昨晩、私は見た。
上からの甘雨と共に
神が世界を洗われるのを。
そして朝が来ると、
神は乾かそうと それを干された。
神はちいさな草の葉を一枚一枚、
揺れる木々を一本一本、お洗いになり、
丘陵を沐浴させ、
波立つ海原を一掃された。
みると、白いバラは、よりござっぱりした白になっており、
赤バラの赤は、もっと濃く豊かになっている。
なぜなら、神が昨晩、かぐわしい香顔を一つ一つ洗い、
寝かしつけてくださったから。
飛びゆく鳥、ハチたちもみな、
昨日よりもきれいになって、
天翔ていく。
昨晩、私は見た。
神が世界を洗われるのを。
ああ神が私をも洗ってくだされば。
そしてあらゆる埃や汚れから清められ、
あの古い白樺の木のようになれるならば!
-W.L. Stidger, The World Through The Eyes of Faith(私訳)
(原題:ДЕТСКИМИ ГЛАЗАМИ НА МИР)
♪Благослови душе моя Господа(わが魂よ、主をほめたたえよ。)