クリスチャンは苦難や死に対しどのような態度をとるべきか?――殉教者キプリアヌスの手紙【3世紀、カルタゴ】①

キプリアヌス(引用元) 訳者はしがき 3世紀の半ば、非常に激しい疫病が北アフリカ全地域を襲い――クリスチャン、異邦人の違いに関わらず――、何千何万という人命が失われていきました。ある地域では、死者の数が生存者のそれを上回るほどでした。地獄のようなこの惨事を前に、ある人々は終末が近いと考えました。また多く…