巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

三位一体と聖伝(Tradition)(by セラフィム・ハミルトン師)

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Seraphim Hamilton, Trinity and Tradition, Apologia Pro Ortho Doxa (拙訳)

 

 

スタニロエ神父は、超自然的な啓示の三つの源――教会、聖書、聖伝――について語っています。私はこれらを御父、御子、御霊(聖神)と関連づけたいと思います。

 

教会は、聖書と聖伝両方の担い手であり、教会は常に聖伝の中で聖書を通しエネルゲイアを与えています。同じことが御父、御子、御霊にも当てはまります。御子と御霊は、聖エイレナイオスが教示しているように、御父の「二つの手」です。エネルゲイア的発出(energetic procession)を理解することにより、聖書と聖伝の関係がより明確にされるでしょう。

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フェミニズムのキリスト論(by ペリー・ロビンソン師)

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目次

  • はじめに
  • ディアコネス(deaconesses)と女性助祭(female deacons)
  • 「機能(function)」や「能力」に訴える議論
  • かしら性(headship)
  • 「ジェンダー」と「性別」
  • 「なぜセオトコス(聖母マリア)は男性ではあり得なかったのか」
  • 司祭職の男性限定性を「受肉」に基づいて取り扱うことはできない?!
  • 論より証拠――伝統の意義――
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ハーバード大、史上初の無神論者チャプレン選出。(by ロバート・バロン司教)

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Robert Barron, Catholic bishop: Harvard jumped the shark with atheist ‘chaplain,’ New York Post, Aug, 2021(拙訳)

 

ハーバード大学が史上初の無神論者のチャプレンを選出したというニュースがたった今飛び込んできました。「えっ、無神論者のチャプレン?!」 そう、その通り。ヒューマニスト・ラビと自称するグレッグ・エプシュタイン氏が、アイビーリーグ宗教諸団体のチャプレン長に選ばれたのです。

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祭司職と男性性(masculinity)(by ステファン・デ・ヤング神父)

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Fr. Stephen De Young, Priesthood and Masculinity, The Whole Counsel, 2018(拙訳)

 

 

聖書における祭司職(priesthood)のテーマは、最初期の段階から始まっています。 創世記の最初の11章は、周囲の国々の文献や伝統を大いに参考にしていますが、そこに見られる異教的なテーマは常に変更され、場合によっては反転しています。

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教会の「女司祭」?(by C・S・ルイス、1948年)

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C.S. Lewis, Priestesses in the Church?(拙訳)

 

「舞踏会だってもっとちがった様式ならとてもいいと思うわ。」キャロライン・ビングリー嬢は言った。「舞踏会のふつうのやりかたは退屈でがまんができないほどよ。踊りのかわりに会話を主にするものならもっと合理的だけどね。」

 

「それはずっと合理的だろうね。」兄は答えた。「しかしそれではあまり舞踏会らしくないではないか。」

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「引かれるべき一線」――女性叙階問題とキリスト論、そして教会の危機(by ペリー・ロビンソン師)

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(25th Anniversary of the Ordination of Women to the Priesthood - Diocese of London)

 

目次

  • 女性叙階問題とキリスト論(by ペリー・ロビンソン師)
  • 「引かれるべき一線」(by ペリー・ロビンソン師)
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