巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

旧新約の啓示の連続性/非連続性・漸進性・有機的一体性についての考察

私の辿ってきた道ーーユダヤ人女性ロザリンド・モスの信仰行程

目次 Jews for Jesusの兄弟姉妹との出会い 兄と妹にも福音が伝わる 兄が懸念を打ち明ける デイビッド、なぜ? 「大淫婦バビロン」 ミサの衝撃 「キリストが共におられるシナゴーグ!」 葛藤と探求の歳月 聖なる、普遍の、使徒的、唯一の教会へ 全きキリスト…

第二のイヴとキリストの人間格ーー古代教会における聖母マリアの教義展開について(by ヤロスラフ・ペリカン)

目次 初期キリスト教世界の創世記1-3章読解 イヴとマリアの比定ーー教父エイレナイオス イヴとマリア――均衡のとれた両端の開示 第二のイヴとしてのマリアーー「歴史循環説」への批判 「イエスの人間格」に躊躇するグノーシス派の認識に対する、教父たちの…

遺物、聖人、そしてマリアの被昇天について(by デイビッド・アンダーズ)

“The Assumption of the Most Holy Mother of God”(Pietro Cavallini作) 目次 遺物、聖人、マリア崇敬に対するマイナス感情 最初のパンチ 一筋縄ではいかない 聖人や遺物は実は聖書的だということに気づく なぜユダヤ人たちはこのような事を信じ実践してい…

「ヘブル的視点」の兄弟と「非ヘブル的視点」の兄弟の永遠の和解と再会の場所ーーユーカリストのヘブル的ルーツについて(by ブラント・ピーター、カトリック教会)

全能なる神が、伝統的キリスト教会の中にすでに「恒久的に」ヘブル的ルーツを植えてくださっているため、「回復」のための新運動自体がそもそも必要ないという事実は、私たちキリスト者にとって喜びと慰めに満ちた知らせではないでしょうか。こうして私たち…

いかにして聖書を読めばよいのだろうか。(by アイダン・キメル)

Fr. Aidan Kimel. 25年間米国聖公会の司祭を務めた後、ローマ・カトリシズムに転向、カトリック司祭になる。さらにその後、正教会(Western Rite Orthodoxy; 西方奉神礼正教)の司祭になる。2012年6月、次男が自死するという悲劇に襲われる。悲嘆のさ…

私の辿ってきた道ーージョシュア・リム神学生の真理探究記【前篇】

あなたの真理のうちに私を導き、私を教えてください。詩篇25:5a(出典) 目次 熱心なバプテスト信者になる 孤立した教会構造に疑問を感じ始める 古典的神学書を熱心に読み始める なぜかカール・バルトの『教会教義学』を読了しようと決意する 信条告白主…

ハーバード大教授からキリスト教伝道者へーー元正統派ユダヤ教徒ロイ・H・シューマン師へのインタビュー記事

人生の意味を探し求めて(出典) 目次 ロイ・H・シューマン師について インタビュー記事

「全能なる神は、伝統的キリスト教会の中に『恒久的に』ヘブル的ルーツを植えてくださっているため、『回復』のための新運動はそもそも必要ない。」ーーユダヤ人キリスト者たちの証言

新使徒運動アライズ5ネットワーク指導者であるロナルド・サーカ師は、20世紀後半に起こったNAR(新使徒改革)により、キリスト教会がついに再びヘブル的ルーツに結び合わされることになったと述べ、次のように言っています。

新旧約の啓示の連続性/非連続性・漸進性・有機的一体性に関する「改革派神学」「ディスペンセーション主義神学」「正教神学」の比較対照〔J・トレンハム主席司祭に質問してみました!〕

赤組と白組のリレー競走(出典) 目次 赤組と白組の論争 モルモン教陣営内の場合 福音主義陣営内の場合 でも両方とも間違っているとしたら、、その場合はどうなる? レフリーを探すぞぉ~! ジョサイア・トレンハム神父 質問してみる 一歩ずつ進んでいく

新しい天地を共に目指すためにーー離れ離れになった友たちとの再会と新しい出発を祈りつつ

ガラテヤ書講解(安黒務師、説教メモより) ガラテヤ書の書かれた時代、エルサレムには字義的に解釈された旧約聖書、十戒、戒律の奴隷となったユダヤ教の総本山があった。しかし、天にあるエルサレムの神様の臨在の中には自由があるとパウロは言っている。

私たちクリスチャンは旧約聖書をどういう風に捉えればいいのだろう?(by バルナバ・アスプレイ、ケンブリッジ大 解釈学)【悩める学生の皆さんへの応援記事】

あ~もうお手上げ、、かも。 目次 はじめにーーみんなが頭を悩ませてきた問題! 3つのアプローチをみてみよう。 モデル1.「旧約は律法についての書であり、新約は恵みについての書です。」 モデル2.「旧約は文化的に特定のものであり、新約は時代を超越…

教会政治とジェンダー論ーー女性教職を認めるべきか?(ウェイン・グルーデム著『組織神学』第47章)前篇

ウェイン・グルーデム(1948~)過去20年間に渡り、イリノイ州にあるトリニティー神学校で教鞭を取った後、現フェニックス神学校教授。ハーバード大(B.A.)、ウェストミンスター神学校(M.Div.)、ケンブリッジ大(Ph.D.)1998-1999年にかけ、Evangel…

神はご自身の民、ユダヤ人を拒まれたのだろうか?(by カリストス・ウェア府主教)

モーセと十戒(レンブラント作、1659)出典 目次 説教(カリストス・ウェア府主教) ユダヤ人との和解ーー元イラン革命防衛隊員ハンス兄の証し

なぜホームスクーリングの親や教育関係者たちがヘブル的ルーツ運動(HRM)に巻き込まれているのか?ーーHRMの説伏プロセスを解析する。

教育と子ども(出典) 目次 訳者はしがき ホームスクーリングーーヘブル的ルーツ運動の恰好のターゲット?! ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませる ホームスクーリング支援団体「ハート・オブ・ウィズダム」の教えについて ニーズを確立 …

ユスティノスのストア哲学批判(水落健治氏、明治学院大学)【初代教会とギリシア哲学】

ストア哲学の流れ(出典) 目次 はじめに ユスティノスとは誰か? 『ユダヤ人トリュフォンとの対話』1.4 批判の対象ーー三種類の区分 ①セネカの主張 ②ストア派の主張 ③中期プラトン派の主張 ユスティノスの批判 古ストア派、中期ストア派、新ストア派

いかにして惑わされ、いかにしてそこから救い出されたのかーー「ヘブル的ルーツ運動(HRM)」:ある脱会者の証言

私はいつも一生懸命だった、、、そしてそれが真理だって信じていた。。(出典) 目次 証し はじめに 「後の雨運動」に関わり始める ある夫婦との接点 本格的にヘブル的ルーツ運動の世界に入っていく 騙しの過程は少しずつ段階的に進行していく 教義に疑問を…

歴史小説『チューリッヒ丘を駆け抜けた情熱ーー迫害下に生きたスイス・アナバプテストの物語』後篇

出典 前篇からの続き 目次 第17章 獄中にいる兄弟たちからの手紙 第18章 二度目の挫折そしてフェリクス・マンツの脱獄 第19章 チューリッヒからの罰金徴収人派遣される 第20章 隠れ家での生活 第21章 ゾリコンの熱狂分子、騒ぎを起こす 第22章 …

歴史小説『チューリッヒ丘を駆け抜けた情熱ーー迫害下に生きたスイス・アナバプテストの物語』前篇

出典 著書名:Fire in the Zurich Hills 著者:Joseph Stoll 出版年:2010年 出版社:Pathway 日本語翻訳:著者ストール氏の許可を得た上で本ブログ管理人が訳しました。(2014年) 目次 第1章 ことの始まり 第2章 第一回公開討論会チューリッヒで…

なぜ司祭たちは、1コリント11:4、7の聖句に反し、典礼の時に頭にかぶり物を着けているのでしょうか?

出典 1コリント11:4,7 4 男が、祈りや預言をするとき、頭にかぶり物を着けていたら、自分の頭をはずかしめることになります。 7 男はかぶり物を着けるべきではありません。男は神の似姿であり、神の栄光の現われだからです。女は男の栄光の現われです…

自分とは異なる見解を持つ同胞をより良く理解し、より深く愛していくために

ロバに乗った老人 目次 はじめに できる限り、相手の言い分を「直接」聞くように努める キリスト教会史の中の「悪玉」と言えば・・・?? いざイコン問答! 一つの食卓を囲んでーー公開ディベートの有益性 おわりに

クリスチャン・シオニズムーーハルマゲドンへのロードマップ? (by ステファン・サイザー他)

「聖書はきわめて親イスラエルの書物である。もしクリスチャンが『私は聖書を信じている』と認めるなら、私は彼を親イスラエル支持者とすることができる。あるいは彼らの信仰を非難しなければならないことになる。」コーナーストーン教会主任牧師ジョン・ハ…

「そもそも聖書の解釈の仕方など学ぶ必要あるの?」(D・A・カーソン、トリニティー神学校)

目次 はじめに できる限り良心的に、聖書のバランスを計り、歴史的/神学的「あれかこれか」的分裂への屈服を避ける。 聖書のある部分におけるアンチテーゼ的性質(特にイエスの説教のある部分)はレトリックなものであり、絶対的でものではないことを認識す…

神の永遠の御住まい(ゲルハルダス・ヴォス、R・B・カイパー)

神の栄光が都を照らし(黙21:23) 目次 幕屋(ゲルハルダス・ヴォス) 幕屋 キリストーー対型的幕屋(anti-typical tabernacle) 幕屋はまた教会の予型でもある 神の家ーー永遠の住まい(R・B・カイパー)

過度の単純化/還元主義/誤前提から生み出される解釈的弊害を避けるために①ーー「ヘブライ的思考」「ギリシャ的思考」に関する考察(ミラード・エリクソン『キリスト教神学』)

「ヘブライ的思考 vs ギリシャ的思考」ーー代表的な「ヘブル的ルーツ運動」の団体119Ministriesの教えより Millard J. Erickson, Christian Theology, Part 5. Humanity, sec. 23. The Constitutional Nature of the Humanより(抄訳) 非常に重要かつ影響力…

「ヘブル的ルーツ運動」を検証する②(by クリス・ローズブロー)

「これまで存在してきたものとは異なる種類の信仰を定義している『ヘブル的ルーツ運動』。信仰をそういった運動の定義の中に閉じ込めることにより、『普遍性』および『歴史性』というキリスト教の二大強点がはく奪されています。 この運動を推進しておられる…

「ヘブル的ルーツ運動」を検証する①(by ジョシュ・サマー)

目次 はじめに ヘブル的ルーツ運動(The Hebrew Roots Movement) プロテスタントとの対比 相違その1 相違その2 相違その3 核心問題 考えられ得る反論 結論

聖書的liturgyの意味と霊性の回復を求めてーー公的礼拝における詩篇賛美(瀧浦 滋師の論文紹介)

はじめに 冒頭の記事でも指摘されているように、近年、比較的若い世代の「伝統(教会)回帰」が目立ってきているそうです。コンテンポラリーな礼拝環境の中で飢え渇きを覚え、彼らは自分たちの古のルーツや伝統を求め旅を始めています。

新約聖書の啓示の構造(ゲルハルダス・ヴォスの『Biblical Theology』より)

一つの有機体、そして全体。 目次 はじめに ①旧約聖書の中での表示から ②イエスの教えから ③パウロ及びその他の使徒たちの教えから 新経綸は最終的なもの。 さらなる啓示は予測されるのか?

永遠なるものと時間的なものーーキリスト者の歴史観と希望について

キリストの世界において、遠方が裂け、開く。天穹が割れ、開く。 「キリスト教的意識は、永遠なものが時間の中にいりこむことができることを究極まで承認したことによって、歴史を、歴史の観念を与えたのであった。」と異色のロシア人哲学者ニコライ・ベルジ…

予型論について(『ベイカー福音主義神学事典』他)

目次 予型論について(『ベイカー福音主義神学事典』) 予型/予型論について(Type, Typology) 解釈的重要性 現在の論争 〔参考文献〕 予型論について(『ティーセルトンのキリスト教神学事典』) 〔比較研究のための資料〕オリゲネスのローマ書解釈ーオリ…