巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

意味論(Semantics)

聖書のワード・スタディーをする際に注意すべき事:その⑨ シノニム(同義語)と成分分析に関する諸問題(by D・A・カーソン)

D.A.Carson, Exegetical Fallacies, Chapter 1. Word-Study Fallacies, p.25-66(拙訳) 小見出し 同義性(synonymy)と等価性(equivalence)の区別がなされていない なぜこれが問題となるのか? なぜシノニム(同義語)の扱いがこれほど難しいのか 意味的…

聖書のワード・スタディーをする際に注意すべき事:その⑧ 専門的な意味に関する誤った諸前提(by D・A・カーソン)

D.A.Carson, Exegetical Fallacies, Chapter 1. Word-Study Fallacies, p.25-66(拙訳) 小見出し 「専門的な意味」 "baptism in the Spirit" 大宣教命令の中のπάντα τὰ ἔθνη(all nations)という句は、イスラエルを排除している??

聖書のワード・スタディーをする際に注意すべき事:その⑦ 言語と精神構造(メンタリティー)を連関させようとする(by D・A・カーソン)

情報源 D.A.Carson, Exegetical Fallacies, Chapter 1. Word-Study Fallacies, p.25-66(拙訳) 小見出し ヘブライ的思考とギリシャ的思考? 『Theological Dictionary of the New Testament(キッテル新約聖書神学辞典)』の根本問題

聖書のワード・スタディーをする際に注意すべき事:その⑤ 背景資料への不注意な依拠(by D・A・カーソン)

ὕδωρ D.A.Carson, Exegetical Fallacies, Chapter 1. Word-Study Fallacies, p.25-66(拙訳) 小見出し ヨハネ3:5のὓδατος καίについてーー私の過去の誤解釈 マタイ5:1の「山;ὄρος」とルカ6:17の「平らな所;πεδινός」 過去の失敗からの教訓

聖書のワード・スタディーをする際に注意すべき事:その④ 未知の、もしくはありそうもない意味に訴える(by D・A・カーソン)

Θέλω δὲ ὑμᾶς εἰδέναι ὅτι παντὸς ἀνδρὸς ἡ κεφαλὴ ὁ Χριστός ἐστιν, κεφαλὴ δὲ γυναικὸς ὁ ἀνήρ, κεφαλὴ δὲ τοῦ Χριστοῦ ὁ Θεός. (1コリント11:3) D.A.Carson, Exegetical Fallacies, Chapter 1. Word-Study Fallacies, p.25-66(拙訳) 小見出し Κε…

聖書のワード・スタディーをする際に注意すべき事:その③ 意味の廃用(by D・A・カーソン)

D.A.Carson, Exegetical Fallacies, Chapter 1. Word-Study Fallacies, p.25-66(拙訳) 小見出し 意味の廃用(Semantic obsolescence)とは? μάρτυς の意味の変遷 Κεφαλή(ケファレー)=源??

聖書のワード・スタディーをする際に注意すべき事:その② 意味のアナクロニズム(by D・A・カーソン)

οὐ γὰρ ἐπαισχύνομαι τὸ εὐαγγέλιον· δύναμις γὰρ Θεοῦ ἐστιν εἰς σωτηρίαν παντὶ τῷ πιστεύοντι...(ローマ1:16a) D.A.Carson, Exegetical Fallacies, Chapter 1. Word-Study Fallacies, p.25-66(拙訳) 小見出し 意味のアナクロニズムとは? 神のδύναμ…

聖書のワード・スタディーをする際に注意すべき事:その① 語根にかかわる誤謬(by D・A・カーソン)

小見出し はじめに 1.語根にかかわる誤謬(The root fallacy) ὑπηρέτης(しもべ)の基本的意味は、「船やボートを漕ぐ人」?? ἀπόστολος(使徒) μονογενής ἀγαπάωとφιλέω 3つの但し書き

聖書のワード・スタディーをする際に注意すべき事:【目次】と【プロローグ】(by D・A・カーソン)

D・A・カーソン、トリニティー神学校、新約学 D.A.Carson, Exegetical Fallacies, Chapter 1. Word-Study Fallacies, p.25-66(拙訳) 目次 プロローグ 釈義的誤謬の蔓延 批判的釈義(critical exegesis)の大切さ よく「聞く」 なぜ私たちの間にこれほどま…

バイリンガリズムと新約聖書ギリシャ語の特徴(by モイセス・シルヴァ)〔英文〕

モイセス・シルヴァ。1945年生まれ。ウェストミンスター神学校(1981-1996)、ゴードン・コーンウェル神学校(1996-2000)で聖書学を教鞭。NASB(新米国標準訳聖書)およびESV(英語標準訳聖書)の翻訳委員。 Moisés Silva, "B…

脱構築(déconstruction)とキリスト教世界観(by ヴェルン・ポイスレス)

目次 はじめに 脱構築(déconstruction) 私たちの姿勢 フィールド・パースペクティブとしての脱構築 脱構築のモットー:『テクストの外部には何もない。』 脱構築のモットー:『作者の死』 脱構築のモットー:『シニフィエ(‟記号内容”)の繰延』 脱構築の…

「字義的」それとも「文字通り」?――"Literal "という用語に関する本ブログの方針について(私の試験的な試みです)

目次 「字義的」それとも「文字通り」? 【参考資料1】ディスペンセーション主義は聖書を「字義的に」解釈する教えなのでしょうか。(by コリン・ピアソン) 【参考資料2】"Literal" or "Literalistic"?, How Do We Interpret Bible Prophecy? (「字義的」…

ディスペンセーション主義者を理解する ⑰ 「字義性についてのディスペンセーション主義者自身の説明に耳を傾ける。」(by ヴェルン・ポイスレス/ウェストミンスター神学大 新約学)

小見出し 字義性についてのライリーの説明(RYRIE’S DESCRIPTION OF LITERALNESS) 字義性についてのその他の言明(OTHER STATEMENTS ON LITERALNESS) 聖書解釈における全域的要因について(SOME GLOBAL FACTORS IN INTERPRETATION) Vern Sheridan Poythre…

ディスペンセーション主義者を理解する ⑯ 聖書の「字義的」解釈とは何でしょうか?【後篇】(by ヴェルン・ポイスレス/ウェストミンスター神学大、新約学)

小見出し 字義性を定義する(DEFINING LITERALNESS) 《平べったい解釈》 「プレーンな」解釈(“PLAIN” INTERPRETATION) Jam Session:〔特にジャズの〕ジャムセッション、即興の演奏会(情報源) Vern Sheridan Poythress, Understanding Dispensationalist…

ディスペンセーション主義者を理解する ⑮ 聖書の「字義的」解釈とは何でしょうか?【前篇】(by ヴェルン・ポイスレス/ウェストミンスター神学大、新約学)

小見出し 「字義的」解釈とは何でしょうか?(WHAT IS “LITERAL” INTERPRETATION?) 「字義的」という語の意味の持つ困難点(DIFFICULTIES WITH THE MEANING OF “LITERAL”) 言葉の意味(THE MEANING OF WORDS) Vern Sheridan Poythress, Understanding Dis…