2020-12-09 東方と西方の伝統派信者たちが共に直面している諸課題 キリスト教リベラリズムの諸形態 キリスト教会の大惨事―この世への迎合精神について 国家と宗教 / 政治思想 教会論 カトリックと正教――相剋、対決、そして和解への歩み 首位性(primacy)、教皇制、公会議主義 伝統 / 聖伝 www.youtube.com 東方正教会であれ、西方カトリック教会であれ、聖書および聖伝を遵守し、主イエス・キリストに忠実であろうとしている人々は、現在例外なく以下の諸問題に直面していると思います。 続きを読む
2020-12-07 「セルフ・コミュニオン」と人間疎外 キリスト論(Christology) ユーカリスト/ エウカリスチア(Eucharist) 三位一体論 使徒継承(Apostolic Succession) 典礼(Liturgy) 受肉/藉身(Incarnation) 教会論 神観・人間観・世界観・歴史観 秘跡(サクラメント) 出典 一人の人間が画面に映っている。彼女は、各自が家で自在にできる「セルフ・コミュニオン」というもののハウツーを聴衆に教えている。 彼女は自分で司祭の祝祷をし、自分で聖餐のパンを裂き、自分で口に入れ、自分で葡萄酒を領している。彼女は「個」として充足・完結している。彼女は牧師であり司祭だ。なぜなら彼女が自らそのように規定したのだから。だからそれでいい。自律した人間は自己決定することができる。そうではないだろうか。 続きを読む
2020-12-04 古(いにしえ)の福音と神秘的典礼――伝統的リトルジーを求める若者たち 典礼(Liturgy) カトリックと正教――相剋、対決、そして和解への歩み 伝統 / 聖伝 出典 目次 求道者たちは現代文化が提供できない〈なにか〉を求めている。(by ジェームズ・K・A・スミス教授) カトリック教会ミサと東方正教リトルジーに行ってみた!――ミレニアル世代オースティン君の冒険記録 続きを読む
2020-11-24 晩秋の思索 自然(nature,φυσις) 信じること、生きること、愛すること 聖トマス・アクィナス キリスト教リベラリズムの諸形態 フェミニズム批評 カトリックと正教――相剋、対決、そして和解への歩み 遠山谷の夕焼け(出典) 分断線のありかを巡って 旅路における邂逅と交差 らせん上にゆっくり進み、成長してゆく 続きを読む
2020-11-18 人間にとっての究極目的は何だろう?――『ピューリタンの祈り』と『フィロカリア』と 聖グレゴリオス・パラマス ユーカリスト/ エウカリスチア(Eucharist) 受肉/藉身(Incarnation) 東方の光(Orientale Lumen) 神の主権と人間の自由意志についての考察 神観・人間観・世界観・歴史観 秘跡(サクラメント) プロテスタンティズム 1 人生の目的問1 人間のおもな、最高の目的は、何であるか。答 人間のおもな、最高の目的は、神の栄光をあらわし、永遠に神を全く喜ぶことである。ウェストミンスター大教理問答 「神、至福な本性、すべての完全性を超える完全性、すべての善と美の創造主でありながら、善と美を超える原理。その神は、永遠の昔から、その神的原理において人間の神化(Θέωση)を決定しておられ、始めからこの目的を自分の内で考えておられたが、好機到来と思われた時に人間を創造した。」『フィロカリア』*1 *1:『フィロカリア』I巻、新世社、2007年、p. 39 続きを読む
2020-11-17 女性が「司祭」であることに対する10の反論(by 元聖公会女性司祭アリス・C・リンスリー女史) 女性司祭/女性牧師問題で悩んでいる方々へ 私の辿ってきた道(牧師、神学者、信徒の証し) 聖公会のフェミニズム問題 聖書ギリシャ語/聖書ヘブライ語 神観・人間観・世界観・歴史観 男性リーダーシップの回復 教父学(Patristics) 教会論 ユーカリスト/ エウカリスチア(Eucharist) フェミニズム批評 キリスト教リベラリズムの諸形態 キリスト教会の大惨事―この世への迎合精神について かしら性について(kephale:headship) カトリックと正教――相剋、対決、そして和解への歩み 伝統 / 聖伝 Former Female Episcopal Priest Links Women’s Ordination to LGBT Activism Alice C. Linsley, Ten Objections to Women Priests, 2019. (拙訳) 目次 女性司祭としての16年間 米国聖公会を離れる 1.教会は民主制ではありません。 2.女性叙階は同性愛アクティヴィズムに連結しています。 3.女性叙階はフェミニスト思想に根差しています。 4.女性司祭はジェンダーに関する混乱を永続させています。 5.女性司祭は聖書および聖伝の権威の拒絶を表しています。 6.女性司祭はエウカリスチア(ユーカリスト、聖餐)に関する混乱を生じさせています。 7.女性司祭は教父たちの教えに対する否認を表象しています。 8.女性叙階(叙聖)は女性ミニストリ―を害しています。 9.聖職者の女性化により、男性の教会参加が妨げられています。 10.祭壇に立つ女性の存在により、いのちと死の間の聖書的区分がぼかされています。 続きを読む