巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

日々死にゆくように生を生くるなら、我々は罪を犯そうとはしないだろう。—聖大アントニウス(3世紀)

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出典

 

Μέγας Αντώνιος, Ευεργετινός Α΄, σελ. 58(拙訳)

 

 「日々死にゆくように生を生くるなら、我々は罪を犯そうとはしないだろう。毎朝、目を覚ましたら、その日の夕はないだろうと思いなさい。そして夜、床に就く際にはもはや目を覚ますことはないだろうと思いなさい。

 なぜなら我々の生涯の期間はその本質において不可知であり、日々、神の摂理によって測られているのだから。そのように考え生きるなら、罪を犯そうとは思わないだろう。何かを渇望することももはやないだろう。誰かに向かって腹を立てることもないだろう。そして地上に宝を蓄えようともくろむこともないだろう。

 日々、死を待つ身であることを自覚しているのなら、あらゆることに対し我々はすべての人を許すだろう。」

聖大アントニウス、3世紀、砂漠の教父

 

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