巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

わが魂は悲しみ、絶望しています。(ウィリアム・クーパーの信仰詩)

 

わが魂は悲しみ、絶望しています。

主よ、見てください。わが敵どもが

どんなにか大勢で押し寄せてきているかを。

彼らは恐ろしい破壊者(Apollyon)を頭に、

わが天路巡礼の路に立ちふさがり、攻め入ろうとしています。

 

見てください、灼熱の池から

どす黒い煙が立ち昇っています。

彼らは爆音と共にわが魂を激しく揺さぶり、

冒涜や偽りの言葉が四方に吹き荒れています。

 

彼らの容赦ない毒矢は、

呻き涙するわが心を射てきます。

矢は火花を散らしつつ、尚もそこに

有り余る燃料を見い出しているのです。

 

主を中傷するような心の思いを私は憎みます。

おお、渾身の力を込め、私はそれをわが胸から締め出します。

ーー汝ご自身の鋭い両刃の剣をもって。

東が西からはるか遠く離れているように、私をそれを捨て去ります!

 

主よ、来てください!

残酷なこの軍勢を一掃してくださり、

私が受けた深い傷口を癒してください!

そして、私がくじかれ、汝が悲嘆に暮れていると

暗闇の権勢に決して誇らせないでください。

 

William Cowper, My soul is sad and much dismayed, 1779(私訳)

言葉にならない魂の嘆きと慟哭が人の内で溶け合い、やがて旋律を伴った祈りとなって天に上げられていきます。

 

 

ゲール語 詩篇歌62篇

詩篇62篇

1 私のたましいは黙って、ただ神を待ち望む。私の救いは神から来る。

2 神こそ、わが岩。わが救い。わがやぐら。私は決して、ゆるがされない。

3 おまえたちは、いつまでひとりの人を襲うのか。おまえたちはこぞって打ち殺そうとしている。あたかも、傾いた城壁か、ぐらつく石垣のように。

4 まことに、彼らは彼を高い地位から突き落とそうとたくらんでいる。彼らは偽りを好み、口では祝福し、心の中ではのろう。セラ

5 私のたましいは黙って、ただ神を待ち望む。私の望みは神から来るからだ。

 

ロシア語「おおわが魂よ、主を讃美せよ」