巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

司教任命を巡るバチカン・中国暫定合意の「地ならし」をしたセオドア・マキャリック枢機卿【ザンクト・ガレン・マフィアの暗躍】

迫害下にあるカトリック司教たちの涙の嘆願にも拘らず、バチカンは中国コミュニスト政権との「一致」の方を選んだ。(CHINA-VATICAN The tears of Chinese bishops. A portrait of Msgr. Zhuang, bishop of Shantou) 

 

今年8月、ローマ教皇庁の元駐米大使カルロ・マリア・ビガーノ大司教が、教皇フランシスコがセオドア・マキャリック枢機卿による相次ぐ性的虐待を知りながら、5年間も枢機卿を厚遇し沈黙を保ち続けていた共謀行為を告発しました。*1

 

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カルロ・マリア・ビガーノ大司教(出典

 

また、二日前(12月27日)には、セオドア・マキャリック枢機卿によって18年間に渡り性的虐待を受けていたジェームス・グレイン氏の証言が、教皇庁任命の司法司教代理リチャード・L・ウェルチ神父及び、グレイン氏の弁護士、マキャリック枢機卿の弁護士二人の立ち合いの元、行なわれました。

 

近日、ウェルチ神父はバチカンに向かい、この証言を教皇フランシスコに直接提出するとのニュースが米メディアで一斉報道されました。*2

 

「仮に教皇フランシスコがマキャリックを無罪と裁定するなら、全世界は激怒するでしょう。そして教皇フランシスコがマキャリックを有罪を裁定するなら、同じく全世界は激怒するでしょう」とグレイン氏は言っていますが*3、マキャリックの性的虐待とそれを知りつつ尚もマキャリックを昇進させ続けたフランシスコ教皇体制の隠蔽工作はいずれにせよ、神の義の光の下に暴露されることになるだろうとカトリック論者の多くは予測しています。

 

また、この組織的隠蔽工作の全容が明るみになっていく過程で、今後、

 

1)なぜ、ベネディクト十六世によって制裁を受けていた性犯罪者セオドア・マキャリックが、フランシスコによってその禁を解かれ再び厚遇されることになったのか?*4

2)なぜ、教皇フランシスコは中国政府との交渉のためにマキャリックを何度も中国に派遣したのか?*5

3)マキャリック/ザンクト・ガレン・マフィア*6とバチカン銀行スキャンダルとの関係*7

  

にもより一層光が当てられ悪の根源が正当に裁かれ駆除されていくことにより、

 

1)苦しみの中にいる無数の性的虐待犠牲者たち

2)バチカン・中国暫定合意により、事実上、カトリック教会に裏切られた形になり、現在、非常に辛い状況にうち置かれている迫害下にある地下カトリック信者たち*8

 

に神の憐れみと正義が現されることになると思います。このような巨大な悪と不正義に対し私たちキリスト者が「事なかれ主義」をとり、(ビガーノ大司教の言う)「沈黙という共謀」に加担していくのなら、その時、私たちは第二次世界大戦中の過ちを再び繰り返すことになり、それにより天に至る教会の門は閉ざされ、その結果、多くの魂が危機にさらされることになると思います。*9 

ー終わりー

*1: 

*2:James Grein, McCarrickのキーワードで検索すると数多くの最新報道記事を読むことができます。

*3:

*4:

*5: 

*6:

*7: 

*8:

*9: