もそこを通らず、 誇り高い獣もそこを踏んだことはない。
出典 こじんまりした森の中に 十字架が輝く。 鐘の備わった、 五つの円天井の教会。
主よ、あなたは代々に私たちの宿るところ。詩篇90篇1節 わが愛する御方、 喧しき地上の 多くの声から、 われを甘美なる汝の隔絶へと迎え入れ給へ。
森の深奥でのある晩。 鄙(ひな)びた僧院が天の川のごとく輝き、 単一の鐘の音が霞みの中をつき進み、 今や終わらんとしている日の軌跡を画いている。
出典 おお魂よ、 お前の心を悩ませている心配事を放ちなさい。 なぜならこれはわたしの責務なのだから。
出典 子どもの頃、両親がクリスマス・プレゼントに、シルバニア・ファミリーのハウスを買ってくれました。赤い屋根のコテージ風の家でした。ああ、そのなんとうれしかったこと!中にいるクマさん家族のために、小さな食卓や、椅子や、タンスや、そういったも…
夕暮れの海が黄昏(たそがれ)に別れを告げ、 打ち寄せる波が来たらんとする夜に向かい讃歌を奏で、 この世のものでない静けさが 地上の沈黙と溶け合っている。
目次 月夜の静けさ 祈る力がない時 戦いの中にあって 私を通し、お考えください。神の御思いよ。 汝の御顔のかがやきを私に見せてください。 主よ、汝はどこにおられますか? 私の木の葉が落ちる時 放浪する思い 目ざめよ、わが魂 主の御苦しみにあずかって…
目次 大斎(The Great Lent)ーーウラジーミル・パーリィの信仰詩 ♪ わが祈りが、御前への香として、私が手を上げることが、夕べのささげ物として立ち上りますように。【ビザンティン典礼、教会スラブ語】
おお十字架、お前は心を引き裂き、 おお十字架、お前は世界を分裂させる。 神聖なる十字架、苦悶の木。 八福(Beautitudes)に伴う血染めの代価。 王の磔柱。 荘厳なる刻印。 陰鬱きわまる十字架。 神のさらし柱。 神秘の星。 確実性への秘鑰(ひやく)。 Ra…
出典 帰れるものなら帰りたい、、 戻る家があるのならば。
出典 私を荒野に導き入れてください。 母がわが子を懐にかき抱くように、 汝の静穏なる御胸に私を受け入れてください。
出典 近くに住む移民家庭の子供(小学校1年生の女の子と幼稚園生の妹)を、朝と昼、学校まで徒歩で送り迎えしています。
出典 イザヤ33:17 あなたの目は、麗しい王を見、遠く広がった国を見る。 栄光に満ち、厳かなるこの時、 我ら、ついにここに立つ。 後方にたたずむ茫漠とした砂漠。 そして前方には、国がひろがっている!
出典 創造の秩序の中には、守りとやすらぎがある。 ちいさいものは大きなものに包まれ、 安心することができる。
日本では、虹の色の数は一般的に7色とされています。ですが、物理学の視点では「虹には無限の色が有る」と見るのが正しいそうです*。なぜなら、地上に届く太陽光のスペクトルというのは連続していて、そのため、連続するものを「数える」ことはできないから…