巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

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あなたはあなたの体以上の大切な存在。ーー若い女性のみなさんへ(by アンナ・S)【こころと体と服】

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出典 

 

Anna S, My Modest Clothes-My Armour by Beautiful Womanhood.org(全訳)

 

これは私の個人的な証しです。私はシングル・マザーの家庭に生まれました。父親は一度も姿を現したことがなく、もちろん経済的に助けてもくれなかったので、母は残業して家計を支えていました。

 

ですから経済的にはそれなりに満たされていたものの、誰かから健全な注目や導きを受けることなど、人生において正しい道を選択する上で大切なものーーこれを欠いた状態で私は生育していきました。

 

慎み深さというのは学校で尊重されていませんでした。クラスで目に入るもの、それはタイトジーンズ、ミニスカート、露出したTシャツ、、、つまり、肉、肉、肉でした。そしてそういう恰好をしている子たちが人気を得、人々の注目を浴びていました。

 

こうして段々と私は体得していったのです。女の子というのは人気を得、注目を浴びるべく、自分の持てるものすべてをさらけださなきゃいけないんだと。

 

その当時、私は、そういった子たちが受ける「注目」の本当の性質について深く考えていませんでしたし、自分たちの体を強調することで、彼女たちは結局、「私の中にはこれ以外なんにもないの。私っていうのはこの体のことなの」と周囲にアピールしているという事実に気づくことができませんでした。

 

またこれはなにも服装に限ったことではなく、立ち振る舞いや行ないに関することでもありました。けたたましく大声で話し、いちゃつき、罵り、挑発的なしぐさで歩くーーそんな事は皆、学校では当たり前のことでした。私も全く同じことをしていました。できるだけタイトな服を着、足や肩やおへそを外にみせるような恰好をしました。そうやって街を歩くと私は注目を浴びることができました。

 

私たちがどのような服装をするかは、私たちの考え方を反映しています。そしてある種の服装の仕方は私たちの人生に間違いなく影響を及ぼします。悲しいことに、当時の私は、肉体的魅力と情欲だけをベースとした意味のない乱れた関係に入り込んでいました。

 

でもこれは決して驚くに値しません。ーーもしもある若い女の子が精神や魂ではなく、自分の肉体だけをアピールするなら、そんな彼女が得ることができるのは結局、彼女の体だけにしか興味のない男の人だけです。彼らは、蜂蜜の瓶の周囲にブンブン群がるハエのように彼女の周りに集まってきますが、彼女自身が何を考え、何を言うのかに心を留め、それを大切にしてはくれません。

 

この過程で私は多く傷つきました。そしてある日突然、ほとんど本能的に、私は長く、暗めの色の服装で身を包んだのです。それははっきり言ってダサく、さえない服の類でした。

 

でもその時私は、もう金輪際傷つけられたくないという必死の思いから、自分自身を守るべく自らの体をなにかで覆おうとしていたのだと思います。そうすると街でも誰も自分に目を留めなくなりました。何カ月もの間、私の心は傷つき、血を流した状態にありました。

 

しかし痛みを伴いつつも、それは非常に濃厚なる人格成長と変化の時となりました。この時期、私は多くのことを学びましたが、その中の一つは次のことでした。ーーつまり、かつて露出していた体の部分を服で覆うという行為を通して私が体験した「守られているという感覚」は、けっして幻想ではなかったということです。

 

実際に、自分の体を覆うことで、私は自分の体にしか興味のない人々から守られる経験をしたのです。今や私は周囲の世界に対し、これまでとは違ったメッセージを発するようになっていました。

 

もっともその時点で、私はたしかに慎み深く身を包んではいましたが、その有様はかなり野暮ったい感じでした。しかし最初の癒しと理解の時期を経た後、次のステップとして、私は慎み深く、且つ朗らかで、フェミニンな身の包み方を習得していきました。誘惑するような(attracting)やり方ではなく、魅力的(attractive)な服の着方です。

 

そしてそのように身を包むことで私は周囲の世界に対し、「私は自分の体と肉体的魅力をけっして卑しんでいるわけではありませんし、それを尊んでいます。でも、自分に関しての大切なものは私の魂であり、それは見境なく誰にでも明かすことのできないなにかなのです。」というメッセージを発することを願いました。

 

今日、私は大きな祝福を受けています。それは譬えていうなら、誰かが私の手を取って、暗闇から光へと導き出してくれたような感覚です。そして、立ち振る舞いや身の包み方におけるつつましやかさは、周囲にいる全ての人に対し、敬意のメッセージを送るものであるということに私は気づきました。

 

同胞の若い女性のみなさんになにか申しあげることができるとしたら、私は次のことを伝えたいです。あなたは若く愛らしい女性です。そして、あなたはあなたの体以上の尊い存在です。

 

ですからどうか自分自身に対し、そして他の人々に対し敬意を示してください。体を露出することにより、あなたが得るのは、間違った男性たちからの間違ったタイプの注目でしかありません。愛らしく、流れるような可憐なロングスカートと、キュートでつつましやかなブラウスは、あなたの美しさを表すだけでなく、〔悪い人々によって〕あなたが使い捨てられ、乱用されるという悲劇からあなたを守る鎧にもなるのです。

 

ー終わりー

 

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おまけです

(つつましやかな女性像を求めるクリスチャンサイトthoughts and thimblesより)

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