巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

永遠に、ただ一途に、そしてすべてを汝のために!(フランシス・ハヴァーガルの信仰詩)

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ヘブル12:14b

聖められることを追い求めなさい。聖くなければ、だれも主を見ることができません。

διώκετε,,τὸν ἁγιασμόν, οὗ χωρὶς οὐδεὶς ὄψεται τὸν κύριον·

 

I.  イエスのために聖め別たれる!

この事実だけで十分ではないでしょうか?

――たとえ、わびしく、ごつごつした荒れ野が

目の前に待ち受けているとしても。

 

イエスの喜びのために聖め別たれる。

主の歓びのために選ばれ、

ご自身の格別な宝として封印を押された!

ああ これほど崇高な喜びがまたとあるでしょうか。

 

II. イエスにお仕えするために聖め別たれる。

光の奉仕者として、昼も夜も 待ち焦がれながら

御前に立ちます。

 

主の御働きのために選ばれた者。

イエスが望んでおられるのは、「お仕えしたい」という私たちの心。

天の御使いたちのように、このお方の望まれることを

迅速に 喜んで なしていく。

 

III.  イエスを讃えるために聖め別たれる。そう、このために!

御使いたちと共に 主を崇める幸い。

ああ これ以上の至福はあるかしら?

 

ゆっくりと でも明瞭な音につつまれて 前奏曲が始まる。

孤とした音調から 共に集いし合唱へ。

賛美の斉唱は 全地に響き渡り、宇宙もそれに耳かたぶける。

 

IV. イエスを愛するために聖め別たれる。

そして主の愛を知るために!

はかなく むなしい見世物に 

愛情をむだに費やすことのないように。

私たちは召された。――この方にいのちと真心をお捧げするため、

 

そして隠し持っていた宝を ことごとく御手に献じるために。

おお なんという恵み、なんという聖別!

 

V.  永遠にイエスと結ばれるために 聖め別たれる。

このお方のためだけに!

おお この召しは、なんと栄光に満ちていることでしょう。

恐れることなく 聖なるこの分離を受け入れます。

 

ごらんなさい。今や 主なる神の聖別の冠が

あなたの上に置かれています!

 

Frances Ridley Havergal, Kept for the Master's Use, chapter XII, "Our selves kept for Jesus," (私訳)

 

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 神様がなさることは何であれ、それは永遠に残るものです。ですから私たちは喜びの内にこのように言うことができます。「とこしえに ‘ever’」、「ただ一途に ‘only’」そして「すべてを汝のために! ‘all for Thee’」と。