出口がみえない。外から内から攻寄る懐疑。信仰と疑い。内なる精神の緊張。自身を含めたあらゆるものに対する失望。「教会」の崩壊。内部分裂。不安。恐れ。
中東のテロリストたちは自分たちの隠れ家の周りを女性や子供たちで固めています。ですから仮にあなたが隠れ家を爆撃するなら、周囲にいるこういった罪なき人々も巻き添えになってしまいます。いわゆる「ソーシャル・ジャスティス・ウォーリアー(SJW)*1」型の人たちもこれと全く同じ事をしています。彼らは仮説的に「弱者」のグループを見つけ出し、これらの人々を自分たちの守護盾として利用しています。そうしながらSJWは前進を続けているのです。でも一たび彼らに異議を唱えてごらんなさい。あなたは突如として「貧しく、社会的に弱い立場に置かれている人々を抑圧する人」ということになってしまいます。ジョーダン・ピーターソン
*1:SJW とは、Social Justice Warrior(ソーシャル・ジャスティス・ウォーリアー)のそれぞれの単語の頭文字をとった略語です。「社会正義のために戦う人」「正義の味方」などの意味であり、「マイノリティー」や「社会的弱者」に対する「差別」と戦う人を指します。
「すくなくも日本の、また日本人の精神生活における思想の『継起』のパターンに関するかぎり、彼の命題はある核心をついている。新たなもの、本来異質的なものまでが過去との十全な対決なしにつぎつぎと摂取されるから、新たなものの勝利はおどろくほどに早い。過去は過去として自覚的に現在と向きあわずに、傍におしやられ、あるいは下に沈降して意識から消え『忘却』されるので、それは時あって突如として『思い出』として噴出することになる。」丸山眞男著『日本の思想』より
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