巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

マリア論(Mariology)

私の辿ってきた道ーー元無神論哲学者ランダ・チェルヴィン女史の信仰行程【後篇】

【前篇】はココです。 目次 ヒルデブラント夫妻との出会い フォーダムの大学院にて ヨーロッパでの夏季講習 奇跡 転換点 永遠へのルート

刑罰代償説(penal substitution theory)に関する東方正教会内の諸見解について

目次 見解① 見解② プロテスタント内での動き 所感 参考文献

第二のイヴとキリストの人間格ーー古代教会における聖母マリアの教義展開について(by ヤロスラフ・ペリカン)

目次 初期キリスト教世界の創世記1-3章読解 イヴとマリアの比定ーー教父エイレナイオス イヴとマリア――均衡のとれた両端の開示 第二のイヴとしてのマリアーー「歴史循環説」への批判 「イエスの人間格」に躊躇するグノーシス派の認識に対する、教父たちの…

ソリ・デオ・グロリア(「ただ神にのみ栄光」)に関する省察(by ジョナサン・ディーン)

Jonathan Deane, A Salient Moment – Reflection on Soli Deo Gloria, 2009(拙訳) ジョナサン・ディーン。カリフォルニアのカルバリー・チャペルでイエス・キリストを信じる。その後、ディスペンセーション主義神学に対する疑問が生じ、カルバリー・チャペ…

遺物、聖人、そしてマリアの被昇天について(by デイビッド・アンダーズ)

“The Assumption of the Most Holy Mother of God”(Pietro Cavallini作) 目次 遺物、聖人、マリア崇敬に対するマイナス感情 最初のパンチ 一筋縄ではいかない 聖人や遺物は実は聖書的だということに気づく なぜユダヤ人たちはこのような事を信じ実践してい…

エフェソス公会議(431)及びカルケドン公会議(451)について(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

431年に開催されたエフェソス公会議(出典) 目次 全地公会議に対するプロテスタントとカトリックそれぞれの捉え方 エフェソス公会議 告白者マクシモス

「神の母」(=セオトコス)という聖母マリアの称号に関する考古学的発見と、個人的苦悩の告白

目次 「神の母」と私の苦悩 【補足資料】 「スブ・トゥウム」を記した最古の資料 参考文献

カルヴァンやツヴィングリやウェスレーは聖母マリアのことをどのように考えていたのだろう?

目次 ジャン・カルヴァン フルドリッヒ・ツヴィングリ トマス・クランマー ハインリヒ・ブリンガー ジョン・ウェスレー 参考資料

マルティン・ルターは聖母マリアのことをどのように考えていたのだろう?

「それゆえに、人々は彼女を神の母と呼ぶことにより、彼女の全栄光をこの一語に一括している。何人も彼女の偉大さについて、また彼女に対し、たとい海の砂、天の星、木や草ほどの多くの舌をもっていたとしてもーー、これより以上に言うことはできない。神の…

クリスチャン女性と「受容の心」について

19世紀後半のスコットランド人伝道者オズワルド・チェンバーズが著作の中で、自分の妻ガートルードのことに触れ、「これほどまでに受容的かつ従順で、自分を信頼してくれる妻が傍にいてくれるおかげで私は生涯を通しどれほど助けられてきたか分からない」…