巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

典礼(Liturgy)

Kyrie Eleison(主よ、あわれみたまえ)ーーゴシック詠唱の霊性から流れ出る魂の祈り

レンブラント・ファン・レイン作『放蕩息子の帰還*』1666-68年 エルミタージュ美術館 Kyrie Eleison(主よ、あわれみたまえ。) 0:00 ~ 1:55 Χριστέ Eλέησον (Hriste Eleison;キリストよ、あわれみたまえ。) 1:56 ~ 3:41 Kyrie Eleison (主よ、あわれみ…

喜べ、喜べ! インマヌエルがあなたのために生まれ給うた、イスラエルよ。(♪ Gaude! Gaude! Emmanuel, Nascetur pro te, Israel!)

出典 text: 9世紀のラテン語聖歌tune: 13世紀のフランス民謡、Zoltán Kodály (1882-1967) による編曲

キリストの栄光あるからだとしての教会と宇宙(by オリヴィエ・クレマン、パリ聖セルギイ正教神学院)

終末論的な舟を象徴する聖堂の中央(中堂)は、ドームでおおわれている。このドームは、新たな創造、キリストによって創造主と結び付いた宇宙をあらわしている。(出典) 目次 著者について キリストの栄光あるからだーー真の再創造 正教会の宇宙論 神のエネ…

宇宙的典礼と人生の意味ーー東方教父聖マクシモスが遺した霊的遺産(7世紀)

「聖書のもつ謎やシンボルの意味は、神のことば(Λόγος)が受肉したという神秘のうちに全て含まれている。そればかりではない。知覚しうる限りの、可視的/不可視的被造物に隠されている意味も、この受肉という神秘のうちに含まれている。十字架や墓の神秘を…

「今日、我々が通らされている教会の危機は、主として、リトルジーの崩壊にその端を発していると私は確信している。」(by ヨーゼフ・ラッツィンガー)

リトルジーの崩壊(出典) 目次 ポピュラー音楽からの挑戦 礼拝ダンス Joseph Ratzinger, The Spirit of the Liturgy, 2000.(抄訳)

礼拝の沈黙(ヨハネ・パウロ二世使徒的書簡「東方の光」より)

出典 ヨハネ・パウロ二世使徒的書簡「東方の光」より抜粋(引用元) 礼拝の沈黙 それにもかかわらずこの神秘は、人が神の代わりに偶像を作るのを回避するために、絶えず覆い隠され静寂に覆われています。

創造主への讃歌ーー詩篇LXX103篇を歌う。

出典 「火には焔があり、神を讃えている。 風はその焔を燃え上がらせ、神を讃えている。

剥がされた神秘ーーなぜカトリック女性のベール不着用により「パンドラの箱」が開かれてしまうのかについて

「キリストの現存ーー。それゆえに私たちはベールを被ります。」カトリック・サイトVeils by Lilyより 目次 はじめに シンボル観 祈りのベールを実践し始め、自分の内に起された変化 対等主義から相補主義への移行 バプテスマやユーカリストにおける「シンボ…

典礼の中に現前される永遠なるキリストーー古ローマ詠唱詩篇 LXX109篇(Dixit Dominus Domino meo)再訪

出典 汝に向かい、海原は荘厳な栄光をささげ、汝の御前にあって、深淵は黙し動かない。 V.N.ウトレネフ神父

典礼の聖と永遠ーー古ローマ詠唱(inveni David servum meum)再訪

出典 「『歌』と『ことば』の尊い結びつきが教会の祈りです。『神の民』と『神のことば』の交わりです。歌は聖なる時間を『見えるもの』とします、、礼拝の一つ一つが『絶えざる祈り』の永遠の動きへの歩みです。」セルゲイ・グラゴレフ神父

カスィアの讃歌

出典

典礼ーー「神の王国」の体験(by オリヴィエ・クレマン、パリ聖セルギイ正教神学院)

出典 目次 著者について 典礼ーー「神の王国」の体験 イコン イコンのキリスト論的な意味 永遠の像 聖堂の装飾とその象徴的意味 「心のうちの修道生活」

私の辿ってきた道ーージョセフ・ジョンソン師の信仰行程

目次 バプテスト信者の家庭に生まれる カリスマ派の教会へ移る 深みに漕ぎ出すーーユダヤ的キリスト教との出会い 魂の暗夜ーーブルトマン、ティリッヒ、バルトへ 再び深みへ漕ぎ出すーー宗教改革そして改革派信仰へ キリスト教学校の教師として 長老教会の牧…

主人を「出迎える」ーー生活の中のリトルジーと韻律

出典 カルヴァン大学哲学科のジェームズ・K・A・スミス教授は、私たちが生来的にリトルジカルで典礼的存在であると言い、次のように述べています。

ダニエル書「三人の若者の賛歌」を祈り歌う。

大地は、主を賛美し代々にたたえあがめよ。 山と丘よ、主を賛美し、代々にたたえあがめよ。 地に生える草木よ、主を賛美し代々にたたえあがめよ。ダニエル書補遺74-76 目次 アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌について 「三人の若者の賛歌」をコイネー・…

アレッポの聖所より流れ出る天の讃歌

出典 シリア東北部アレッポにある修道院より

「主よ、あなたをたたえます。あなたの掟を教えてください。」ーー現代英語で歌われる、深く美しいビザンティン詠唱の世界

Fr. Apostolos Hill’s recording “Hymns of Paradise: Hymns of Life and Hope

礼拝における規制原理(Regulative Principle of Worship)に対する自見解の見直しと振り返り

家庭礼拝での詩篇歌唱(出典) ブライアン・クロス氏と、ジェイソン・スティールマン氏の対談のPodcast(mp3)を聴きました。 ジェイソン・スティールマン氏は米国長老教会(PCA)の牧師として、2011年6月、(Federal Visionに関し)同僚のピーター・ラ…

リチャード・バクスター選集

「言葉や行為というのは一時的なものに過ぎない。それらは一度なされるや過去のものとなり、もはやそこにはない。しかし、それらが不滅の魂に及ぼす影響は、おそらく永遠につづいていくだろう。」リチャード・バクスター(1615-1691) 目次 リチャ…

祈り(by コンスタンティン・ロマノフ)

出典 「まずしい自分の祈りなど天の高みに昇るはずがない」 などと言ってはいけない。 芳(かぐわ)しい香のように、 汝の祈りは天の王のもとに上げられていることを信じなさい。

神へのあこがれ(A・W・トーザーの信仰詩およびエッセー集)

出典 目次 信仰詩集 わが魂は汝を仰がんと切望し、ちりの中から汝に向かって叫んでいます 主よ、汝の御声に耳を傾けることを教えてください 神を切に慕い求めて 主よ、私たちのジレンマはなんと大きいことでしょう! エッセー集 『神へのあこがれ(The Pursu…

ロック音楽とキリスト教礼拝ーーカトリック、プロテスタントそれぞれの視点

主日礼拝(出典) 目次 プロテスタントの視点 ①デイビッド・クラウド牧師の証し「ロック音楽が私の人生に及ぼした影響」 ベトナム戦争、ヒッピー、ドラッグ ニューエイジへの傾倒、そして神のしもべロン兄との出会い 回心 ②ダン・ルカリニ師の証し「私が米国…

第二バチカン公会議後の教会の路線は本当に正しいのでしょうか?ーーカトリック信仰者の叫び

出典 カトリック・カリスマ運動内における賛美礼拝(2016年) (2017年) 目次 ミサを改悪して以来、カトリック教会の凋落は始まった 蔓延する典礼崩壊 第二バチカン公会議 3-3「典礼について」の草案をめぐって 比叡山宗教サミットについて 200…

天にも地にも三一(みいつ)は満てりーートリサギオン/サンクトゥスを味わい、歌う。

出典 さかえに輝く み殿のうちに あまたの御使い たがいに呼べり。 「こよなく畏(かしこ)し、父なる神よ、 天にも地にも みいつは満てり。」 Richard Mant, Round the Lord in Glory Seated, 1837

汝への讃歌(V・N・ウトレネフ)

出典 汝に向かい、海原は荘厳な栄光をささげ、汝の御前にあって、深淵は黙し動かない。 天空は燃えるようにうち震え、星々の讃歌、リュートの如く耳に心地よし。

真理とは何か?ーーマークス・グローダイ師の探求と苦悩、そして人生の道程【その1】

目次 牧会職に就いて わが要塞の破れ いかにして知ることができるのだろう? 僕の解釈ははたして正しいのだろうか。 礼拝の形式や内容について 「主人は天国に行くのでしょうか?」ーーカルヴァン主義と予定説

女性というbeingへの召しーー「個」の信仰から「共同体」としての信仰へのひろがりという展望のなかで

静穏(出典) 目次 「ミニストリー」 私は ‟浮いている” のかな? Being(あり方)への召し 共同体としての信仰へのひろがりの中で 余白の美

ある牧師の苦悶と告白

永続的なものはどこにあるのだろう。私はどうすればいいのだろう。(出典) By Fr. Doug(Anglican Continuum*1のサイトより抄訳) 1989年、私はダラス神学校を卒業し(ThM)、ダラス北部にあるバイブル・チャーチの牧師になりました。 その当時、私は教…

おお喜ばしき光!ーー世界最古のキリスト教讃美歌の一つ ♪ O Gladsome Lightを味わい歌う。【初代教会と讃美】

おお永久(とわ)なる御父の、聖なる栄光より出でし 喜ばしき光。

なぜ自分にとって「コンテンポラリー・フリー礼拝」が原理的にインポッシブルなのかについて(by C・S・ルイス)

C.S. Lewis on the Liturgy(全訳) C・S・ルイスは世界中のクリスチャンに愛読されている作家です。子ども向けのファンタジー、キリスト教弁証、神学、アレゴリー、サイエンス・フィクション、デボーショナル、文芸評論に関する諸作品は何百万という売り上…