巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

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フリーメーソン、教皇フランシスコの降誕祭メッセージに感謝の意を表明。

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出典

 

OnePeterFive, Freemasons Thank Francis for his Christmas Message, Jan. 2019(全訳)

 

2017年、OnePeterFive編集陣は、三部構成による連載論考を記し、教皇フランシスコの選出以来、彼がフリーメーソンから受けてきたあらゆる種類の支持について検証しました。

 

そうした上で、266代目の現教皇に対するさまざまなフリーメーソン、そしてロッジからの公的支持を示す62もの実例を提示しました。ーーこれは一世紀前にはまず考えられなかった現象です。

 

今日、イタリア人ジャーナリスト、アルド・マリア・ヴァリ氏の調査結果を参考に、私たちは、スペインのフリーメーソン、グランド・オリエント・ロッジからの新しい実例を提示しようと思います。

 

このロッジは、教皇フランシスコの2018年降誕祭メッセージを絶賛しています。教皇はこの中で、「あらゆる国と文化の人々の間」、「異なる考えを持った、しかし互いに尊重し、耳を傾け合える人々の間」「異なる宗教を持った人々の間」の「兄弟愛への祈願」を表明しています。

 

このメッセージを、スペインのフリーメーソンは、彼ら自身の諸価値と親和するものとして受け取りました。(本来なら、教会の諸理念とフリーメーソンの諸理念の間には長年に渡る反目があるにも拘らず、です。)以下、アルド氏の記事(イタリア語原文)を全文翻訳掲載いたします。

 

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全世界のフリーメーソンから 教皇フランシスコへの感謝の辞(by アルド・マリア・ヴァリ)

 

スペインのフリーメーソンが教皇フランシスコに書き送った書簡は、興奮と感謝に満ち溢れており、彼らは次のように記しています。「全世界のフリーメーソンは、‟異なる宗教を持った人々の間の兄弟愛”を願う教皇聖下の嘆願に、一致団結し支持を表明しています。」

 

この書簡を、スペインのグランド・ロッジはツィート上に再送信した上で、教皇の降誕祭メッセージの諸見解と、彼らの諸見解がいかに調和・一致しているかを強調しつつ次のように書いています。

 

 「ヴァチカンの中心ロッジアからなされた降誕祭メッセージの中で、教皇フランシスコはあらゆる人間の間の普遍的兄弟愛の勝利を訴えました。教皇は次のように述べています。

 『こうしたことから、わたしのクリスマスのお祝いの言葉は、兄弟愛を願うものです。それは、あらゆる国と文化の人々の間の兄弟愛。異なる考えを持った、しかし互いに尊重し、耳を傾け合える人々の間の兄弟愛。異なる宗教を持った人々の間の兄弟愛です。

 イエスは、神の御顔を、それを求めるすべての人に啓示されるために来られました。そして、神の御顔は、一つの人間の顔の中に表されました。天使の中にではなく、ある時代の、ある場所に生まれた、一人の人間の中に現れました。こうして、その受肉をもって、神の御子は、救いは愛や、受け入れ、実に様々な民族・言語・文化を共有するわたしたち、この哀れな人類への尊重を通して行われることを教えてくれるのです。

 わたしたちは、人類において、皆兄弟です。こうして、わたしたちの違いは、難点でも危険でもなく、豊かさとなるのです。モザイクを作ろうとする芸術家のように、少ないよりも、より多く色の小片を持っていた方がよいのです。』」*1

 

教皇フランシスコによって表明されている諸概念の重要性を全面的に肯定しつつ、スペインのグランド・ロッジは述べます。「現教皇の言葉が示しているのは、レオ十三世回勅『フマヌム・ジェヌス』(1884)の内容からいかに現代カトリック教会がかけ離れたものになっているかということです。実に、『フマヌム・ジェヌス』こそ、フリーメーソンに対するカトリック側の最後の大糾弾だったのです。」

 

回勅『フマヌム・ジェヌス』の中で教皇レオ十三世は、妥協することなくフリーメーソンを糾弾し、「宗教無差別主義およびあらゆる宗教の平等という、この時代の大きな誤謬*2」を非難しました。

 

そして教皇レオ十三世は、「このような考え方は、あらゆる形の宗教、特にカトリック教を滅ぼしてしまうよう仕組まれたものである。何故ならカトリック教こそが唯一正しい宗教であり、そのため、それを単に他の諸々の宗教と同等のものと見なすのは甚だしく不公正なことである。」と言明しています。

 

スペイン・フリーメーソンによると、現教皇が、宗教ファンダメンタリズムを非難し、‟兄弟愛” および ‟寛容” を呼びかけているやり方は、カトリック教会とフリーメーソンの連帯・協調をもたらし、ーー政治的、文化的、自然、宗教諸領域における諸相違を離れーー、普遍的兄弟愛に対する共通のコミットメントにより、両者は一つに協同することができるのです。

 

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フリーメーソンの影。(出典*3

 

フリーメーソンによる現教皇に対する絶賛表現は注目に値しますが、しかしそれは決して驚くべきものではありません。パウロ六世以後、(1999年以来、ロータリークラブの名誉会員であった*4.)ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ氏は、国際フリーメーソンによって最も厚い支持を受けている教皇に他ならないからです。

 

ヨハネ・パウロ二世およびベネディクト十六世がフリーメーソン側からの強い反対に遭ってきたのとは対照的に、アルゼンチン出身の現教皇は、ヨーロッパにおいてアメリカにおいてもフリーメーソンから再三にわたり称賛を受けてきました。

 

そして来月、さらなる称賛が押し寄せることでしょう。というのも、教皇は今、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子の招待により2月初旬開催予定のアブダビ会合に向け、着々と準備を進めているからです。この会合は、人類兄弟愛を基盤にした宗教間対話の会合であり、その主題は常に、フリーメーソン精神の支柱をなしてきたものです。

 

出典

 

時の経過と共に、イタリアのフリーメーソンでさえも、教皇フランシスコに対する崇敬と同情を示すようになっていきました。例えば、数年前、当時イタリアのグランド・オリエント・ロッジのグランド・マスターであったグスタヴォ・ラッフィは、会議に集った何千という仲間のフリーメーソンたちに向け、次のように語りました。

 

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グランド・オリエント・ロッジのグランド・マスター、グスタヴォ・ラッフィ(出典

 

「さあ、ヴァチカンとイタリアを分離しているこれらの隔壁の内側をのぞいてみてください。今、向こう側で何かが刻々と変化しつつあるのに、皆さん、お気づきになると思います。この教皇が、ーーイノベーション騒乱をなかなか受け入れようとしない伝統的諸構造の領域内において、いかにして画期的変化を伴う新時代を加速させているのかを私たちは注意と尊敬の念を持って注目しています。その結果として、今後、彼の影響は、聖具保管室という狭い空間をはるかに超え、各地に鳴り響いていくことでしょう。」*5

 

教皇レオ十三世回勅『フマヌム・ジェヌス』(1884年4月20日)をお読みになりたい方はココをクリックしてください。注目すべきことに、この回勅は切実なる次の祈りの呼びかけで結ばれています。

 

ー「聖母が、その中で悪魔の反抗的精神が彼の倦むことを知らぬ背信と欺瞞と共に再生されるこれらの邪悪な組織に対してその力を示してくださいますように。」

ー「堕天使どもを駆逐した、天の天使らの総帥ミカエル、ならびに、いと聖き童貞の浄配にしてカトリック教会の天上の保護者なるヨゼフに祈りましょう。」

ー「偉大な使徒、キリスト教信仰の父にして勝利に輝く英雄であるペトロとパウロに祈りましょう。」*6

 

ー終わりー

*1:引用元.

*2:訳注:

*3:  

アルゼンチン・フリーメーソンのグランド・ロッジ、ホルヘ・ベルゴリオ氏の教皇選出に祝賀メッセージ(Why does Freemasonry Openly Support Pope Francis? - Veritas Vincit: The Truth Shall Prevail

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*4:訳注:出典

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Pope Francis, Rotary Club, False Prophet, Freemasonry, freemason, freemasons, The Wild Voice, Maria Divine Mercy, Rotary, club, rotarian, father, linus

*5:訳注:イタリアのフリーメーソン、公的に教皇ベルゴリオを支持。(Italian Freemasonry officially supports Pope Bergoglio).

Italian Fremasonry praises Pope Francis I -01

*6:訳注:

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