野営のハンモックに腰かけていたら、
いつの間にか 眠りに落ちてしまったらしい。
私は夢をみた。
横をみると、知らぬ間に
もう一つハンモックがかけてあって、
そこに旧友が横たわり、
静かに星空を見上げていたのだ。
おだやかな夜だった。
私たちの間に 会話はなかった。
互が そこにいること、
それを感じるだけで じゅうぶんだった。
空を天井にして
私たちは共有されたひとつの対象を
みつめ、見上げていた。
喜び、かなしみ、嘆き すべてが、
互の間に深く行き交い、そして 最愛の主の中に
しずかに立ち昇ってゆく。
さあ、また往かねば。
親愛なる友よ、キリストにある朋友よ、
あなたの存在を ありがとう。