一人静 樵夫の道も絶えにけり 谷 迪子
ひとりしずか(一人静;吉野静;まゆはき草)は、低山地や傾斜面の木陰などに咲くセンリョウ科の多年草の花です。上の俳句からは、もはや樵(きこり)の道さえなく、辺り一面しーんと静まり返った森の空気が伝わってきます。
Σιγή(sigé, 静寂、沈黙;1コリ14:34)、 ἡσυχία(hésuchia, 静けさ、静穏、落ち着き;1テモ2:11-12)といった名詞やその動詞形が、私たちクリスチャン女性のあり方を表象するものとして聖書の中で用いられているのは、とても奥ゆかしいことではないかと思います。御霊に満たされた静謐さは、その沈黙により、彼女の愛する創造主の美しさをこの世に証していると思います。
驚異に満ち 上を仰ぐ。
天に開きし戸を。
御座についておられる御方を。
おおキリスト、われらが王、われらが主
汝を崇めます。