「主をお愛しになるとき、あなたは清らかです。主にお接しになるときに、あなたはもっと清らかになります。主をお受けになるとき、あなたは童貞女となられます。
主の力はひときわ強く、寛容はさらに秀で、その御顔はたいそう美しく、御愛はいっそう優しく、すべてのご好意はあまりにも優美です。今こそ、あなたは主にしっかりと抱擁されておいでになります。主は、あなたの胸を宝石で飾られ、聖徳のしるしとして黄金の冠をあなたにお授けになりました。」
アッシジの聖クララ(1193-1253)プラハのアグネスへの手紙*1
「心のかぎり小羊(キリスト)につき従うために、聖なる生命(いのち)の分け前にあずかる人は本当に幸せです。この小羊の美しさを、幸いな天使の群れは絶え間なく感嘆します。
小羊の愛情は愛を駆り立て、その観想は生気をもたらし、ご好意は満足を与え、甘美は新たに魅了し、その思い出は快く晴れやかにし、その香りは死者をよみがえらせ、その栄えあるお姿は天のエルサレムの全住民を幸せにするでしょう。
この小羊は、『永遠の栄光の輝き、尽きない光のきらめき、また、曇りない鏡』なのですから。この鏡の中を日ごとにお眺めなさい。ああ、王妃、イエス・キリストの浄配よ。あなたはまた、この鏡の中で、ご自分のお顔をじっくりご覧なさい。そこに見えるあなたは、内も外もたいそう着飾っておられます。この鏡の中には、幸いな貧しさ、聖なる謙遜、そして言い尽くせない愛が映し出されています。」*2