「わが憐みなる神よ、御身を呼び求めたてまつる。あなたは私を造り、あなたを忘れていたときにも、その私をお忘れにならなかった。あなたを心のうちに招じ入れたてまつる。
心が熱望をもってあなたをお迎えするように、心を準備してくださるのはあなたである。熱望を心にふきこんでくださるのもあなたである。いま、御身を呼び求める私を見捨てたもうな。あなたは、呼び求めるものより先に来たりたまい、さまざまな声でくりかえしくりかえし、遠くからその声を聞き、むきかえり、自分を呼びもとめていられるあなたを呼びもとめるように、私に迫りたもうた。」ーーアウグスティヌスの『告白』第13巻1章より
目次
- 永続性の根底にあるもの
- アウグスティヌスの「現実」
- ルターの場合
- キルケゴールの場合
- 永遠から現代凝視を
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