巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

解釈をどうするか

「この聖書テキストには果して『意味』があるのだろうか?」ーーケヴィン・ヴァン・フーザーの著書レビュー(by ヴェルン・ポイスレス、ウェストミンスター神学校)

Vern Poythress, Review of Kevin Vanhoozer’s Is There A Meaning In This Text? in Westminster Theological Journal 61/1 (1999) 125-28. (拙訳)

聖書に取り組む際、私たちは自らの持つ「諸前提」をどうすればいいのか?(by D・A・カーソン、トリニティー神学校)

目次 前提的および歴史的誤謬 新解釈(New Hermeneutic)の影響 疎隔(distanciation)の必要性 まとめ

アンソニー・C・ティーセルトン著『二つの地平』の書評(by ヴェルン・ポイスレス、ウェストミンスター神学校)

地平 Vern S. Poythress, Review of Thiselton on the Two Horizons, Westminster Theological Journal 43/1 (fall 1980): 178-180. 著者名:Anthony C. Thiselton 書名:The Two Horizons. New Testament Hermeneutics and Philosophical Description with …

聖書信仰のクリスチャンは、ソシュールの構造言語学をどのように評価すべき?(by ヴェルン・ポイスレス)【大学生の皆さんへの応援記事】

目次 訳者はしがき 〔記事①〕20世紀における思想の一大転換の流れを掴む 「歴史」から「構造」へ 文化的変遷 構造の研究 旧き挑戦、そして新しき挑戦 〔記事②〕ソシュールの構造言語学について 構造言語学における単純化 フェルディナンド・ソシュール(Fe…

組織神学で使われている「術語」は、ほとんど常に一通り以上の定義づけが可能であり、各術語は、それを含む素性の中で「選択的」である。(by ヴェルン・ポイスレス)

目次 「術語」 術語としての "faith"の例 一つの錯覚

今日の神学の状況(by ミラード・エリクソン)

目次(小見出しは管理人が任意に作成したものです。) 今日の神学の状況 神学の短命化 偉大な神学学派自体の消滅 神学的巨匠の不在 なぜ近年、組織神学に携わりにくい知的雰囲気が広がりつつあるのか? 行動科学の影響の増大 グローバリゼーションの傾向 時…

聖書のどの語も、組織神学で使われている「術語」と100%イコールではない。(by ヴェルン・ポイスレス)

目次 聖書の中の言葉と「術語」 実例①チャールズ・ホッジ 実例②ヘリット・コルネーリス・ベルカウワー 人間言語と神のご配慮

なぜ聖書を真剣に学ぶ人々は、自分の使う言葉や用語について意識的になる必要があるのか?(by ヴェルン・ポイスレス)

目次 言語は、世界に対し100%透明というわけではない ジェームズ・バーの挙げている6つの代表的誤謬 実例①ルイス・ベルコフ 実例②カール・バルト

私がクリスチャンの教理論争史を愛しんでいる理由――Exclusive Psalmody Debateの事例から【キリスト礼拝の本質を考える】

私は、クリスチャンの教理論争史にとても興味があり、それらの文献を読むのが好きです。そして今日はみなさんに、私がなぜExclusive Psalmody Debate(礼拝時に詩篇歌だけを歌うべきか否かの論争)を愛しているのか、その理由をお分かち合いしたいと思います…