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巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

人間のささやかな哲理は、汝から洩れてくる木漏れ日にすぎません。(アルフレッド・テニソンの信仰詩)

詩・祈り・エッセー 知ることについて(epistemology)

Our little systems have their day;

They have their day and cease to be:

They are but broken lights of thee,

And thou, O Lord, art more than they.

 

私たちのささやかな哲理が、時としてもて囃(はや)されます。

確かに、もて囃されはしますが、たちまち消えてゆきます。

こういった哲理は、汝から洩れてくる木漏れ日なのです。

光の源である汝とは到底比べものにはならないのです。

 

私たちはただ信じるだけで、汝を知ることはできません。

人間の知識は、見えるものについての知識なのですから。

それでも、知識が汝からの賜物であり、暗黒の中の光であることは

確かなのです。この知識を大いならしめてください。

 

そうです。この知識をいやましに大いならしめるとともに、

それにもまして、畏敬の念を大いならしめてください。

やがて、私たちの心と魂が、知識と信仰が調和し、

昔のように一つの調べを奏することができますように。

 

否、昔よりもっと大いなる調べを奏することができますように。

私たち哀れな愚者は、畏れることを忘れ、汝を嘲るのです。

主よ、愚かなる私たちを助け、心驕れるこの世界を助け、

汝の光に浴することを得さしめ給え―光なる主よ!

 

Alfred Tennyson (1809-92), Prologue to In Memoriam

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テニソンのこの深い詩は、讃美歌にもなりました。(第275番「つよき神の子」)

3 知識はうつり すたりゆけど、

ただ信仰こそ とこしえなれ、

ひとの知識は 君のひかり

ほのかに映す ひらめきのみ。

4 知識の増すに いやまさりて

うやまう心 深まりゆき、

こころと魂(たま)と ひとつに合う

たえなる調べ かなでよかし。