彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、主は彼らをその悩みから救い出された。
主があらしを静められると、海の波は穏やかになった。
こうして彼らは波の静まったのを喜び、主は彼らをその望む港へと導かれた。(詩篇107:28-30)
わがいのちの神、汝に呼ばわり、
苦悶のうちに汝の足元にすがりつきます。
大波が襲うとき、おお主よ、
どうか、震えるわが心が壊れてしまうことのないよう
助けてください。
友なき者、ひしがれる者の友、
汝以外の誰に、わが深い嘆きを打ち明けられましょう。
汝の扉は、無力でまずしい者たちにたえず開かれています。
かつて嘆き悲しむ者が汝に嘆願し、
その願いがきかれなかったためしがあるでしょうか。
あなたの御言葉は堅く定まっており、それゆえに、
汝の御顔を求める者が失望に終わらされたことはありません。
耐えることのできないような大きな悲しみに遭った時、
その時も、汝は私の祈りに答えてくださいました。
そうです、あらゆる重荷の下にあって、汝は私を支えて
くださいます。
まことに私は良い嗣業を得ました。
私にはまことの仲介者がいるからです。
私はまずしく、忌み嫌われ、人々から忘れ去られた者です。
しかし主、わが神よ、汝は私をお忘れにならず、
この者を守り、弁護してくださいます!
William Cowper (1731-1800), Looking Upwards in a Storm(私訳)
ウィリアム・クーパー