巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

教会的理神論(ecclesial deism)ーープロテスタンティズムの努力とジレンマ(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

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人々は常に聖書の真理に立ち返ろうと真剣だった。おお神よ、私たちを憐れみ給え!ーー19世紀のストーン・キャンベル運動(出典

 

目次

  • はじめに
  • 教会の可視性と不可視性に関するプロテスタントの見方
  • 教会史における過去の諸変化をどのように捉えるか
  • 聖書復帰/回復運動(Restoration Movement)
  • カルヴァン主義陣営内ではどうか
  • チャールズ・ホッジの努力
  • ホッジの一番目の区分ーー「外なる教会」と「内なる教会」
  • ホッジの二番目の区分ーー「部分的背教」と「完全背教」

 

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「全能なる神は、伝統的キリスト教会の中に『恒久的に』ヘブル的ルーツを植えてくださっているため、『回復』のための新運動はそもそも必要ない。」ーーユダヤ人キリスト者たちの証言

 

新使徒運動アライズ5ネットワーク指導者であるロナルド・サーカ師は、20世紀後半に起こったNAR(新使徒改革)により、キリスト教会がついに再びヘブル的ルーツに結び合わされることになったと述べ、次のように言っています。

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「自然」について(G・K・チェスタトン)

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あらゆる汎神論、進化論、現代宇宙宗教の根底にあるものは、次の命題である。ーー「自然は、われらのである。」

しかし残念ながら、自然を母だと思っている人は、後々、彼女が実は継母であったことに気づくであろう。

 

― G.K. Chesterton, Orthodoxy

「私の主人には神様からの召命がありません。そんな夫にどうやって従っていけるというのでしょう?」ーーエープリル・カスィディ姉の奮闘記【総集編】

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出典

 

目次

  • はじめにーーエープリル・カスィディ姉妹について
  • 「私の主人には神様からの召命がありません。そんな夫にどうやって従っていけるというのでしょう?」
  • 「ああ、主人がもっと私と一緒に祈ってくれたらいいのに、、、」
  • 私たち姉妹の「Ministry」の優先順位No.1は自分の夫!
  • 完全なる心の入れ替えーー祈りのベールと夫への恭順
  • 祈りのベールを始めるまでの葛藤、模索、そして実践後の祝福について

 

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公同性(catholicity)を追及しながらもプロテスタント(改革派)の伝統内にとどまり続ける道はありますか?【カルヴィン・カレッジのジェームス・K・A・スミス教授に質問してみました!】

St Clement's Church, Roghadal, Isle of Harris (Foto: Les Hull, Wikimedia Commons)

St Clement’s Church, Roghadal, Isle of Harris(ゲール語、詩篇歌、16世紀宗教改革、スコットランド、ジョン・ノックス、清教徒)出典

 

ポスト原理主義者である若いエヴァンジェリカルの若者たちの前には現在、大きく分けて二つの道が開かれている、とジェームス・K・A・スミス教授は言います。

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