巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

福音主義教会の大惨事―この世への迎合精神について

なぜ若者たちは伝統的 Liturgy を求めているのか?(by グレーシー・オームステッド)

Liturgy(典礼、礼拝、聖体礼儀)出典 目次 伝統諸教会に向かう若者たちーーポストモダン時代の根幹 バート・ギングリッジの場合 ジェッセ・コーンの場合 ジェイソン・シュテルマンの場合 困難を伴う決断 プロテスタント諸教会の対応 礼典的なもの(sacramen…

世俗の時代とは何だろう?そして私たちクリスチャンはどのように生きていけばいいのだろう?(by ジェームス・K・A・スミス、カルヴァン大学)

主よ、なにをどのように信じていったらいいのか教えてください。(出典) 目次 はじめにーー世俗の時代とは? 講義の内容

福音主義者たちによる福音主義者たちのためのシカゴ・コール(1977)ーー歴史的ルーツと連続性への呼びかけ

失ってきた遺産を再訪する旅に出かけよう。(写真) 1977年5月、45人の福音主義指導者たちが米国シカゴに集まり、自分たちの過去の歩みを冷静に振り返った上で、「シカゴ・コール」と言われる声明を発表し、福音主義教会の、歴史的キリスト教への回帰…

根無し草

上は、ロシア正教会の奉神礼/典礼のビデオなのですが、これを観ていただくと、信徒たちで構成された聖歌隊が歌っています。エヴァンジェリカル教会の賛美チームの配置(通常、ステージ前方)とは違い、ロシア正教会の信徒聖歌隊は、会堂二階の後方におり、…

この道の行きつくところーー三人の女性の物語【フェミニズムとキリスト教世界観】

(出典) 目次 はじめに メアリー・デイリーの物語(カトリック出身) 女性の革命 父なる神を「超えて」 ローズマリー・R・ルーサーの物語(リベラル左派) 影の薄い父親 最初の葛藤 メキシコ系アメリカ人女性との出会い 政治的アクティビストへの道 女神お…

二つの深淵ーー「放縦主義」と「ユダヤ主義」の狭間を歩むキリスト者のけわしい道

振り子は右から左、あるいは左から右へと振り切れやすいものです。私は元来、白黒はっきりさせたいタイプの人間であるため、他の人以上に「振り切れ」の潜在的危険性を持っています。そして忍耐深く憐れみに富んだ主は、さまざまな形で私のそういった弱点を…

CCMロック問題のルーツ:福音主義の腐敗化に重大な役割を果たしたピーター・ドラッカーの経営学理論とメガチャーチ(by アラン・ローバック)

↑サドルバック・ワーシップ・チャンネル 「ワーシップは、歌のスタイルや音量やスピード云々をまったく問題にしていません。神様はあらゆる種類の音楽を愛しておられます。なぜなら、神様がそれらすべてをお造りになられたからです。早いテンポの賛美、遅い…

ある中東圏改宗者の苦悩の告白「私がキリスト教会を去ることにした理由」ーーCCMロック礼拝が中東宣教にもたらしている破壊的影響について

少し前に実際に起こった出来事です。ある場所で中東ミッションを行なっている保守的な福音主義宣教団体で主任ディレクターの入れ替えがありました。 そしてこのディレクターの就任と共に、主日礼拝の中にCCMロックが初めて導入されました。そしてその後…

クリスチャン・エンターテイメント――福音主義教会の問題(by A・W・トーザー)

自ブログ「地の果てまで福音を」より再掲載 Ⅱテモテ3:4b-5 「神よりも快楽を愛する者、信心深い様子をしながらその実を捨てる者となるであろう。こうした人々を避けなさい。」 クリスチャン・エンターテイメントは、完膚なきまで教会を汚染し尽くしてい…

マルクス主義/フェミニズムとキリスト教世界観(by ヴェルン・ポイスレス、ウェストミンスター神学校)

1920年7月、第2回コミンテルン大会(ペトログラードにて) 目次 マルクス主義とフェミニズム 贖罪プログラムに関し、彼らが提示しているもの 偽造化(Counterfeiting) マルクス主義者およびフェミニストの聖書批評 非人格主義的世界観(Impersonalisti…

多元主義と相対主義(by R・C・スプロール)

目次 高い仕切り壁 「多数から一つへ」から「多数から多数へ」 進化思想の興隆ーー19世紀 「進化」から「相対性」へーー20世紀 教会の中の多元主義 多元主義:キリスト教のアンチテーゼ 相対主義と中絶問題 誰が中絶する権利を与えているのでしょうか? …

ロックンローラーたちにハイジャックされたキリスト教会【音楽の領域における惑わし】

はじめに 考察テーマ① ロック礼拝と偽教理 考察テーマ② ロック賛美と肉体の動き――Beat Anticipationのもたらす効果―― 考察テーマ③ ロックと脳内ベータ波――脳神経学的観点から―― ロックの根本哲学――Do What Thou Wilt(何であれあなたが欲するように為せ) ロ…

「求道者にやさしい(Seeker-sensitive)」礼拝とプラグマティズム(by R・C・スプロール)

目次 プラグマティズム 関連記事および資料 プラグマティズムとマーケティング(ピーター・ドラッカーの経営学原理とSeeker sensitive教会) 補足:プラグマティズム前期の歴史 www.ligonier.org プラグマティズム アメリカ文化を形成してきた大半の諸哲学は…

さいわいなる不適応者たち――聖書的分離と敬拝(by A・W・トーザー)

目次 さいわいなる不適応者たち! 十字架抜きのキリスト教 驚嘆に満ちた崇敬 聖徒は孤独な道を歩まなければならない さいわいなる不適応者たち! A.W. Tozer, Blessed Maladjustment!(全訳) 今日の悲劇は、福音教会が、数的なものによって混乱させられ、ま…

なぜキリスト教会の要塞に破れがあるのか?――福音主義フェミニズム前進を支える二大同盟者たち(by ウェイン・グルーデム)

(自ブログ「地の果てまで福音を」より再掲載) Wayne Grudem, Evangelical Feminism and Biblical Truth, chap.14 ① 同盟者その1――世俗文化 ② 同盟者その2――臆病な牧師たち ① 同盟者その1――世俗文化 対等主義(egalitarianism)は、キリスト教諸機関に影…

聖書の権威を放棄する秘かなる10の道すじについて(by D・A・カーソン)

D.A. Carson’s “Subtle Ways to Abandon the Authority of Scripture” (here) 訳者はしがき この記事は、2016年5月に、オハイオ州クリ―ヴランドでなされたD・A・カーソンの講義録です。要約筆記者は、ライアン・ウェルシュ氏です。 D.A.Carson この講義…

健全な教理の重要性(by A・W・トーザー)

(自ブログ「地の果てまで福音を」からの再掲載) A.W. Tozer, The Importance of Sound Doctrine(全訳) キリスト者生活の中において、どれほど健全な教えが重要かということについては、これを強調してもしすぎることはないと思う。もし私たちが「正しい…

イマージング運動――昔風のリベラリズム(by ボブ・デウェイ)【後篇】

〔前篇〕からの続きです。 目次 オーソ・パラドクシー:逆説と矛盾の受容 結語 Ideas Have Consequences: A Partial Paraphrase and Review of Modern Fascism by Gene Edward Veith Back to Nature Martin Heidegger the Fascist The Rejection of the Valu…

「イマージング・チャーチ・ムーブメントとは何ですか。そしてどのようにしたら私たちはその動きを識別することができるのでしょうか。」(by ジョン・マッカーサー&フィル・ジョンソン)【その2】

【その1】からのつづきです。 Seeker Sensitive Churches(「求道者にやさしい」教会) フィル・ジョンソン:教会史をみても、こういった「文化を聖別しよう」という発想は、各世代に存在していたように思われます。 つまり、教会の中の一角に、「この世の…

愚弄される「神の子イエス」と、敬われる「預言者イエス」

イスラム教徒の方々と接していて、「ああ、太刀打ちできない」と心に呻きを感じることが最近ますます多くなってきました。何に太刀打ちできないと感じているかといいますと、それは、聖なる神に対する彼らの真正なる恐れと畏敬の念に対してです。 私たちキリ…

真理の実践――愛と聖さについて(フランシス・シェーファー)

ちなみに、われわれはこの時代の持つ、不可思議なる次の特徴に留意する必要がある。つまり、我々に許されている唯一の絶対は、「絶対など存在しない」という絶対的要求なのである。フランシス・シェーファー Francis A. Schaeffer, The Great Evangelical Di…

次なるステップ――「神、われわれの御母!」【福音主義教会の大惨事】

対等主義側の見解の一例 ポイント5.旧約聖書における女性 (1)神の女性的イメージ 神は食糧、水、衣服を用意するというような、ヘブル文化では女性によって担われていた働きをする者として描かれています。神はまた産みの苦しみを経験し、子供の世話をし…

リベラリズムの道を歩んでいない対等主義の牧会者のみなさまへの公開レター(by ウェイン・グルーデム、フェニックス神学大)

(自ブログ「地の果てまで福音を」より再掲載) Wayne Grudem, An Open Letter to Egalitarians about Liberalism, June 12, 2013 私が本書(Evangelical Feminism: A New Path to Liberalism)の中で挙げている著者、神学校、出版社に関わっておられる方の…

1コリント11章「祈りのベール」弁証シリーズ④:教会の慣習(Church Practice)

(自ブログ「地の果てまで福音を」から再掲載) Jeremy Gardiner, Why Head Coverings? Reason #4: Church Practice 「パウロはこの(かぶり物の)慣習を全ての教会に教え、それに従うよう求めていました。この最後の箇所で、彼は普遍的なクリスチャンの慣習…

日本福音同盟(JEA)のみなさまへの公開レター【ジェンダー・フェミニズム問題および聖書信仰に関して】

主の御名を賛美いたします。私は福音派教会に通う一信仰者です。今日はみなさんに自分の心の内にあることをお分かち合いしたいと思い、ネット上ではありますが、このようにお手紙をしたためております。 さて、貴同盟のホームページの「女性委員会」のセクシ…

前回の記事「ローマ16:7のユニアは女使徒?」の追記です。

日本福音同盟(JEA)のホームページに掲載されている論稿の中に、次のようなパラグラフがありました。 レベッカ・メリル・グルースイス(Rebecca Groothuis)は、著書『女性のためのグッドニュース』の中で 以下のように指摘しています。 初期の教父たちは、…

「創世記1-3章によれば、男性のかしら性(male headship)というのは、人類が堕落する以前には存在していませんでした。ですから、これは罪がもたらした負の産物です。」という主張はどうでしょうか。【後篇】

Wayne Grudem, Evangelical Feminism and Biblical Truth, chapter 3 (前篇からのつづきです。) 回答2. 抑圧的な男性支配というのが堕落以前には存在していなかったというのは真です。しかし、結婚の中における男性のかしら性(male headship)および固…

1テモテ2:12 徹底検証:A・コステンバーガー師へのインタビュー

(自ブログ「地の果てまで福音を」より再掲載) オーストラリアで初の女性司教(聖公会) 2008年、パース市、source Interview with Andreas J. Köstenberger on 1 Timothy 2:12 (インタビュー聞き手:アンディー・ナセリ氏、ベツレヘム神学校新約学、…

人は「真理」と「寛容」のどちらかを選ばなければならないのか?(A・W・トーザー)

(自ブログ「地の果てまで福音を」からの再掲載) A.W. Tozer, Some Things Are Not Negotiableより抄訳 「新しい十戒」というのが、近年、クリスチャンによって導入された。これによれば、十戒の第一条は、「汝は何事にも不賛成の意を表すことなかれ。」で…

同性愛問題と、岐路に立つ私たち聖書信仰のクリスチャン(前回の記事への追記)

下は100万件に近いアクセスのあるマシュー・ヴァインズ氏の同性愛擁護ビデオです(約5分)。教育・法曹・主要メディアだけでなく、今やエヴァンジェリカル界のメインストリームも徐々に、こういった「聖書的」見解支持の方に流れてゆきつつあります。