女性司祭/女性牧師問題で悩んでいる方々へ
Bishop Robert Barron, Why Equity, Diversity and Inclusivity are Not Absolute Values, Nov, 2021(拙訳) フランス革命後、「自由・平等・友愛」の三枚札が世俗社会の倫理的羅針盤として台頭しました。そしてそれと似たようなことが今日、「公平性(equi…
出典 目次 はじめに ディアコネス(deaconesses)と女性助祭(female deacons) 「機能(function)」や「能力」に訴える議論 かしら性(headship) 「ジェンダー」と「性別」 「なぜセオトコス(聖母マリア)は男性ではあり得なかったのか」 司祭職の男性限…
Fr. Stephen De Young, Priesthood and Masculinity, The Whole Counsel, 2018(拙訳) 聖書における祭司職(priesthood)のテーマは、最初期の段階から始まっています。 創世記の最初の11章は、周囲の国々の文献や伝統を大いに参考にしていますが、そこに見…
C.S. Lewis, Priestesses in the Church?(拙訳) 「舞踏会だってもっとちがった様式ならとてもいいと思うわ。」キャロライン・ビングリー嬢は言った。「舞踏会のふつうのやりかたは退屈でがまんができないほどよ。踊りのかわりに会話を主にするものならもっ…
(25th Anniversary of the Ordination of Women to the Priesthood - Diocese of London) 目次 女性叙階問題とキリスト論(by ペリー・ロビンソン師) 「引かれるべき一線」(by ペリー・ロビンソン師)
米国聖公会(All Saints Episcopal Church Frederick Maryland)写真 目次 生い立ち ‟別の宗教” モルモン教徒の学友とのディスカッション どんどん「排他的」になってゆくインクルーシビティ(包括性) リベラル諸運動の特性 苦しく困難な選択
Monk Patrick, Head Coverings, Energetic Procession, 2012 (拙訳) 聖パウロによると、男性および女性はそれぞれイコン的機能(iconic function)を帯びています。すなわち、男は神の似姿であり神の栄光の現われであり、女は男の栄光の現われであるという…
牧師按手礼を受ける3人の女性(写真:サドルバック教会のフェイスブックより)出典 「率直に言って、(自由主義神学を採用した教団には)男性はそれほど多く残っていません。実際に、そういった教会にはあまり人が残っていないのです。自由主義神学は、あら…
Former Female Episcopal Priest Links Women’s Ordination to LGBT Activism Alice C. Linsley, Ten Objections to Women Priests, 2019. (拙訳) 目次 女性司祭としての16年間 米国聖公会を離れる 1.教会は民主制ではありません。 2.女性叙階は同性…
「進歩の理論はあらゆる人間的世代、あらゆる人間的人格、あらゆる歴史的時期を、終極の目標に対する一個の手段、一個の道具に変えてしまう。。進歩の宗教は死の宗教であって、復活の宗教でない。永遠の生のために生きとし生けるものを復活させる宗教でない…
出典 Fr. Dwight Longenecker, Twelve Reasons Why You Can’t Call God “Mother”(全訳) 目次 はじめに 1.イエスは神のことを「御父」と呼ぶよう私たちに言っておられます。 2.旧約聖書は神のことを御父と言及しています。 3.典礼は神のことを「御父…
まずは個人的なお話から始めます。私は20年近いプロテスタント信仰生活を経、2018年中盤に一介の旅びととなり、ローマ・カトリック教会、ビザンティン東方典礼カトリック教会、東方正教会それぞれのコミュニオンで教義研究をし、求道し、多くの方々に…
Maria Madise、ヴォイス・オブ・ザ・ファミリー Catholic woman warns against female ordination: an ‘attack’ on Christ’s relationship with His Church, Oct, 2019(拙訳) 女性叙階を推進しようとする動きは、——アマゾン・シノドス過程の当初より見受け…
「大きくなったら、私はいずれ教皇になる」というプラカードを掲げ、女性叙階を要求する独カトリック女性団体「マリア2.0」のデモ(出典) 「女性解放の思想は、両性間に横たわる深い敵意、ならびに嫉妬やまねごとに基づいている。こうして女性たちは単なる…
イエズス会のジェームス・マーティン氏は先日、ツイッター上で公に聖書の正当性に疑問を投げかけました。
カリストス・ウェア府主教(正教会) Fr. Ioannes Apiarius, Met. Kallistos Ware on the Ordination of Women and Blessing of Same-Sex Marriages, 2018.(拙訳)
発展(development)とは? かつて誰かによって提唱された言葉が、時代を経るにつれて、作者の元来の意図や限定的文脈を超え、さまざまに解釈されつつ、「言葉のひとり歩き」を始める事例は歴史上、後を絶たないと思います。
『トロイアの木馬の行進』、ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ画(出典) 目次 「アングリカン女性助祭」の登場 英国及びスコットランドにおける「トロイの木馬」
出典 神様にお仕えしたい、全身全霊で教会や宣教の働きに人生を捧げたいと願っている女性たちには現在、どのような奉仕の道が開かれているのでしょうか?
抗議運動をするドイツ女性グループ「マリア2.0」(出典) Dr. Maike Hickson, German bishops back women refusing to go to Sunday Mass to protest abuse crisis(抄訳) 2019年5月16日、ドイツ(LifeSiteNews)ーー。独教会司教会議は、フェミ…
Catholic “Women Priests”: Can There Be a Discussion? – Catholic World Report Taylor Marshall & Timothy Gordon, Pope Francis on Women Deaconesses: Can Women be Ordained? Amazon Synod, May 13, 2019(抄訳) テーラー・マーシャル:なぜ女性の叙…
土砂崩れ(出典) 2017年1月、私は、日本福音同盟(JEA)のみなさんに以下のような公開レターを書きました。
レンブラント作『放蕩息子の帰還』 Fr. Dwight Longenecker, In Praise of Patriarchy, 2010(拙訳) 私が聖公会司祭を務めていた時分、〔アングリカン・コミュニオン内で〕フェミニストたちが女性司祭叙階のための闘争をしていました。
Bishop Barron on The Limits of Tolerance, 2013(拙訳) 何年か前に掲載された『ニューヨーカー』誌の風刺作品の中で、ーー今日キリスト教会を席巻しているーーいわゆる「包括性(inclusivity)」という名のイデオロギーの愚かしさが揶揄されていました。
アングリカン・コミュニオンの分断・亀裂(出典) Bryan Cross, Church of England chooses the way of Protestantism, 2008(拙訳) 月曜夜、英国国教会一般総会にて投票が行われ、女性主教叙階が認可されました。
出典 1992年の女性の司祭按手容認という決議から、2014年の女性主教按手容認という決議に到る歳月の間、聖公会内の忠実な信仰者たちは孤立化と行き場のなさという二重の苦しみを味わってこられたと聞いています。
英国国教会内の団体Women and the Church(出典) Bryan Cross, Anglicanism Nearly Finished Destroying Itself, 2008 現在アングリカン信者に残されている選択は、①各人が、自分と同見解を持つ(南米やアフリカ等)どこかの司教を見つけ出し、そうした上で…
堅実な福音主義クリスチャンたちにとって、カトリック教会への参入を妨げている最大のハードルの一つが、聖母マリアに関する教義です。
Anglicans Ablaze: The Challenges Facing the Anglican Church in North America Fr. Dwight Longenecker, ACNA, Newman and Unity, 2009(拙訳) 北米聖公会(ACNA)は、「一致と忠実さ」にコミットしている新しいアングリカン・グループです*1。私の知る…
目次 女性司祭問題に対する教会(Church)の回答 教父および公会議文書の証言 リヨンの聖エイレナイオス(紀元189年) カルタゴのテルトゥリアヌス(紀元200年) ローマの聖ヒュッポリトゥス(紀元215年) ディダスカリア(紀元225年) カエサリ…