巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

「アンダーソン型」病理の分析と治癒

「アンダーソン型」病理を対岸の火事視していいのだろうか?

 

独立バプテスト教会のスティーブン・アンダーソン牧師の教説をマイケル・ロフトン師が分析しています。

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嗚呼、ビザンティン・カトリック教会!

前記事〕からの続きです。

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目次

  • 御父のモナルキア
  • ある神学生の苦悶の告白
  • 友に電話し打ち明ける。
  • おわりに

 

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ビザンティン・カトリシズムは「包括的」?それとも「トリッキー」?【さあ、フィリオクェ問題に取り掛かろう!】

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ふぅ~、いろいろ大変だね。

 

目次

  • はじめに
  • 東方典礼カトリック教会とはどんな教会?
  • Ορθοδοξίαの語用やフィリオクェ問題を通し、ビザンティン・カトリシズムの「微妙さ」を痛感!
  • 困ったなぁ
  • マヌエル・ニン主教の元を訪れる。
  • 正教修道院を訪れる。

 

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友愛と孤高

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昨晩、仲の良い友人からメッセージが入りました。彼女は今、数週間にわたって、ある修道院でのリトリートに参加しており、数年間の探求と祈りの末、「私、ついにローマ・カトリックに改宗しつつあると思う。それは確実に起こると思う。」という厳かな決断の意をシェアしてくれました。

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革命ーー社会主義『ドストエフスキーの世界観』(by ニコライ・ベルジャーエフ)

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ベルジャーエフ著作集第二巻『ドストエフスキーの世界観』(斎藤栄治訳)白水社より一部抜粋

 

ドストエフスキーは、天才的な透視的眼光をもって、きたるべきロシア革命の、おそらくはまた世界革命の理念的基礎と性格とを悟った。彼は、言葉の最も真実の意味におけるロシア革命の告知者、予言者である。

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脱藩浪女(dappan wanderer)

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杜若(かきつばた)の花が一面に咲いている。

ーー葛飾北斎、三河の八ツ橋の古図(出典

 

現在の自分の信仰的立ち位置をどのように言い表せばよいのだろうと考えていて、ふいに「脱藩浪人」ならぬ「脱藩浪女(dappan wanderer)」という言葉を思いつき、心なしかホッとした気持ちになりました。

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ジョージ・オーウェルと『1984年』ーーいかにして自由は死に絶えていくのか

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《刑務所の中庭(囚人の運動:ドレを模して)》。画家のフィンセント・ファン・ゴッホ によって制作された作品。制作年は1890年から1890年。出典

 

目次

  • ジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984年』
  • 集産主義(collectivism)
    • 民主社会主義(democratic socialism)
    • 少数独裁制集産主義(oligarchical collectivism)
  • 快楽主義(hedonism)

 

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