巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

こころの安息ーーゲルハルト・テルステーゲンの信仰詩

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イザヤ40:11
主は羊飼いのように、その群れを飼い、御腕に子羊を引き寄せ、ふところに抱き、乳を飲ませる羊を優しく導く。

 

空虚な展示の世界、

せわしなく、不毛な問いのあれこれ。

暗く荒々しい世界。

  

おお神よ、どこに行っても、

それらが私の周りを取り囲んでいます。

ただ汝の内に、そして汝と共にあることだけが、

わが安息です。

 

百家争鳴。

あらゆる人の思想を見聞きし、

そうして、おお、

疲れた子どもが母の元に駆けよるように、

私は汝の元に逃れます。

 

おお、こどもであることは、なんと甘美なことだろう!

それは永遠のいのちに満ちている。

 

困難な日々、そして歳月が過ぎゆく中、

騒ぎや争いから離され

静寂のうちに

私は、汝の御腕の中に横たわる。

 

汝の御腕!

乾き切ったわが魂は

汝を慕いあえぎつつ、

御腕にすがりつきます。

 

雨が牧場に歌を奏でさせるごとく、

ああわが主よ、

私にとって、汝は

かくの如くあられます。

 

Gerhard Tersteegen, At Rest(私訳)