巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

神観・人間観・世界観・歴史観

オリゲネスは ‟異端者” か、それとも ‟聖人” か?(by デイビッド・ベントリー・ハート)

‟異端者” オリゲネス or ‟聖人” オリゲネス?

私の辿ってきた道ーーデイビッド・アンダーズ師の信仰道程

David Anders 目次 生い立ち 教会 「人を救うのは信仰であり、行ないではない」 大学入学後ふたたび信仰が息をふき返す ホイートン大学にて トリニティー神学校へ 宗教改革史を専門にすることに決意 博士課程スタートーー「信仰のみによる義認」の教理研究に…

西に向かおうか東に向かおうか?ーーローマ行きを検討している福音主義者への書簡(by クラーク・カールトン、東方正教会)

あれ、なんで道が二つに分かれてるんだろ?(出典) 目次 増加する福音主義出身の改宗者たち 正教と民族性重視主義(Ethnicism) 皇帝教皇主義(Caesaropapism)

「事実」が理論を造るのだろうか、それとも理論が「事実」を造るのだろうか?

18世紀啓蒙主義時代のヨーロッパ(出典) 目次 理論が「事実」を造る 科学的事実の理論依存性 ゲシュタルト変換 主観の側の変化 理論系の変化と複式構造 個人と原子

教理的シフトゆえに牧師廃業に追い込まれた ‟落伍者” に注がれている主の憐れみーージェイソン・スティールマンの霊的旅路

出典 目次 はじめに カルバリーチャペルの宣教師として カルバリーからウェストミンスターへ いまいましい論文に出くわすーー「聖書のみ」の教理に対する挑戦を受けて ソラ・フィデ(「信仰のみ」)ーーここだけは何としてでも死守したかった、、だが、、、…

宗教改革記念日は祝祭の日だろうか、それとも悲嘆の日だろうか?

宗教改革記念日を祝う人々(出典) Bryan Cross, Reformation Sunday 2011: How Would Protestants Know When to Return?, 2011(全訳)

マルティン・ルターを新鮮な眼で見る(by ロバート・バロン神父)

ロバート・バロン神父(1959-) Robert Barron, Looking at Luther with Fresh Eyes, I & II, 2017(拙訳) 現在私はアレック・ライリーの新刊書『プロテスタント:現代世界を造った信仰(Protestants: The Faith that Made the Modern World.)』を興…

「地上楽園のユートピア」という虚像ーー進歩の理論と歴史の終末(ニコライ・ベルジャーエフ著『歴史の意味』より)

Soviet poster from 1920. Photograph: Wayland Rudd Archive/Yevgeniy Fiks/Flint(出典) 目次 進歩の理論 地上楽園のユートピア 著者について 小見出しはブログ管理人の作成によるものです。

教会的理神論(ecclesial deism)を乗り越える道(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)+訳者の所感

西方の四大教会博士(出典) 目次 はじめに 教会的信仰(Ecclesial Faith) 「教会論に関し、アクィナスは理神論者ではなかった、、」 教父たちの諸見解に信頼が置けなかった理由 キリストを信頼するとはどういうことだろう? 教会観の見直し 信仰理解に関す…

教会的理神論(ecclesial deism)ーープロテスタンティズムの努力とジレンマ(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

人々は常に聖書の真理に立ち返ろうと真剣だった。おお神よ、私たちを憐れみ給え!ーー19世紀のストーン・キャンベル運動(出典) 目次 はじめに 教会の可視性と不可視性に関するプロテスタントの見方 教会史における過去の諸変化をどのように捉えるか 聖書…

「全能なる神は、伝統的キリスト教会の中に『恒久的に』ヘブル的ルーツを植えてくださっているため、『回復』のための新運動はそもそも必要ない。」ーーユダヤ人キリスト者たちの証言

新使徒運動アライズ5ネットワーク指導者であるロナルド・サーカ師は、20世紀後半に起こったNAR(新使徒改革)により、キリスト教会がついに再びヘブル的ルーツに結び合わされることになったと述べ、次のように言っています。

教会的理神論(ecclesial deism)かぁ。う~ん、その論点は分かるけど、、でも、、【プロテスタンティズムと歴史観】

可視的教会の過去・現在・未来をどうみればいいのだろう。(出典) 元改革派で現在カトリックのブライアン・クロス教授は、モルモン教やプロテスタンティズム等に典型的にみられる歴史観および教会観のことを「教会的理神論 ecclesial deism」と呼んでおられ…

女性であることの意味ーーエリザベス・エリオット

女性であることが何を意味するのかを学ぶためには、まず、私を創造してくださった神を知ることから始めなければならない。 -Elizabeth Elliot 目次 男らしさ、女らしさについて 恭順とは息苦しいこと? 主よ、私を真の女性とさせてください

私の辿ってきた道ーージェームス・K・A・スミス師の証し(カルヴァン大学)【悩める学生の皆さんへの応援記事】

ジェームス・K・A・スミス(1970~)。カルヴァン大学哲学科教授。 目次 予期せぬ出会いと目ざめ 信仰の入り口ーープリマス・ブラザレンの教会 自分たちのセクターもまた一つの ‟伝統” であることに対する気づき 直接性による解釈(hermeneutics of imme…

プロテスタンティズムと「伝統」ーーその努力とジレンマについて(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

聖ヨハネの昇天、Taddeo Gaddi (1348-1353) Collezione Vittorio Cini, Venice、出典 目次 はじめにーー教会はまたたく間に背教に陥ったのでしょうか? ジレンマ モルモン教宣教師たちの訪問を受ける。 それでは、プロテスタントである自分はどうなんだろう…

「ペンテコステ運動」とカトリック世界観【旧教の視点から新教内の聖霊運動をみる】

フロリダ州ペンサコーラにあるペンテコステ教会で祈る信徒たち(出典) 数か月前に私は以下の記事を書きました。

真理とは何か?ーーマークス・グローダイ師の探求と苦悩、そして人生の道程【その2】

書斎(出典) 目次 釈義と註解書 「投票」と負け戦 リベラル傾斜していく自教団の中で どこに行けばいいのだろう? 牧師仲間との会話 【その1】はココです。

開くのは、再びそれを閉じるためーー「オープンマインド」について(G・K・チェスタートン)

ただ単にオープンマインドであるだけでは全く意味がない。精神をオープンにするのは、ーー口を開けるのと同様ーーなにか堅固なものの上にあって再びそれを閉じるためである。そうでなければ、「オープンマインド」とは所詮、なんでもかんでもこれ一様に取り…

真理とは何か?ーーマークス・グローダイ師の探求と苦悩、そして人生の道程【その1】

目次 牧会職に就いて わが要塞の破れ いかにして知ることができるのだろう? 僕の解釈ははたして正しいのだろうか。 礼拝の形式や内容について 「主人は天国に行くのでしょうか?」ーーカルヴァン主義と予定説

十字架を見上げながら、クリスチャン・ヨガ?(by バジレア・シュリンク)

目次 まえがき ヨガとは何か? ヨガの目に見えない目的とは?

聖書批評学の変遷(聖書神学舎 津村俊夫師)

ポスト構造主義 目次 聖書批評学の変遷 1.通時論から共時論へのシフト 2.歴史的事実(史実)に対する不可知論 3.著者よりも読者にフォーカス 聖書神学舎教師会〔編〕『聖書信仰とその諸問題』聖書信仰と批評学、p.82-86.(執筆者:津村俊夫師、ウガリ…

キリスト教対等主義(Egalitarianism)の詳細分析ーーウェイン・グルーデム、フェニックス神学校【総括編】

ウェイン・グルーデム(Wayne Grudem, 1948~)過去20年間に渡り、イリノイ州にあるトリニティー神学校で教鞭を取った後、現フェニックス神学校教授。ハーバード大(B.A.)、ウェストミンスター神学校(M.Div.)、ケンブリッジ大(Ph.D.)1998-1999年…

ジェンダー包括語(gender-inclusive language)に関する文献のご案内【聖書翻訳】

「時として、ダイナミック等価翻訳は、広範囲なものを蔽う、だだっ広い傘のようになっているように思われます。ダイナミック等価翻訳の一方の端っこでは、意味の微妙な差異をできる限り駆使し再生産すべく、細かく念入りな試みがカバーされています。しかし…

聖ヨハネの神の国の幻像ーー正教会の黙示録解釈のご紹介

パトモス島にある教会(出典) 目次 ブログ管理人より親愛なる日本正教会のみなさまへ 黙示録ーー聖ヨハネの神の国の幻像 序 教会へのキリストの配慮 天上的な集い 罪深いこの世への神の裁き 神の国の到来 神に対するサタンの反抗 子羊と龍との間の霊的な戦…

智慧から認識論へーーいかにして「人間精神」と「世界」との間のつながりが絶たれていったのか?(by ジェン・ズィンマーマン、トリニティー・ウェスタン大 解釈学)

自分は、、この世界、そして他者とどのようにつながっているのだろう。。(出典) 目次 智慧から認識論へ 解釈の衝突 基礎づけ主義の誕生 教化から証明へ 精神と世界の分離 ルネ・デカルト 合理主義 伝統からの理性の独立 影響その① 影響その② 深い裂け目が…

道を求める魂とキリスト教弁証

その道を歩み、魂に安らぎを得よ。エレミヤ6:16 カトリックの弁証家であるロバート・バロン神父の講義「無神論と‟神”という語の意味」を聴きました。これは、クリストファー・ヒッチェンズやリチャード・ドーキンズ等、世俗主義ファンダメンタリスト(New…

ビザンツ正教思想における新プラトン主義(袴田玲氏、日本学術振興会特別研究員)

聖マクシモス(Μάξιμος ο Ομολογητής, 580-662)のイコン(出典) 目次 序 神化とヘシュカスム パラマスにおける神化とプロティノスにおける合一

主従関係の逆転ーー神に「命名」しようとする人間たちの尊大な試み【拡大膨張する聖公会のフェミニズム問題】

「人間として存在することーーそれは自己に命名し、世界に命名し、そして神に命名することである。」 メアリー・デイリー(フェミニスト神学者、1928-2010) christiannews.net(抄訳)

『共通祈禱(Common Prayer)』それとも筋書き通りの政治?(by カール・R・トゥルーマン、ウェストミンスター神学校歴史神学)【米国聖公会とジェンダー包括語問題】

「現時点ですでに人々は、『人間』に関するジェンダー用語を勝手に書き変える大胆不敵さを持っているのですから、今後は『神』に関するジェンダー用語さえも書き変えていくーーそういう大胆不敵さをも近い将来、発揮していくことになるのではないでしょうか…

あなたの葛藤は尊いものーー点在の世界に統一性を見い出そうとする人間の知的欣求について(by エスター・ミーク)

執筆者:エスター・L・ミーク。ペンシルベニア州ジュネーブ大学哲学科教授。ヴァン・ティル学派の前提主義、ジョン・フレームの多元遠近法(multiperspectivalism)及び、マイケル・ポランニーの暗黙知(tacit knowledge)をベースに、契約主義キリスト教認…