巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

律法により、わが罪の実体を知る。(イサク・ワッツの信仰詩)

ローマ7:8、9、14、24

8 しかし、罪はこの戒めによって機会を捕え、私のうちにあらゆるむさぼりを引き起こしました。律法がなければ、罪は死んだものです。

9 私はかつて律法なしに生きていましたが、戒めが来たときに、罪が生き、私は死にました。

14 私たちは、律法が霊的なものであることを知っています。しかし、私は罪ある人間であり、売られて罪の下にある者です。

24 私は、ほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。

 

主よ、以前、私の良心はなんと頑強で、

内なる恐れを感じることなく生きてきたことでしょう!

かつての私は律法なしに生き、

数々の自分の罪は死んだものと思っていました。

 

天への希望は堅く明るいものでした。

しかし、強烈な光と力をもって戒めが来、

私は自分の不潔さ、汚さを知り、うちのめされました。

 

以前には、咎は些細なものに思われていたのです。

しかし目が開かれた時、汝のとこしえの律法が

いかに完全で、聖く、正しく、純潔なものであるかを

知り、私は恐れおののきました。

 

ああ、己の罪がまた生き返り、

わが魂は重荷に押しつぶされんばかりになりました。

恐るべき神の怒りを招き、

こうしてわが全ての希望は死に絶えました。

 

私はまるで無力な捕虜のようです。

罪の力の下に売られています。

私には善をしたいという願いがあるのに、

それを実行することができず、

自分の良心を清く保つこともできません。

 

わが主よ、私は呼吸と共に絶えずあなたに叫び求めます。

おお、この罪と死の縛りを打ち破る力を我に与えたまえ。

そして、この奴隷を贖い出したまえ!

 

Issac Watts, Conviction of sin by the law; Hymn115(私訳)