目次
- トゥルーマン教授の微妙な位置
- ルターの信仰義認論、「パウロ研究による新しい視点」
- 聖書の正典問題
- 「教皇制のプラグマティズム」
- 宗教改革者たちとトマス・アクィナス
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迷い子たち
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「御子の十字架は、あらゆる側面において、あらゆる痛みにおいて、母なる心を刺し通す両刃の剣となります。両者の悶絶は等しく計り知れないものです。唯一の違いは、動的にして、自発的、そして自ら進んでの御子の受容が、母においては静的、不可避的な共受容(co-acceptance)となったことです。」パリの聖マリヤ*1*2
*1:Skobtsova, Essential Writings, 68.
*2:パリの聖マリヤ。
1891年ラトヴィア生まれ。ロシア革命時に亡命。亡命者、貧しい者、孤独な者に奉仕。第二次世界大戦時にはナチス占領下のフランスで、ユダヤ人達を助け続けたが、ついにゲシュタポに捕えられる。ラーフェンスブリュック強制収容所に送られ、1945年、ガス室にて殺害された。2004年、コンスタンディヌーポリ総主教庁の聖シノドにより列聖。記憶日は7月20日。参照。