巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

教父学(Patristics)

イグナティオスによるスミルナ人への手紙【AD2世紀前半】第9章-最終章

アガペー(愛餐;ἀγάπη)ローマのカタコンベ壁画(出典) 目次 第9章 司教を敬いなさい 第10章 彼らの親切を想う 第11章 アンティオケに使者を遣わしてほしい 第12章 あいさつ 第13章 むすび 第1章はココ。第2-8章はココ。

ソロ・スクリプトゥーラ、ソラ・スクリプトゥーラ、そして解釈的権威の問題(by ブライアン・クロス&ニール・ジュディッシュ)【その6:派生的権威という誤想】

全体の目次はココです。 本稿内の小見出し 執筆者 第4章.なぜソラ・スクリプトゥーラとソロ・スクリプトゥーラの間には原則的相違がないのかについて C.派生的権威(derivative authority)という誤想 「ソラ」と「ソロ」を区別したい でも結局、両者の間…

「古代教会理解への《橋渡し》となったわがペンテコステ信仰に感謝!」ーー元アッセブリーズ・オブ・ゴッド教団ブレント・スタッブス師の証し

目次 はじめに 生い立ち ミニストリーへの召し オーラル・ロバーツ大学へ進学 信仰の動揺 「大いなる背教」という歴史観 アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の教師になる。そして娘の誕生。 聖母マリアについて 一旦、教団のポストを離れ、探求を開始。 使…

刑罰代償説(penal substitution theory)に関する東方正教会内の諸見解について

目次 見解① 見解② プロテスタント内での動き 所感 参考文献

教会と、2世紀におけるグノーシス主義者たち(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

自分で決定した正典(カノン)を披露するマルキオン(出典) 目次 はじめに ケリントス、マルキオン、ヴァレンティヌス、ケルド等はいかなる人物であったのか? グノーシス主義者たちは何を教えていたのか? 教会的含意(One Ecclesial Implication)

イグナティオスによるスミルナ人への手紙【AD2世紀前半】第2-8章

ローマにあるカタコンベ壁画(communion;Catacomb of Marcellinus and Peter, Rome、出典) 目次 第2章 キリストの真の受難 第3章 キリストは復活後、肉体を有しておられた 第4章 こういった異端者たちを警戒しなさい 第5章 彼らの危険な誤謬 第6章 キ…

イグナティオスによるスミルナ人への手紙【AD2世紀前半】第1章

目次 手紙の背景について(アンドリュー・ルース、ダーハム大学教父学、ビザンティン学) 本文 序 第1章 あなたがたの信仰ゆえに神に感謝する

私の辿ってきた道ーージェイソン・スチュワート師の信仰行程

目次 正統長老教会(OPC)の牧師である自分に一体何が起こったのか 1.プロテスタント宗教改革の肯定的諸原則 2.教父たちの文書 3.教会権威の問題 「聖書のみ」の教理は自明の理ではないのか? おわりに

第二のイヴとキリストの人間格ーー古代教会における聖母マリアの教義展開について(by ヤロスラフ・ペリカン)

目次 初期キリスト教世界の創世記1-3章読解 イヴとマリアの比定ーー教父エイレナイオス イヴとマリア――均衡のとれた両端の開示 第二のイヴとしてのマリアーー「歴史循環説」への批判 「イエスの人間格」に躊躇するグノーシス派の認識に対する、教父たちの…

イグナティオスによるローマ人への手紙【AD2世紀前半】第8章-最終章

出典 目次 第8章 どうか私のために祈ってほしい 第9章 シリアにある教会のことを祈りに覚えてほしい 第10章 イエス・キリストの忍耐の中で待ち望みつつ。 第1-5章はココ。 6章はココ。7章はココ。

聖体と教会的ドケティズム(ecclesial docetism)について(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

「あらゆる善の中でも至高善である『一致』が、あなたにとっての最大の関心となるよう専心しなさい。」ーーアンティオケの聖イグナティオス(『聖ポリュカルポスへの手紙』2世紀) "The Institution of the Eucharist" Nicolas Poussin (1594-1665) 目次 初…

「正統性」について(by G・K・チェスタートン)

G.K. Chesterton (1874-1936) G.K. Chesterton, The Paradoxes of Christianity(抄訳) 人々は〈正統性〉をなにか、重々しく、単調で、安全なものであるかのように語るという愚習に陥ってしまっている。しかし、〈正統性〉ほど、危険多く且つエキサイティン…

キリスト教東西の共通遺産そして霊的宝庫ーーThe Divine Liturgy of St. John Chrysostom(by Cappella Romana)

対立や競合ではなく相補(complementary)。私たちは互いを必要としている。(写真) 目次 The Divine Liturgy of St. John Chrysostomの訳語について 本ブログの方針と祈り Cappella Romana - Divine Liturgy of the Orthodox Church in English in Byzanti…

遺物、聖人、そしてマリアの被昇天について(by デイビッド・アンダーズ)

“The Assumption of the Most Holy Mother of God”(Pietro Cavallini作) 目次 遺物、聖人、マリア崇敬に対するマイナス感情 最初のパンチ 一筋縄ではいかない 聖人や遺物は実は聖書的だということに気づく なぜユダヤ人たちはこのような事を信じ実践してい…

エフェソス公会議(431)及びカルケドン公会議(451)について(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

431年に開催されたエフェソス公会議(出典) 目次 全地公会議に対するプロテスタントとカトリックそれぞれの捉え方 エフェソス公会議 告白者マクシモス

「神の母」(=テオトコス)という聖母マリアの称号に関する考古学的発見と、個人的苦悩の告白

目次 「神の母」と私の苦悩 【補足資料】 「スブ・トゥウム」を記した最古の資料 参考文献

第二正典は「聖書」のうちに入るの?(by デヴィン・ローズ)【プロテスタントのジレンマ】

トビト記(出典) 目次 もしもプロテスタンティズムが正しいのだとしたら・・・ プロテスタントは第二正典を拒絶した カトリシズムは真であるゆえに・・・ プロテスタントのジレンマ

マルティン・ルターと新約正典(by デヴィン・ローズ)【プロテスタントのジレンマ】

目次 もしもプロテスタンティズムが正しいのだとしたら、その時・・ まな板の上の4巻 カトリシズムは真であるゆえに・・・ プロテスタントのジレンマ

変形された伝統ーーアウグスティヌスのローマ書解釈について(by デイビッド・ベントリー・ハート)

聖アウグスティヌス(354-430)

いかにして聖書を読めばよいのだろうか。(by アイダン・キメル)

Fr. Aidan Kimel. 25年間米国聖公会の司祭を務めた後、ローマ・カトリシズムに転向、カトリック司祭になる。さらにその後、正教会(Western Rite Orthodoxy; 西方奉神礼正教)の司祭になる。2012年6月、次男が自死するという悲劇に襲われる。悲嘆のさ…

オリゲネスは ‟異端者” か、それとも ‟聖人” か?(by デイビッド・ベントリー・ハート)

‟異端者” オリゲネス or ‟聖人” オリゲネス?

私の辿ってきた道ーーデイビッド・アンダーズ師の信仰行程

David Anders 目次 生い立ち 教会 「人を救うのは信仰であり、行ないではない」 大学入学後ふたたび信仰が息をふき返す ホイートン大学にて トリニティー神学校へ 宗教改革史を専門にすることに決意 博士課程スタートーー「信仰のみによる義認」の教理研究に…

「プロテスタント解釈パラダイム」と「カトリック解釈パラダイム」(by ジェイソン・スティールマン)

Jason Stellman Resigns from the Presbyterian Church in America - Resurrectio et Vita - UriBrito.com Jason Stellman, On Paradigms Protestant and Catholic, 2012(全訳) 最近のカトリック/プロテスタント間のディスカッションにおいて、‟解釈的パ…

聖書の「自己証明化(‘Self-Authentication’)」というカルヴァンの思想について(by ニール・ジュディシュ、オクラホマ大学)

出典 目次 学生時代に聞いた問いかけ 3種類の回答 カルヴァンは実際に何と言っているか 考察ポイント① 考察ポイント② 虚偽のダイコトミー オールタナティブな見解およびその立場の抱える矛盾 ノックダウン議論なのだろうか

伝統とレキシコン(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

出典 目次 どうして私たちの間の意見の不一致になかなか解決がもたらされないのだろう? 聖なる家族 二次レベルの意見の相違に注意を向ける 聖句の意味解釈ーープロテスタントとカトリックの違い 教会論ーー〈家族〉としての教会理解 レキシコンを介した聖書…

私の活動は「問題を解決するもの」なのだろうか。それとも現行のこの在り方自体が意図せずして「問題の一部」となってしまっているのだろうか?

出典 目次 保守改革派内における三つの被り物見解 二つのハードル ①シンボルと物質に関するプロテスタント見解のばらつき ②教父たちの証言(聖伝)に訴えることができない 賛否双方の立場から 類似の事例ーー異端・カルト対策に取り組む個人や団体の働きにつ…

ソロ・スクリプトゥーラ、ソラ・スクリプトゥーラ、そして解釈的権威の問題(by ブライアン・クロス&ニール・ジュディッシュ)【その2】

複雑に入り組んだ16世紀をみる〈眼〉が、いつも真理と憐れみ、その両方で潤ったまなざしであることを主に祈り求む。(出典) 全体の目次はココです。 本稿内の小見出し 第2章.ソロ・スクリプトゥーラの説明とその問題点ーーマティソンによる解説 ソロ・…

教会的理神論(ecclesial deism)を乗り越える道(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)+訳者の所感

西方の四大教会博士(出典) 目次 はじめに 教会的信仰(Ecclesial Faith) 「教会論に関し、アクィナスは理神論者ではなかった、、」 教父たちの諸見解に信頼が置けなかった理由 キリストを信頼するとはどういうことだろう? 教会観の見直し 信仰理解に関す…

教会的理神論(ecclesial deism)ーープロテスタンティズムの努力とジレンマ(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

人々は常に聖書の真理に立ち返ろうと真剣だった。おお神よ、私たちを憐れみ給え!ーー19世紀のストーン・キャンベル運動(出典) 目次 はじめに 教会の可視性と不可視性に関するプロテスタントの見方 教会史における過去の諸変化をどのように捉えるか 聖書…

私の辿ってきた道ーージェームス・K・A・スミス師の証し(カルヴァン大学)【悩める学生の皆さんへの応援記事】

ジェームス・K・A・スミス(1970~)。カルヴァン大学哲学科教授。 目次 予期せぬ出会いと目ざめ 信仰の入り口ーープリマス・ブラザレンの教会 自分たちのセクターもまた一つの ‟伝統” であることに対する気づき 直接性による解釈(hermeneutics of imme…