巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

東方の光(Orientale Lumen)

おお、照らされた眼でこのいのちをひたすら見つめよ。ーーケルビムの歌【ビザンティン詠唱】

出典 今や天の軍勢がわれらと共におり、 永遠(とわ)に泉が現出している。 おお、照らされた眼でこのいのちをひたすら見つめよ。 いのちの深奥がなんと明瞭に顕されていることだろう! ーV・ウトレネフ

詩篇歌と世界の癒しーーアトス山シモノペトラ修道院エミリアノス掌院の献身から生み出された永遠の実

出典 今年の5月9日に、アトス山シモノペトラ修道院のエミリアノス掌院(archimandrite)が永眠されました。

ヘシュカスム論争に対するジョン・メイエンドルフの理解(アンドリュー・ラウス、ダラム大学)

聖グレゴリオス・パラマス(1296-1359) 目次 ヘシュカスム論争に対するジョン・メイエンドルフの理解(アンドリュー・ラウス、ダラム大学) 知的プラトン主義、新プラトン主義 異なる禁欲主義理解 メイエンドルフのパラマス解釈に対する諸批判 【…

私たちの十字架の道を共に歩いてくださる御母

「御子の十字架は、あらゆる側面において、あらゆる痛みにおいて、母なる心を刺し通す両刃の剣となります。両者の悶絶は等しく計り知れないものです。唯一の違いは、動的にして、自発的、そして自ら進んでの御子の受容が、母においては静的、不可避的な共受…

トマス・アクィナスと正教ーーマークス・プレステッド著『Orthodox Readings of Aquinas』書評(by アンドリュー・ラウス、ダラム大学)

聖トマス・アクィナス(出典) www.firstthings.com Andrew Louth, The Dumb Ox and the Orthodox: A Review of Orthodox Readings of Aquinas by Marcus Plested, First Things(抄訳) Marcus Plested, Orthodox Readings of Aquinas, Oxford University P…

東方の文脈で「scholastic...」という表現がなされる時、それは具体的に何を意味しているのだろう?【東西キリスト教と理性】

東方正教のビザンティン学者であるアンドリュー・ラウスが「アクィナスと正教の関係」について書評を書いており、大変興味深く読ませていただきました。

嗚呼、ビザンティン・カトリック教会!

〔前記事〕からの続きです。 出典 目次 御父のモナルキア ある神学生の苦悶の告白 友に電話し打ち明ける。 おわりに

ビザンティン・カトリシズムは「包括的」?それとも「トリッキー」?【さあ、フィリオクェ問題に取り掛かろう!】

ふぅ~、いろいろ大変だね。 目次 はじめに 東方典礼カトリック教会とはどんな教会? Ορθοδοξίαの語用やフィリオクェ問題を通し、ビザンティン・カトリシズムの「微妙さ」を痛感! 困ったなぁ マヌエル・ニン主教の元を訪れる。 正教修道院を訪れる。

どうか私に悔い改めの戸を開いてください(♪ Покаяния отверзи ми двери)

告解

三位一体(至聖三者)ーーA・ラヴローフの信仰詩

『至聖三者』(Троица,Trinity)アンドレイ・ルブリョフによるイコン。15世紀。

主よ、私はあなたを呼び求めます。私のところに急いでください。【詩篇141篇詠唱】

あなたは私を最も深い穴に置いておられます。そこは暗い所、深い淵です。ーー詩篇88篇6節

ローマ・カトリック、プロテスタント、正教それぞれの、自己像・他者像・相関像について

モザイク画(出典) 昨日、東方典礼カトリック教会に通っている60代の女性から思いがけずお茶に誘っていただき、中心街のカフェで共に時間を過ごすことができました。彼女は私が教会から姿を消したことを心配しわざわざ電話をくださったのです。

恵み深い主に感謝せよ(♪اعترفوا للرب لأنه صالح / Εξομολογείσθε τω Κυρίω)詩篇LXX135篇【アラビア語/コイネー・ギリシャ語詠唱】

カディーシャ渓谷にある十字架修道院、レバノン(出典)

恵み深い主に感謝せよ(♪احمدوا الرب)詩篇LXX117篇【アラビア語詠唱】

انا هو الالف والياء, Ἐγώ εἰμι τὸ Ἄλφα καὶ τὸ Ὦ. わたしはアルファであり、オメガである。黙示録1:8

LGBTを巡る決戦の場、ついに正教へ。正教会司祭たち、最後の砦として頑張れ!(by ロッド・ドレアー)

要塞(出典) Rod Dreher, LGBT Fight Comes To Orthodoxy, 2018(抄訳)

ハレルヤ、聖所で神を賛美せよ(♪هللويا. سبحوا الله في قدسه)【詩篇150篇、アラビア語詠唱】

シナイ山(出典)

「まなざし」をもつ信仰ーー聖画像の深遠性と内的感覚の開示(by ヨーゼフ・ラッツィンガー)

イタリア、ラヴェンナ(出典) 「聖画像は礼拝時に起こることと内的につながっています。歴史はキリストにおいて秘跡となり、キリストは秘跡の源泉です。それゆえ、キリストの聖画像は宗教絵画芸術の中心です。キリスト聖画像の中心は過越秘儀です。過越に焦…

神の御子、主イエス・キリスト、罪びとである私を憐れんでください。(♪ Господи Иисусе Христе)【教会スラブ語詠唱、イイススの祈り】

出典 東方教会の伝統において、救済というのは、主の神的御性質への参入という要素を包含しています。そして神の恩寵により私たちは神がお望みになる者へと変えられていくのです。「イイススの祈り(=イエスの祈り)」はその部分ーー人間存在の尊厳の回復、…

トリサギオン(♪ Ἅγιος ὁ Θεός)【ビザンティン詠唱】

出典 ウジヤ王の死んだ年、わたしは主が高くあげられたみくらに座し、その衣のすそが神殿に満ちているのを見た。その上にセラピムが立ち、おのおの六つの翼をもっていた。その二つをもって顔をおおい、二つをもって足をおおい、二つをもって飛びかけり、互に…

心の深奥の祈り(♪ Η Νοερά προσευχή; Ευχή)【ビザンティン詠唱】

出典

聖母マリア(Θεοτόκος)に関し、目から鱗が落ちた瞬間についての証し

堅実な福音主義クリスチャンたちにとって、カトリック教会への参入を妨げている最大のハードルの一つが、聖母マリアに関する教義です。

懺悔の涙

出典 中東圏クリスチャンたちのネット・フォーラムを観覧していましたところ、次のような話が交わされていました。

東方世界のマニフィカト「わが魂、主をあがめ」(♪ Величит душа Моя Господа)

イコン、ウラジミールの生神女(聖母マリア)Theotokos of Vladimir

私の辿ってきた道ーーテリー・クラウチャック修道司祭の信仰行程

目次 カナダのカトリック家庭に生まれる 徐々に信仰から離れていく ドラッグと飲酒はじまる 「全てから自由になりたい。」 もう何も生きる目的がない。 「聖書を取りて、これを読め」 再生 福音主義教会へ エスキモーたちの元に 修道院へ 【補足】「イエスの…

私の辿ってきた道ーーローレンス・ファインゴールド師の信仰行程

出典 目次 無神論者の家庭に生まれる 美術史の教授との出会い キリスト教美術の世界 石像の研究でイタリアへ 「生きていくのがしんどい。もう生きたくない。」 初めてのミサ カトリックか、プロテスタントか ジョン・ヘンリー・ニューマン カトリシズムのユ…

神よ、あなたの慈しみによって私を憐れんでください(♪ Rakhemli Alaha)詩篇LXX50篇【アラム語詠唱の力と魂の叫び】

イスラム国によって破壊された聖マリア・アッシリア教会(シリア北東部タール・ナスリー)出典 アッシリア東方正教会*セラフィン神父および信徒たちによるアラム語での詩篇詠唱(0:50~)

あゝ、歴史的典礼はなんと美しく、深く、躍動的であることでしょう!

The Rorate Caeli Mass〔ローマ典礼〕(出典) 「過去の歴史をもってキリストは、彼の秘跡において、時を旅する途上にあります。私たちはその出来事に取り込まれました。その出来事は一方で、過ぎ去る時を乗り越え、教会の秘跡執行において、私たちの間に現…

大斎(The Great Lent)ーーウラジーミル・パーリィの信仰詩

目次 大斎(The Great Lent)ーーウラジーミル・パーリィの信仰詩 ♪ わが祈りが、御前への香として、私が手を上げることが、夕べのささげ物として立ち上りますように。【ビザンティン典礼、教会スラブ語】

見よ、真夜中に花婿がやって来る(♪ها هوذا الختن يأتي)【ビザンティン典礼、アラビア語詠唱】

出典 Ιδού, ο Νυμφίος έρχεται. ها هوذا الختن يأتي 見よ、真夜中に花婿がやって来る。(マタイ25章1-13節参)

「♪ 神がわれわれと共におられる(Μεθ' ἡμῶν ὁ Θεός)」【ビザンティン典礼 受難節の讃歌】

はかりごとを立てよ。しかし、それは破られる。申し出をせよ。しかし、それは成らない。神が、私たちとともにおられるからだ。 καὶ ἣν ἂν βουλεύσησθε βουλήν διασκεδάσει κύριος καὶ λόγον ὃν ἐὰν λαλήσητε οὐ μὴ ἐμμείνῃ ὑμῗν ὅτι μεθ᾽ ἡμῶν κύριος ὁ θεός…