巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

光なる主よ、沈鬱なる闇のただ中で、私をやさしく導いてください。(ジョン・ヘンリー・ニューマンの信仰詩)

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出典

 

光なる主よ、沈鬱なる闇のただ中で、私をやさしく導いてください。

どうか導いてください。

 

夜の闇は深く、私は故郷から遠く離れています。

どうか導いてください。

 

わが弱き足を支えてください。

行く末遠くを見るに及びません。ただ一歩を照らしてくださればそれで十分です。

 

かつての自分はこうではありませんでした。

「主よ、導き給え」と祈ったこともありませんでした。

 

わが行かんとする道を自分で選んでいました。

しかし今、祈ります。主よ、導いてくださいと。

 

かつての自分は華やかな日々を愛し、内心慄(おのの)きつつも

わが思いは驕りに溺れていました。

おお主よ、わが過去を思い出さないでください。

 

永きに渡り、汝の御力により私は恵みを受けてきました。

そしてこれから後も

汝は必ずや私を導いてくださいます。

 

深き沼と沢をこえ、険しき岩山と奔流をこえ、

闇夜の明けるまで、汝の導きにより私は生きます。

 

そして、とこ世のあさに目を覚ますその時、

しばしの間失いし あの愛しい者たちが

天使のような笑みをたたえ、

御国に私を迎えてくれるでしょう。

 

John Henry Newman, Lead, kindly Light, amid the encircling gloom, 1833(拙訳)