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巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

イグナティオスのローマ人への手紙【AD2世紀前半、初代教会】第5章――死の彼方を展望しつつ

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それから、第1章2章3章4章

 

第5章 死を望みつつ

 

また、私はシリアからローマの全道程において、すでに陸上でも海上でも、日夜問わず、野獣たちとの闘いに置かれており、10匹の獰猛なヒョウ(つまり、兵卒たち)に束縛されています。

 

そして彼らは私が感謝をすればするほど、ますます横柄さを増していっています。それでもこういった虐待によって、私は弟子としての訓練においてもう少し進歩することができているのかもしれません。とは言っても、それで私は義とされているわけではありません〔1コリ4:4〕。

 

ああ、自分のために用意されている本物のライオンたちを待望する者とされますように。私が切に祈るのは、彼らが私を速やかに襲うことです。私はライオンたちをけしかけます。そうすると、手だしする気概のない臆病な獣とは違い、彼らは即座に私を食いちぎるでしょう。そしてもしそれでもライオンたちが躊躇しているのなら、その時、私は力ずくで彼らをけしかけるに違いありません。

 

この点について私をお赦しください。しかし、私は自分にとって何が最善であるのか本当に知っているのです。今こそ私は弟子とされつつあり、イエス・キリストに到達すべく、――目に見えるものであれ、見えないものであれ――私は何をも求めていません。

 

おお火よ、苦しみよ、来るならこい。野獣の群れよ、来るならこい。私の骨が砕け、関節がはずれ、手足が引きちぎられるままになれ。体中が引き裂かれるなら裂かれよ。然り、サタンのありとあらゆる邪悪な拷問よ、来るならこい。ただ我をイエス・キリストに到達させたまえ!

 

原文

1 Ἀπὸ Συρίας μέχρι Ῥώμης θηριομαχῶ, διὰ γῆς καὶ θαλάσσης, νυκτὸς καὶ ἡμέρας, δεδεμένος δέκα λεοπάρδοις, ὅ ἐστιν στρατιωτικὸν τάγμα· οἳ καὶ εὐεργετούμενοι χείρους γίνονται. ἐν δὲ τοῖς ἀδικήμασιν αὐτῶν μᾶλλον μαθητεύομαι, ἀλλ ̓ οὐ παρὰ τοῦτο δεδικαίωμαι.

2 ὀναίμην τῶν θηρίων τῶν ἐμοὶ ἡτοιμασμένων καὶ εὔχομαι σύντομά μοι εὑρεθῆναι· ἃ καὶ κολακεύσω, συντόμως με καταφαγεῖν, οὐχ ὥσπερ τινῶν δειλαινόμενα οὐχ ἥψαντο. κἂν αὐτὰ δὲ ἄκοντα1 μη· θελήσῃ, ἐγὼ προσβιάσομαι.

3 συγγνώμην μοι ἔχετε· τί μοι συμφέρει, ἐγὼ γινώσκω, νῦν ἄρχομαι μαθητὴς εἶναι. μηθέν με ζηλώσαι τῶν ὁρατῶν καὶ ἀοράτων, ἵνα Ἰησοῦ Χριστοῦ ἐπιτύχω. πῦρ καὶ σταυρὸς θηρίων τε συστάσεις, ἀνατομαί, διαιρέσεις, σκορπισμοὶ ὀστέων, συγκοπὴ μελῶν, ἀλεσμοὶ ὅλου τοῦ σώματος, κακαὶ κολάσεις τοῦ διαβόλου ἐπ ̓ ἐμὲ ἐρχέσθωσαν, μόνον ἵνα Ἰησοῦ Χριστοῦ ἐπιτύχω.