巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

1コリント11章「ヴェール(被り物)」弁証

福音主義界における昨今の「被り物の教え」事情【1コリント11章2-16節】

1948年、長老派教会 聖餐式の様子 (女性信徒たちは皆、被り物を被っているのがみえます。)写真元

女性らしさとベール――女性の被り物の重要性について

出典 The Feminine and the Veil. Significance of headcovering for women, April, 2022.(拙訳) なぜ女性は頭を覆わなければならないのでしょうか?理由はたくさんありますが、最も明白なのは、神がご自分の子供たちに自発的な服従と従順を求めておられるか…

フェミニズムのキリスト論(by ペリー・ロビンソン師)

出典 目次 はじめに ディアコネス(deaconesses)と女性助祭(female deacons) 「機能(function)」や「能力」に訴える議論 かしら性(headship) 「ジェンダー」と「性別」 「なぜセオトコス(聖母マリア)は男性ではあり得なかったのか」 司祭職の男性限…

私がチャペル・ベールを始めた理由(リリー姉妹の喜びの証)

出典 ベールを始めようかどうしようか悩んでいるすべての姉妹たちへ。by リリー Jesus swept me off my feet, Veils by Lily (拙訳) ある時、イエス様は私の心を完全に捕えました。私の魂を主は熱烈にお求めになられ、それゆえ、主は小さなホスチアという…

「最近チャペル・ベールの着用始めました!」(モリア姉妹の喜びの証)

Women Who Wear Veils by Lily: Moriah, Veils by Lily, 2014(拙訳) ベール実践を始めてかれこれ一カ月になりますが、この決心が自分の霊的旅路にもたらしている驚くべき恵みについてどういう風にご説明したらよいのか分かりません。神学的理由から私はベ…

東方キリスト教世界のベール理解と男女観――イコン神学の観点から――(by パトリック修道士)

Monk Patrick, Head Coverings, Energetic Procession, 2012 (拙訳) 聖パウロによると、男性および女性はそれぞれイコン的機能(iconic function)を帯びています。すなわち、男は神の似姿であり神の栄光の現われであり、女は男の栄光の現われであるという…

私がヴェールを始めた理由(キャサリーンさんの証)+素敵なヴェール・ショップのご紹介

キャサリーン・タララスさんの証(聖キャサリーン教会 教区民) おすすめのヴェール・ショップ(海外篇) 礼拝中にヴェールがずれ落ちてこないようにするにはどうすればいい? 解決策その① ピンでとめる。/ あご下でゆるく結ぶ。 解決策その② ヴェール着用者…

むき出しのヨガパンツと秘められ覆われたマリア様

薄暗い礼拝堂は、聖なる静寂で満ちていました。街の喧騒を後にし、私たちはマリア様のイコンの前にたたずみます。1世紀、2世紀、5世紀、7世紀、10世紀、13世紀、15世紀、17世紀、19世紀、20世紀、、ああ、これまでどれだけ多くの女性たちが…

序章と終章、、、そして新たなる序章。

東方正教徒として初めての受難節を迎えました。聴罪司祭であり師父である修道司祭からの霊的助言を仰ぐ中、「受難節のこの期間は特にたましいの静寂(ἡσυχία, ヘシュキア)を追い求め、多言を避けつつ、主の前に静まるようお努めなさい」という指導を受けて…

伝統的カトリック女性のフェミニニティ(女性らしさ)——私たちがヴェールを着用している10の理由

Evintage Veils~ Stella Maris Cream White Venise/Lace Chapel Veil Mantilla Infinity Latin Mass(出典) Traditional Catholic Femininity: 10 Reasons To Wear The Veil, 2017(拙訳)

神の天的な礼拝にのぞむ(by グレッグ・ゴードン)【初代教会の霊性と慣習】

フラ・アンジェリコ画(出典) 目次 神の天的な礼拝にのぞむ 両手をかかげ、天を仰ぎ祈る 初代教会の典礼の様子 「アーメン」という言葉の重要性と意味について 被り物を着け、礼拝にのぞむ 日々、キリストの死を告げ知らせる 神の聖なる人々 聖体拝領、バプ…

【悩み相談】「仮に私が女性牧師/司祭職をやめたら、他にどんな奉仕の道があるのでしょうか?」

出典 神様にお仕えしたい、全身全霊で教会や宣教の働きに人生を捧げたいと願っている女性たちには現在、どのような奉仕の道が開かれているのでしょうか?

「神の恵みによって、私は今の私になりました。」ーー服装およびベールについての告白と証

自分がかつてどこにいたのかを想うとき、神の恵みに感謝せずにいられない。(出典) 目次 女性の服装についてーー私の告白(2014年7月9日付) ベールの証(2014年9月13日付)

ベールを実践したいけれどなかなか勇気が出ない方への実際的アドバイスと励まし

永遠の女性像ーー聖母マリア(出典)

今こそ聖書的女性像という神話を打ち壊す時?ーーベス・アリソン・バー女史の記事に対する考察

わら人形(出典) ベイラー大学歴史学科准教授であるベス・アリソン・バー女史のお書きになった「今こそ聖書的女性像という神話を打ち壊す時(Time to Bust the Myth of Biblical Womanhood)」という記事を読みました。

聖母マリア(Θεοτόκος)に関し、目から鱗が落ちた瞬間についての証し

堅実な福音主義クリスチャンたちにとって、カトリック教会への参入を妨げている最大のハードルの一つが、聖母マリアに関する教義です。

ローマ典礼における伝統復帰の兆し!

出典

教会の生ける聖像(icon)ーークリスチャン・ヴェールの神学的重要性について

出典 The Theological Significance of the Christian Veil(カトリックサイトVeils by Lilyより拙訳)

Addressing Assumptions About Headcovering: A Response to Katherine Kelaidis (by Jessica Roldan)

(The veil pictured above is from Robin Nest Lane) 目次 Prologue (はじめに) IS HEADCOVERING ABOUT MODESTY?(被り物というのは「慎み深さ」に関するもの?) IS HEADCOVERING RELATED TO A STRUGGLE FOR WOMEN’S RIGHTS?(被り物というのは「女性のた…

正教会ワールドで現在進行中の「ベール論争」についてーー個人的所感

出典 目次 ケライディス女史、口火を切る 新歴史主義的フェミニズム ギリシャ人正教徒が感じる白人改宗者たちへの違和感 「抑圧の象徴」としてのベール 例外その1ーーレザー・シャー・パフラヴィーのベール禁止令(1936年) 例外その2ーー反政府(武装…

剥がされた神秘ーーなぜカトリック女性のベール不着用により「パンドラの箱」が開かれてしまうのかについて

「キリストの現存ーー。それゆえに私たちはベールを被ります。」カトリック・サイトVeils by Lilyより 目次 はじめに シンボル観 祈りのベールを実践し始め、自分の内に起された変化 対等主義から相補主義への移行 バプテスマやユーカリストにおける「シンボ…

私の活動は「問題を解決するもの」なのだろうか。それとも現行のこの在り方自体が意図せずして「問題の一部」となってしまっているのだろうか?

目次 保守改革派内における三つの被り物見解 二つのハードル ①シンボルと物質に関するプロテスタント見解のばらつき ②教父たちの証言(聖伝)に訴えることができない 賛否双方の立場から 類似の事例ーー異端・カルト対策に取り組む個人や団体の働きについて

「私の主人には神様からの召命がありません。そんな夫にどうやって従っていけるというのでしょう?」ーーエープリル・カスィディ姉の奮闘記【総集編】

出典 目次 はじめにーーエープリル・カスィディ姉妹について 「私の主人には神様からの召命がありません。そんな夫にどうやって従っていけるというのでしょう?」 「ああ、主人がもっと私と一緒に祈ってくれたらいいのに、、、」 私たち姉妹の「Ministry」の…

女性というbeingへの召しーー「個」の信仰から「共同体」としての信仰へのひろがりという展望のなかで

静穏(出典) 目次 「ミニストリー」 私は ‟浮いている” のかな? Being(あり方)への召し 共同体としての信仰へのひろがりの中で 余白の美

「異なる」聖書解釈の仕方が存在する?ーーこれは実際どういう意味なんだろう?(by バルナバ・アスプレイ、ケンブリッジ大 解釈学)【悩める学生の皆さんへの応援記事】

「ねぇ、『異なる』聖書解釈の仕方が存在するっていうのはさ、つまり、アイスクリーム屋さんに並んでるスウィーツを見ているって感じなのかな。どう思う?」 「スウィーツ?よう分からんわな。」 目次 はじめに ファンダメンタリズムの場合ーー内向きの運動 …

どんなに世が変わり、諸教会の教えが変わっても。ーー居場所を失いつつあるわが兄弟たちに捧げる詞

出典 どんなに世が変わり、 諸教会の教えが変わっても、 私は、わが兄弟たちと共に 古(いにしえ)のかしら像を見上げ そこにとどまり続けたいと思う。

かしらの聖域

アトス山、シモノペトラ修道院、13世紀創設(出典) 目次 アトス山修道院群 ウラノポリにて 男のかしらはキリスト、女のかしらは男、そしてキリストのかしらは神 天的/地上的かしらの聖域 おわりにーー全てはつながっている

クリスチャン女性のつつましやかさについて

慎(つつ)ましやかさというのは、英語ではreservednessと表現されることが多いようです。

ユニークなクリスチャンのシンボル――パウロが生きた当時もなじみのない特異な慣習だった祈りのベール

カタコンベの壁画ーーベールを被って祈る初代教会の女性(出典) (執筆者:ジェレミー・ガーディナー師) 目次 はじめに 紀元1世紀当時のユダヤ人にはどんなかぶり物の習慣があったのだろう? 1世紀のギリシア人やローマ人はどのような慣習だったのか? …

Liturgicalな空間が映し出す美しい男女の役割ーー世俗ジェンダー文化への〈対抗文化造形〉としてのキリスト教礼拝

こういった光景は、教会の子どもたちの目にどのように映っているのだろう?(出典) 目次 子どもたちを「造形」する世俗ジェンダー教育と現代教会の迎合 一つの時代の幕切れ