遠いところから朋友たちが訪れてきてくれる。
愛しい友だち、私の「庭」でどうぞゆっくりくつろいでいってください。
私は、この庭に、友たちのためのじゅうぶんな ‟スペース” があることを望みたい。あれこれ試行錯誤しても大丈夫なスペース。突進して転んでしまっても大丈夫なスペース。間違ってしまうことが許されるスペース。迷い放浪することが許されるスペース。日頃、重い肩書と立場を持つ友が、たとい一時の間だけでも、ちょっと‟外れたこと”を模索したり探索したりすることができるような、そんな実験に満ちたスペース。
ここは国境ぞいの村。だからいろんな旅びとやキャラバンが西からも東からも行き交い、交差する。私は、ささやかなこの「庭」が、異世界の旅びとたちの出会いの場となればと願う。
大切な友。私はあなたをwhatやwhichのピンで固定された静画ではなく、howやwhyの問いの中でーー主の御手の中でーー瞬間瞬間、‟動いている” 存在として慈しみたいと思う。
今日も遠くから来てくれてありがとう。