巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

聖いカトリック教会はもうどこにもないのだろうか?ーー修道女ロックバンド、教会の俗化、そして求道者たちの叫び

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修道女たちのロックバンド「シエルバス」(Siervas)出典

 

「ロック音楽は、本源的で抑えがたい初歩的情念の表現である。ロックの祝祭において、それはカルト的性格ーー一種の礼拝形態ーーを帯び、キリスト教礼拝に真っ向から対立している。人々は、群衆の一部になるという経験や、リズム、騒音、特別な照明効果からもたらされる感情的ショックにより、いわゆる‟自己からの解放”を味わおうとしている。しかし、あらゆる自己防衛機能を取っ払うことによって得られる恍惚状態のただ中にあって、参加者たちは、下へと沈んでいく。ーーそう、宇宙の初歩的エネルギーの下に。」教皇ベネディクト十六世*1

*2*3

 

キリスト新聞 2019年1月22日付

チリ、日本、エクアドル、中国、コスタリカ出身の若手修道女たちのロックバンド「シエルバス」(Siervas)が、動画投稿サイトYouTubeや音楽サービスのSpotify、iTunesでヒット曲を飛ばし、人気を呼んでいる。

 

 

今年の1月22日から27日までパナマで行われる「世界青年の日*4」(WYD=ワールドユースデー)パナマ大会でも、シエルバスは再び教皇フランシスコを前に演奏すると報じられている。カトリック宇部教会(山口県宇部市)の主任司祭である片柳弘史神父は、1月19日、ツイッターでシエルバスに言及し、「修道服をまとったシスターたちの、魂を揺さぶるロックな演奏、最高です\(^o^)/」と絶賛した。*5

 

AFP BBニュース 2019年1月18日付

「これは、福音の教えを伝え、私たちの強さを示す新しい手段です」とメンバーの一人、シスター・イボンヌ(Sister Ivonne、37)は話す。「つまり、ロックは私たちが好きな音楽で、私たちがどういう人間かについて多くを表現してくれるのです。」シエルバスはキャッチーなキリスト教の歌を演奏する。メロディーだけを聞けば、音楽シーンの中心で活躍するロックバンドとほとんど変わらない。*6 

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問いかけ

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エレキギターをかき鳴らし、ストロボ・ライトの下にロックンロールするリジューの聖テレーズの姿をあなたは想像できるだろうか?ロック・バンドを組み、‟キャッチーなキリスト教の歌” を熱唱する聖母マリアの姿をあなたは想像できるだろうか?

 

聖なる神に仕えるしもべとしてのあなたの良心は、‟魂を揺さぶるロックな演奏、最高です” と果たして公言できるだろうか。道を求め彷徨っている真摯な魂たちは、本来聖いキリストの像であるはずの司祭の口から出されるそのような発言につまずき、天の門を閉ざされてしまわないだろうか。

 

カトリック教会というのは本来、御霊の臨在されるいとも聖い神聖なる場所ではないのだろうか。それともそのカトリック教会はもう終わってしまったのだろうか。私たちは生きる希望をどこか他の場所に見い出さなければならないのだろうか。誰か私の叫びに答えてほしい。

 

あゝ今、私たちが見聞きしていることは、本当に現実なのだろうか。教会2000年の歴史の中で、かくまでに善悪・正誤が逆転し、倫理性や聖性が崩壊した時期はかつて存在しただろうか。聖ピオ十世が今、生きていたら、何とおっしゃっていただろう。主よ、憐みたまえ。背教のこの時代の悪夢からわれわれを救い出し給え。

 

ー終わりー

 

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*1:

*2:ビートルズは既に「僕たちの音楽は、情緒不安、行動障害、反抗、革命さえ起こすことができる」と語りました。ロックのリズムが、自然の身体リズムと根本的に一致していないということは、医学的にも証明されています。ベース・ギターの低周波振動と、ドラムの追い立てるような拍子は、男女両性の性反応をコントロールするホルモンを生産する脳下垂体腺に直接作用し、ロック・ミュージックの絶え間ないビートは、脳に過度の不調和を引き起こします。最終的には、ホルモンが過剰生産され、それによって道徳的抑制力が低下したり、あるいは全く無くなってしまいます。

 ロックコンサートやディスコでのストロボ・ライトがこれに相乗効果を加えます。これによってあらゆる道徳観の壁が壊され、人は識別力を無くして、なすがままになってしまうのです。絶え間なく変化する色彩と明度は、感覚喪失の原因となり、生まれながらの反射能力を妨げます。毎秒6-7回も光と闇が交互に出現すれば、深さに対する知覚作用が妨げられるには十分なのです。毎秒26回に達すると、脳のアルファ波が刺激されて、集中力が低下します。光と闇がこれよりも速い速度で長時間交互に変わると、感覚のコントロールが完全にできなくなるのです。ですから、ロック・ミュージックと照明との相乗効果は、『正気に対する暴力』と言っても過言ではありません。」マザー・バジレア著『ロックはどこから?』2章「ロックミュージックの本質と結末」より一部抜粋

*3:ロックは、心臓の鼓動の持つ自然なリズムと全く逆のリズムをとるため、聴く者の内臓を打ち、繰り返しの反復によって脳にそれが叩き込まれるのです。人間が苦痛を感ずる音量は約100デジベルからであるといわれます。ロックコンサートにおけるエレキギターの音は約190デジベルもあるので、苦痛に感ずるほどうるさい音なのです。

  絶えず激しく律動するビートは、高いボリュームで長時間続けられると、いつしか催眠術的な効果が生じてきます。どうしてかというと、神経組織が高音で繰り返し襲われるので、通常の聴覚がマヒしてしまうからです。そうすると超越瞑想のようになって、音楽が醸し出すイメージと歌詞のメッセージに対する深い被暗示性が生まれてくるのです。この状態になると、人々は音楽の持つメッセージとイメージをまともに受け入れてしまいます。その場に、目もくらむようなレーザー光線やスクリーンに映し出されるデモーニッシュな映像があれば、乾いた土が水をまたたく間に吸収するように心の中にしみ込んでしまうのです。「ロック音楽が恐ろしい本当の理由」より抜粋

*4:

*5:

*6: