巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

宗教改革

「折衷的」越境は可能かな?ーー国境地帯での友との対話。【カトリック、正教、プロテスタント】

目次 正教会の結婚と避妊の教え 宣教の働きにおける福音主義について 「折衷的」であることをめぐって 理論と現実のギャップと不調和 「教会」を信じるか、あるいは懐疑主義か 過激派弁証家たちのレトリックに翻弄されないために 正教改宗の可能性と折衷性

"Are you saved?"ーーカトリック、プロテスタントそれぞれの視点

より良いコミュニケーションのために。 目次 はじめに 「奥さんの方は救われ(became saved)、、」 救済論の違い プロテスタントの A さんとカトリックの B さんの理解の行き違い 〔♪ D〕と〔♪ Dメジャー〕コードの違い

宗教改革者たちとトマス・アクィナスーーカール・トゥルーマン教授へのインタビュー【改革派内での新しい動き】

出典 目次 トゥルーマン教授の微妙な位置 ルターの信仰義認論、「パウロ研究による新しい視点」 聖書の正典問題 「教皇制のプラグマティズム」 宗教改革者たちとトマス・アクィナス

ロックンロールな高揚感を媒介にした教派間「一致」の悪魔的欺瞞について

出典 下の三つのビデオには教会ユースの集いの模様が映し出されています。さて、皆さんに質問です。どれがカトリック教会の集いで、どれがプロテスタント教会の集いでしょうか。

ポール・L・ガヴリリュク著「ハルナックの『ヘレニズム化されたキリスト教』か、それともフロロフスキーの『聖なるヘレニズム』か?」レビュー

目次 著者ポール・L・ガヴリリュク氏について 二つの対極的見解 ハルナックの「ヘレニズム化/堕落」説に対する批評 フロロフスキーの「キリスト教ヘレニズム」に対する批評 おわりに

ボブ・デウェイ師の「解放のミニストリー」批評のものさしは果して十全だろうか?【過去記事に対するクリティカルな考察】

目次 ボブ・デウェイ著「なぜ『解放のミニストリー』によって人々はかえって束縛されるようになるのかーー『霊の戦い』という世界観に対する警告」の記事を再考する 2019年7月3日追記 カトリック教会のエクソシズム伝統について 正教会のエクソシズム…

「字義通りの解釈」という思想と、人間観(anthropology)の考察

実験室(出典) 19世紀に英国で興ったディスペンセーショナリズムというプロテスタントの一潮流があります。 ディスペンセーショナリズムは、当時猛威を振るっていたキリスト教リベラリズムに対抗する敬虔運動としての肯定的側面を持っている一方、その聖…

中世キリスト教世界観とその変遷(by ロッド・ドレアー)

目次 中世キリスト教の世界観 形而上学的実在論(metaphysical realism) オッカムと唯名論(nominalism) 漸進的変化

現代宗教建築にみる反サクラメンタリズムーー世俗性の空虚なる直解主義(literalism)

神の聖所だろうか、それともレクチャー・ホールだろうか?ーーエホバの証人、王国会館(出典) 目次 反サクラメンタリズム(by ステファン・フリーマン神父) 写真でみる現代宗教建築 教会建築と美(by ブライアン・ホールズウォース)

分からないながらも最善を尽くそうと思う。

出典 目次 「あなたは悪魔の罠に陥っている。」 「聖霊が、あなたや私をそれぞれふさわしい所に置いてくださいます。」 聖霊は「真理の霊」 フォーラムでの体験 おわりに

ローマ・カトリック、プロテスタント、正教それぞれの、自己像・他者像・相関像について

モザイク画(出典) 昨日、東方典礼カトリック教会に通っている60代の女性から思いがけずお茶に誘っていただき、中心街のカフェで共に時間を過ごすことができました。彼女は私が教会から姿を消したことを心配しわざわざ電話をくださったのです。

なぜ伝統諸教会では主イエスの磔像がついた十字架(crucifix)が用いられているのだろう?ーー私の探求

キリスト受難の像、キリストの磔像のついている十字架(crucifix)出典 伝統的なカトリック教会、聖公会、東方正教会、そして一部の伝統的ルーテル教会の聖堂に入ると、正面の中央に主イエスの磔像がついた十字架(crucifix)が架けてあるのに私たちは気がつ…

「まなざし」をもつ信仰ーー聖画像の深遠性と内的感覚の開示(by ヨーゼフ・ラッツィンガー)

イタリア、ラヴェンナ(出典) 「聖画像は礼拝時に起こることと内的につながっています。歴史はキリストにおいて秘跡となり、キリストは秘跡の源泉です。それゆえ、キリストの聖画像は宗教絵画芸術の中心です。キリスト聖画像の中心は過越秘儀です。過越に焦…

福音主義にはリベラリズムの倫理的土砂崩れを食い止める力と権威が無いことをついに悟る。

土砂崩れ(出典) 2017年1月、私は、日本福音同盟(JEA)のみなさんに以下のような公開レターを書きました。

宗教改革の殉教者たちよ、私は汝らの裏切り者なのだろうか?

火あぶりにされるトーマス・クランマー(1556年3月21日)出典 殉教者たちの霊前にて おお、トーマス・クランマー。フェリクス・マンツ。ヤン・フス。ゲオルグ・ブラウロック。拷問台で悶絶し、カトリック教権の手によって惨殺された無数の名も無き信…

英国国教会はプロテスタンティズムの道を選び取った。(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

アングリカン・コミュニオンの分断・亀裂(出典) Bryan Cross, Church of England chooses the way of Protestantism, 2008(拙訳) 月曜夜、英国国教会一般総会にて投票が行われ、女性主教叙階が認可されました。

アングリカン主義の自己破壊作業はほぼ完了した。(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

英国国教会内の団体Women and the Church(出典) Bryan Cross, Anglicanism Nearly Finished Destroying Itself, 2008 現在アングリカン信者に残されている選択は、①各人が、自分と同見解を持つ(南米やアフリカ等)どこかの司教を見つけ出し、そうした上で…

アングリカン主義、ニューマン、そして教会一致の問題(byドワイト・ロングネッカー神父)

Anglicans Ablaze: The Challenges Facing the Anglican Church in North America Fr. Dwight Longenecker, ACNA, Newman and Unity, 2009(拙訳) 北米聖公会(ACNA)は、「一致と忠実さ」にコミットしている新しいアングリカン・グループです*1。私の知る…

「カトリック教会はプロテスタント改宗者が過去に与ってきた『聖餐』をどのように捉えているのですか?」Q & A(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

主の晩餐(The Lord's Supper)出典 Bryan Cross, Ecclesial Consumerism vs. Ecclesial Unity, 2007(拙訳) 質問者:カトリック教会は、プロテスタント改宗者のことをーーその人がプロテスタント時代に受けていたところの「聖餐(eucharist)」に共に与っ…

福音主義者と権威の危機(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

Bryan Cross, Evangelicals and the Crisis of Authority, 2009(拙訳) ジム・トンコヴィチが「福音主義者と権威の危機*1」と題する優れた論考を書いています。この記事は、ホモセクシュアリティーおよび学問の自由を巡って現在、カルヴィン・カレッジが通…

教会的消費者優先主義(Ecclesial Consumerism)について(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

さて、どれを選ぼうか?(出典) Bryan Cross, Ecclesial Consumerism vs. Ecclesial Unity, 2007(拙訳) 「だれも健全な教えを聞こうとしない時が来ます。そのとき、人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背…

自分の解釈的『矢』の周りに教導権的『標的』を描くジレンマについて【プロテスタンティズムと解釈的権威の問題】(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

出典 Bryan Cross, The alternative to painting a magisterial target around our interpretive arrow, 2007(拙訳) フェデラル・ビジョンの問題を扱ったジェフリー・マイヤー氏の記事内容に触れ、私は、「自分の解釈的『矢』の周りに教導権的『標的』を描…

「教会合同」という語のニュアンスについて

皆さんはこの写真からどのようなメッセージを受け取っていますか?(出典) ある忠実なプロテスタント教徒の方が、以下のような懸念を表明しておられました。 「N・T・ライトは、教会合同つまりエキュメニカル運動の回し者である。ローマ・カトリックとプロ…

正教、資本主義、そして「西洋」(by ナタニエル・ウッド、フォーダム大学)

出典 Nathaniel Wood, Orthodoxy, Capitalism, and "The West" (抄訳) ...しかし、親スラブ主義的(Slavophile)政治哲学のような事例を引き合いに、「それは、『西の資本主義』と『東の正教』の間の ‟架橋できない断絶” の証拠である」と捉えることは間違…

懺悔の涙

出典 中東圏クリスチャンたちのネット・フォーラムを観覧していましたところ、次のような話が交わされていました。

私の辿ってきた道ーーテリー・クラウチャック修道司祭の信仰行程

目次 カナダのカトリック家庭に生まれる 徐々に信仰から離れていく ドラッグと飲酒はじまる 「全てから自由になりたい。」 もう何も生きる目的がない。 「聖書を取りて、これを読め」 再生 福音主義教会へ エスキモーたちの元に 修道院へ 【補足】「イエスの…

私の辿ってきた道ーーローレンス・ファインゴールド師の信仰行程

出典 目次 無神論者の家庭に生まれる 美術史の教授との出会い キリスト教美術の世界 石像の研究でイタリアへ 「生きていくのがしんどい。もう生きたくない。」 初めてのミサ カトリックか、プロテスタントか ジョン・ヘンリー・ニューマン カトリシズムのユ…

私の辿ってきた道ーーケイティー・ウィング姉の信仰行程

レンブラント作(出典) 目次 カトリック家庭に生まれる 東洋宗教、瞑想の世界へ 内的幻の中にイエスが現れる 無教派クリスチャンになる メシアニック・ジュダイズムの集会へ 神父に内密に打ち明ける 「カトリシズム」と「メシアニック・ジュダイズム」 ゆる…

カンタベリーからローマへの軌跡ーーテーラー・マーシャル師(元聖公会司祭)の信仰行程

目次 「テーラー、地獄に落っこちちゃうよ。」 御言葉を通しての救い ヨハネ・パウロ二世ーー反キリスト? 信仰と理性の和合 アングリカン司祭になる 教皇が死んだ! 私にローマを指し示した一人のラビ カンタベリーからローマへの行路 訳者によるエピローグ

私の辿ってきた道ーーケヴィン・ウェイン氏の信仰行程

目次 セブンスデー・アドベンチストの家庭に生まれる 両親の離婚 黙示録セミナー なぜ牧師の家の冷蔵庫にワインがあるのだろう。 「レビ記の食物規定律法」と、「1テモテ4章」をどう考えればいいのだろう。 「終末における主のまことなる教会」 ジュリーと…