巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

敬拝の中の詩篇:巡礼者の歌・祈り・喜び・嘆き

礼拝における規制原理(Regulative Principle of Worship)に対する自見解の見直しと振り返り

家庭礼拝での詩篇歌唱(出典) ブライアン・クロス氏と、ジェイソン・スティールマン氏の対談のPodcast(mp3)を聴きました。 ジェイソン・スティールマン氏は米国長老教会(PCA)の牧師として、2011年6月、(Federal Visionに関し)同僚のピーター・ラ…

なぜ自分にとって「コンテンポラリー・フリー礼拝」が原理的にインポッシブルなのかについて(by C・S・ルイス)

C.S. Lewis on the Liturgy(全訳) C・S・ルイスは世界中のクリスチャンに愛読されている作家です。子ども向けのファンタジー、キリスト教弁証、神学、アレゴリー、サイエンス・フィクション、デボーショナル、文芸評論に関する諸作品は何百万という売り上…

書かれた「祈り」を祈る豊かさ、広さ、深さについて(by トーマス・ハワード)

書かれ、祈られてきた「祈り」がある。(上は「共通祈祷書」の中の祈り) 目次 ランスレット・アンドリューズの「朝の祈り」 修練はものごとを可能にし、構造は人を自由にする 秩序と韻律(rhythm) 定式の祈りを祈る 福音主義の強点と弱点 私は一人ではない…

詩篇146:1-10(ルーマニア語での美しい詠唱)

ルーマニアの風景(出典) 詩篇146:1-10(LXX 詩篇145:1-10)

「あなたの道を主にまかせ、思いわずらいを主にゆだねてごらんなさい。」ーー苦難の人パウル・ゲルハルトの信仰詩

出典 苦難と喪失つづきの生涯を送った17世紀ドイツの信仰者パウル・ゲルハルト。苦しみの最中にあって彼が書き残した数々の信仰詩には、生ける神の子イエス・キリストに対する揺るぎない信頼と祈りが込められています。 あなたの道を主にゆだねよ。主に信…

クリスチャンの礼拝と祈りはなんと奥が深いことでしょう!

出典 「われわれは、そこが天国なのか地上なのか分からなかった、、、ただ一つ確かなのはそこにおいて神が人間たちの間に宿っておられるということだ。」キリスト教会の典礼の様子を目撃したウラジミール使節の証言 目次 毎日が学びと発見 ビザンティンの奉…

〈オジサン〉たちも泣きたい時がある。ーー嘆きと受容の空間

出典 主よ。私の祈りを聞いてください。私の叫びが、あなたに届きますように。私が苦しんでいるときに、御顔を私に隠さないでください。私に耳を傾けてください。私が呼ぶときに、早く私に答えてください。詩篇102:1-2

典礼の交唱(アンティフォナ)ーー天の韻律のこだま(by トーマス・ハワード)

典礼の空間においては、すべてのものが意味を持ってくる。(出典) Thomas Howard, Evangelical is Not Enough: Worship of God in Liturgy and Sacrament, Ignatius, 1984 (抄訳) 〈主があなたと共におられますように。"The Lord be with you."〉 〈そし…

主よ。私はあなたを呼び求めます。私のところに急いでください。ーー詩篇141篇1-4節を歌い祈る。【典礼の中の詩篇歌】

詩篇141篇1-4節 1 主よ。私はあなたを呼び求めます。私のところに急いでください。私があなたに呼ばわるとき、私の声を聞いてください。 2 私の祈りが、御前への香として、私が手を上げることが、夕べのささげ物として立ち上りますように。 3 主よ。私…

人生のどん底にいるクリスチャンは何を歌えるのか?(by カール・トゥルーマン)

出典 Carl R. Truman,‘What Can Miserable Christians Sing?’ in The Wages of Spin: Critical Writings on Historical and Contemporary Evangelicalism (Christian Focus: 2004) pp. 158-160(抄訳) 過去においても現代においてもキリスト教礼拝の中で欠…

「私は、昔の日々、遠い昔の年々を思い返した。」詩篇77篇を歌い祈る。/回顧と眺望(ピューリタンの祈り)

出典 目に見える世界、目に見えない世界を治めておられる 至高なる統治者、 わが心は汝に引き寄せられます。 驚くべき汝の恵みとへりくだりゆえに。

暗闇の中での導き(by ジョン・マクダフ)

目次 暗闇の中での導き(ジョン・マクダフ) 詩篇27篇7-10節を歌い祈る

聖書的liturgyの意味と霊性の回復を求めてーー公的礼拝における詩篇賛美(瀧浦 滋師の論文紹介)

はじめに 冒頭の記事でも指摘されているように、近年、比較的若い世代の「伝統(教会)回帰」が目立ってきているそうです。コンテンポラリーな礼拝環境の中で飢え渇きを覚え、彼らは自分たちの古のルーツや伝統を求め旅を始めています。

昼も夜も主のおしえを黙想することについて(詩篇1:2)byトーマス・ワトソン

詩篇1篇2節 まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ(*思い巡らす)。〔新改訳〕 כִּ֤י אִ֥ם בְּתֹורַ֥ת יְהוָ֗ה חֶ֫פְצֹ֥ו וּֽבְתֹורָתֹ֥ו יֶהְגֶּ֗ה יֹומָ֥ם וָלָֽיְלָה׃ ἀλλ’ ἢ ἐν τῷ νόμῳ κυρίου τὸ θέλημα αὐτοῦ καὶ …

主よ、無知から来る「大胆さ」を人はどうすればいいのでしょうか?【自己反省と嘆きと祈り】

反省文 嘆願の祈り ピューリタンの祈り 詩篇88篇 悲しみの吐露と歌

詩篇1篇を愛した教父たちーー黙想と歌

4世紀の教父アタナシオスは詩篇を植物園の多様性にたとえました。 目次 詩篇1篇を愛した教父たち 詩篇1篇ーヘブライ語による吟唱 詩篇1篇ーコイネー・ギリシャ語による吟唱 詩篇1篇ー英語による歌唱

Regulative Principle of Worshipという16世紀の〈窓〉から遥かにひろがりゆく教会の公同性と普遍性

この先に何があるのだろう? 「ウィクリフは著述全体を通し、『新しい企画・手法(innovation)や真新しいものへの愛着が、キリスト教および教会の一致と統合を脅かしている』と訴えています。」*1 *1:Stephen Lahey, John Wyclif, Oxford University Press …

「私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。」ーー極限まで追い詰められたダビデの祈りと賛美を歌う。(詩篇34:1-10)

私は「あらゆる時に」主をほめたたえると言った時のダビデは(人間的に言って)本当に救いがたいほど最悪の状況にありました。

「あなたに向かって、私は手を差し伸べ、私のたましいは、かわききった地のように、あなたを慕います。」ーー詩篇143:6-8の祈りを歌う。

「詩篇歌(『スコットランド詩篇歌1650年版』)を少なくとも一年に一回は、通読するか、もしくは歌うべきです。この詩篇歌はヘブライ語からの実に見事な翻訳であり、多くの場合、通常の散文体の詩篇よりもむしろ正確さにおいて優っているほどです。」 ロ…

恒久的キリスト教の礼拝形態を探し求めてーー詩篇歌の歴史(by ミッシェル・ラフェブレ)

詩篇63篇1-2節(歌はココ) 1 神よ。あなたは私の神。私はあなたを切に求めます。水のない、砂漠の衰え果てた地で、私のたましいは、あなたに渇き、私の身も、あなたを慕って気を失うばかりです。 2 私は、あなたの力と栄光を見るために、こうして聖所…

「まことに、あなたは、私のたましいをよみに捨ておかず。」ーー墓の彼方を眺望しつつ詩篇16篇8-11節を歌う。

どのくらい前になるのかは分かりませんが、エジプト中部のベニ・スエフ(بني سويف)近郊の小さな町で世界最古の詩篇(歌)集(Psalter;詩篇、聖詠)が発見されたそうです(紀元4世紀)。ではその町のどこで発見されたのかというと、ある年若い娘さんのお墓…

詩篇歌のベーシックな旋律(tune)を覚え、複雑な時代に、シンプルに神とつながりましょう!

家の中にいる時だけでなく、コンパクトな詩篇歌一冊を手に携え、公園や海辺、山の頂で神のことばを歌い、神に賛美を捧げるひとときは、信仰者にとってなんという喜び、そしてやすらぎでしょうか。 情報コメンテーターのニコラス・カー氏が2011年に出版し…

主よ、あなたの恵みは天にあり、あなたの真実は雲にまで及びます。

神のことばが私たちの内で祈りとなり、御霊によって湧き出でる賛美となりますように。聖徒の魂と口から告白される神の偉大さと栄光が、全世界を満たしますように!

讃歌の紅葉とハーモニー

ある日の早朝、何か特別礼拝があったのでしょう、近くの正教会から典礼音楽が流れてきていました。窓辺でぼんやりその旋律を聞いていると、ちょうどそこに知り合いのアメリカ人宣教師が通りかかりました。"Hey, what do you think of that song?"と正教会の…

なぜ私が詩篇歌を愛するようになっていったのかーーミッシェル・ラフェブレ牧師の証し

目次 なぜ私が詩篇歌を愛するようになっていったのか 訳者の小さなメモ 執筆者:ミッシェル・ラフェブレ(米国インディアナ州 Christ Church Reformed Presbyterian of Brownsburg 牧師)

宗教改革の霊性ーー礼拝賛美について(by ジャン・カルヴァン、1543年)

目次 二種類の祈り(Two Kinds of Prayers) 歌うことを通した表現(Expression Through Singing) 音楽の重要性(Importance of Music) 音楽の力(Power of Music) なぜ詩篇を選ぶのか(Why the Choice of the Psalms) 理解を伴った賛美行為の必要性(Si…

たましいの恒久的「心療内科」としての詩篇歌と敬拝

目次 詩篇歌を愛した先人たちの声 詩篇歌を味わう 詩篇138篇1-5節(英語による詩篇歌) 詩篇51篇7-13節(英語による詩篇歌) 詩篇28篇6-9節(英語による詩篇歌) 詩篇62篇(ゲール語による詩篇歌) ジュネーブ詩篇歌1篇のメロディー(1…

私がクリスチャンの教理論争史を愛しんでいる理由――Exclusive Psalmody Debateの事例から【キリスト礼拝の本質を考える】

私は、クリスチャンの教理論争史にとても興味があり、それらの文献を読むのが好きです。そして今日はみなさんに、私がなぜExclusive Psalmody Debate(礼拝時に詩篇歌だけを歌うべきか否かの論争)を愛しているのか、その理由をお分かち合いしたいと思います…

巡礼者たちの魂の休息地―詩篇104篇を黙想し、歌う。

詩篇104:1-2、24、31、33 1 わがたましいよ。主をほめたたえよ。わが神、主よ。あなたはまことに偉大な方。あなたは尊厳と威光を身にまとっておられます。 2 あなたは光を衣のように着、天を、幕のように広げておられます。 24 主よ。あなたの…

弟子たちと共に詩篇118篇を歌われた主イエス(R・ハリス)

R. Harris, The Lord Jesus sings Psalm 118 with His disciples, Puritanboard マタイ26:30、マルコ14:26、詩篇118 弟子たちとの最後の晩餐の席で、主イエスは美しい説話をなさいましたが、それがヨハネの福音書の13章から17章にかけて記…