アーミッシュのこどもたち(出典)
私の友人で、インディアナ州のアーミッシュ村に住むレベッカさんが、手作りケープドレスをプレゼントしてくれました。
〔背面〕上からチャックで閉めるようになっています。
レベッカさんは先祖代々のアーミッシュですが、数年前にお父様が御言葉を読んで新生体験をし、その結果、両親がレベッカさんを含む子ども達11人を引き連れ、アーミッシュ・コミュニティーを出る悲壮の決意をしました。(しかし住んでいる地域やライフスタイル自体はーー電子機器や自動車を使うことを除いてはーー今も基本的にアーミッシュです。)
この家族は宣教の熱意にもえ、東南アジアなどに家族全員で奉仕に出かけるなど非常に精力的です。私とレベッカさんが出会ったのも、ギリシャ・レスボス島の難民キャンプででした。
レベッカさんは、白雪姫のような雰囲気の若いしずかな女性です。普段彼女はお兄さんの経営する村のベーカリーで働き、また家では服の仕立ての仕事をしています。「柔和で穏やかな霊」(1ペテロ3:4)というものが有形になれるのだとしたら、それはレベッカさんのようなかたちなのでは、と思わせるほど、女性らしく、姿形も古雅で静謐な趣があり、ほんとうに美しいです。
私は彼女を見た時、いつの日か自分もああいう女性になれたらと憧れの思いを抱きました。そして彼女が友情のしるしに、手づくりケープドレスを作って贈ってくれると言った時、私は古のエリシャに倣い、「レベッカ。あなたの霊の、二つの分け前が私のものになりますように!」(Ⅱ列王記2:9)と祈願しました。
そして自分も霊的女子プロレスラーを脱却し(!!)、柔和で穏やかな霊をもったレベッカのような女性に日々造り変えられるよう主に祈ってくださいと直々にお願いしました。
それにしても友だちが心を込めて作ってくれた服で身を包むのは本当に幸せです。朝起きてこのケープドレスを着ると、レベッカの霊の「二つの分け前」が自分のものになったかのように感じられ、晴れやかな気持ちになります。
さまざまなキリスト教伝統の中に今も息づいている古の調べ、そして無形の遺産。見わたすと、この世界は辺り一面、生きた主の教材で溢れています。感謝します。
おまけーーアーミッシュ・フォトギャラリー