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巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

真夜中の讃歌(ジョン・ウェスレーの信仰詩)

詩・祈り・エッセー

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漆黒の夜が地一帯を影で包み、

深淵の懐をヴェールで覆い、

自然は、疲れた頭を傾け、

悲しみの眠りについている。

 

わが魂は今なお、より崇高な安息を求め、

救い主の御胸に抱かれんと切望している。

おお、恵みを運ぶ御使いたちよ、

来て、われを援けたまえ。

 

天にいる汝の父の御顔を仰ぎ見よ。

そしてわが魂をかき抱き、

永遠の日の拡がる地に運び入れたまえ。

 

下にある地より旅立つことができたらどんなにいいだろう。

痛みと罪に呻く 暗闇のこの住み処を。

うす暗い悦び、絶え間ない悲哀が、

あるいは魅惑し、あるいは神から私を引き離す。

至福を疑わしめるもの、揺るがすもの、

しかし信仰こそがわれを立たしめる。

 

かの日まで、嘆息し、

あえぎつつ、ただひたすらに故郷を恋い慕う。

涙濡の目を天に向け、

花婿の到来を待ち望む。

おお主よ、すぐに来てください!

そして汝の民を受け入れたまえ。

 

ああ汝の御顔を見させ、われを生かしめたまえ、主よ。

捕囚のわが魂は、汝から引き離され、

肉の地下牢の中で深く呻いています。

周りには闇雲がたちこめ

苦しげな沈黙が、声にならぬわが呻きとなっています。

 

主よ、早く来てください!ああ汝の御顔を仰がせ、

わが真夜を昼の光にしたまえ。

汝が被造物の破滅を元に復してくださる日、

過ちも、罪も、死も、そのすべてが消え去る。

 

主よ、救い主である汝が来られるとき、

悲しむラケルはもはやその喪失を嘆き叫ばず、

汝のものとされ、そして

汝の内で、われらは光、いのち、愛の天国を

たしかに知るだろう。

 

John Wesley, A Hymn for Midnight(私訳)