イエスさま、
わが内なる庭園に通じる鍵は、
ただあなただけが持っておられます。
それは秘められ、
神秘のヴェールで覆われ、
外の世界に対し固く閉ざされた花園であり、
あなたを慕う乙女のこころで満ちています。
「ほんとうに、私は主のはしためです。
どうぞ、あなたのおことばどおり、この身に
なりますように。」(ルカ1:38)
おお、聖霊によって一人の乙女の胎に、
人類の救い主、神の子イエスが宿るとは!
そして今や、
神の至聖所に至る道が私たちに開かれ、
土の器にすぎない人間が、
聖霊のご臨在される
ναος(naos, 宮)に造りかえられたとは!
秘められたこの庭園の中で、
乙女たちはあなたと親しく愛のことばを交わします。
もはや永遠にしぼむことのない花々が
いっせいに顔を上げ、
麗しいこのお方に向かい
喜びの讃歌をささげています。
内なる花園ー。
それは魂と天の花婿との間に絶え間なく交わされる
〈われ〉〈なんじ〉の呼びかけ合い、
愛の対話であり、
甘美な霊の交わりなのです。