巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

同性愛問題

人間生活の尊厳にかかわる事柄が「多数決」によって決定されていくような教会に属しつつ、果たして人は生を営み続けていくことができるのだろうか?(by クリストファー・フィリップス)

Fr. Christopher George Phillips(1949-) 質問者:フィリップス神父、あなたが以前に属していた信仰共同体にどのような欠けがあったために、あなたの内でカトリックへ改宗したいという思いが生じてきたのですか?

聖職者たちによる恥ずべき性的罪および犯罪行為はもうこれ以上寛容されてはならない。今こそ清めの時。(byドミニック・レジー神父)

目次 聖職者の冒涜罪がこびりついた教会を清める(ドミニック・レジー神父) ここ数十年、〈寛容〉が聖職者による性犯罪増殖の温床となっていた アクティブな同性愛司祭たちのネットワークと ‟二枚舌” 聖なるものに対する冒涜 解決に向けて 改革案1 改革案…

「オプショナルな正統性」の辿る不幸なる運命(by リチャード・J・ノイハウス)

目次 正統性がオプショナルなものとなる時 非オプショナルな正統性 アイデンティティーが切り札

真理とは何か?ーーマークス・グローダイ師の探求と苦悩、そして人生の道程【その2】

書斎(出典) 目次 釈義と註解書 「投票」と負け戦 リベラル傾斜していく自教団の中で どこに行けばいいのだろう? 牧師仲間との会話 【その1】はココです。

統一教会の「平和」、フェミニスト神学の「平等」ーー定義のないあいまい用語と敵のほくそ笑み

人はいろいろな意味合いで「平和」という用語を使っている。写真:Heavenly Culture, World Peace, Restoration of Light*1 目次 統一教会の方の訪問を受ける 「一つの理想的な平和世界」 定義づけのない言葉 「神学的リベラリズム」と「用語におけるあいま…

キリスト教対等主義(Egalitarianism)の詳細分析ーーウェイン・グルーデム、フェニックス神学校【総括編】

ウェイン・グルーデム(Wayne Grudem, 1948~)過去20年間に渡り、イリノイ州にあるトリニティー神学校で教鞭を取った後、現フェニックス神学校教授。ハーバード大(B.A.)、ウェストミンスター神学校(M.Div.)、ケンブリッジ大(Ph.D.)1998-1999年…

カンタベリーからローマへの避難路ーー増加の一途をたどる保守聖公会信者のカトリック改宗【聖公会のフェミニズム問題とリベラル化】

元イギリス国教会司祭のカトリック叙階式(前橋カトリック教会にて、2011年2月)出典 教会がグローバルな諸問題に直面する中、地域教会で日々奉仕しておられる司祭や牧師の方々がこれまで以上に多くの精神的葛藤やチャレンジを受けておられることが、さ…

「異なる」聖書解釈の仕方が存在する?ーーこれは実際どういう意味なんだろう?(by バルナバ・アスプレイ、ケンブリッジ大 解釈学)【悩める学生の皆さんへの応援記事】

「ねぇ、『異なる』聖書解釈の仕方が存在するっていうのはさ、つまり、アイスクリーム屋さんに並んでるスウィーツを見ているって感じなのかな。どう思う?」 「スウィーツ?よう分からんわな。」 目次 はじめに ファンダメンタリズムの場合ーー内向きの運動 …

「今日、単にアカデミックな推論に過ぎないとみなされているものが、明日には、諸国の軍隊を動かし、帝国を投げ倒すようになるのである。(G・メイチェン)」ーーグローバル性革命と新しい全体主義【若い世代のクリスチャンへの激励】

ーグレシャム・メイチェン(1881-1937) フェミニスト神学者メアリー・デイリーの「人間として存在することーーそれは自己に命名し、世界に命名し、そして神に命名することである。」という言明を読んだ姉妹が、「こういった人々はすでに正気を失っ…

教団内で「女性司祭/女性牧師を認める」という最初の第一歩が、将来的リベラル街道への入り口なのでしょうか?

急速な対等主義化を遂げる米国聖公会が、リベラル教団である米合同メソジスト教会(UMC)と「フル・コミュニオン」に向け協議を重ねており、両派の総会で承認が得られれば、2021年頃までに互いの洗礼や聖餐、教役者を認め合う関係が実現するという記事を…

『共通祈禱(Common Prayer)』それとも筋書き通りの政治?(by カール・R・トゥルーマン、ウェストミンスター神学校歴史神学)【米国聖公会とジェンダー包括語問題】

「現時点ですでに人々は、『人間』に関するジェンダー用語を勝手に書き変える大胆不敵さを持っているのですから、今後は『神』に関するジェンダー用語さえも書き変えていくーーそういう大胆不敵さをも近い将来、発揮していくことになるのではないでしょうか…

聖公会の混乱(聖公会首座主教会議より)【ジェンダー・フェミニズム問題】

2018年4月19日(出典) 「正説がオプショナルなものになる処では、正説は遅かれ早かれ人々の間から追放・排斥されていくようになるだろう。"Where orthodoxy is optional, orthodoxy will sooner or later be proscribed."」by 故リチャード・ジョン…

なぜ正教改宗後13年して再び福音主義に戻る決断をしたのかーー水面下で着実に進行しつつある正教リベラル化に直面して(by E・パーソン、保守聖公会)

出典 目次 東方正教会に転向していく福音主義クリスチャンたち 忍び寄るリベラリズム エピスコパル化(監督制主義化)現象 関連記事のご紹介

福音主義が直面している三重の脅威(by ロバート・アラカキ、東方正教会)

出典 執筆者:Robert K. Arakaki, ハワイ生まれ。ゴードン・コーンウェル神学大(M.Div.)、バークレーGraduate Theological Union(Ph.D.)。教役者として所属教団United Church of Christの急速なリベラル化傾斜に必死に抗す。激しい苦悶の末、新教内部で…

どんなに世が変わり、諸教会の教えが変わっても。ーー居場所を失いつつあるわが兄弟たちに捧げる詞

出典 どんなに世が変わり、 諸教会の教えが変わっても、 私は、わが兄弟たちと共に 古(いにしえ)のかしら像を見上げ そこにとどまり続けたいと思う。

教会の伝統回復を切望する若者たちーー26歳の父親の心の叫び【ジェンダー・フェミニズム問題とカトリック教会】

出典 私は26歳であり、三人の幼い子どもの父親です。もうすぐローマで開催予定の教会会議(議題「若者、信仰、職業に関する見分け」)に際し、どうか拙見を述べさせてください。

Liturgicalな空間が映し出す美しい男女の役割ーー世俗ジェンダー文化への〈対抗文化造形〉としてのキリスト教礼拝

こういった光景は、教会の子どもたちの目にどのように映っているのだろう?(出典) 目次 子どもたちを「造形」する世俗ジェンダー教育と現代教会の迎合 一つの時代の幕切れ

この道の行きつくところーー三人の女性の物語【フェミニズムとキリスト教世界観】

(出典) 目次 はじめに メアリー・デイリーの物語(カトリック出身) 女性の革命 父なる神を「超えて」 ローズマリー・R・ルーサーの物語(リベラル左派) 影の薄い父親 最初の葛藤 メキシコ系アメリカ人女性との出会い 政治的アクティビストへの道 女神お…

マルクス主義/フェミニズムとキリスト教世界観(by ヴェルン・ポイスレス、ウェストミンスター神学校)

1920年7月、第2回コミンテルン大会(ペトログラードにて) 目次 マルクス主義とフェミニズム 贖罪プログラムに関し、彼らが提示しているもの 偽造化(Counterfeiting) マルクス主義者およびフェミニストの聖書批評 非人格主義的世界観(Impersonalisti…

「イマージング・チャーチ・ムーブメントとは何ですか。そしてどのようにしたら私たちはその動きを識別することができるのでしょうか。」(by ジョン・マッカーサー&フィル・ジョンソン)

What's So Dangerous About Emerging Church? (Grace to You) 読者からの質問:イマージング・チャーチ・ムーブメントとは何ですか。そしてどのようにしたら私たちはその動きを識別することができるのでしょうか。 John MacArthur ジョン・マッカーサー:ひ…

ラディカル・レズビアンからキリスト者へ――ロザリア・バターフィールド女史(元シラキューズ大英文科教授)の救いの証し

昨日、ロザリア姉妹のインタビューを聞き、その中で語られている彼女の力強く、真実な証しに感動しました。一人一人の人生の旅路において、主がどのように魂に介入し、ご自身を啓示してくださるのか、私たちはそのくすしき御業にただ賛美と感謝をささげるの…

ポスト近代と新歴史主義、同性愛、そして聖書解釈【後篇】――真の同胞愛を祈り求めつつ

〔前篇〕〔中篇〕からの続きです。 結語 多くの人が自らのアジェンダでもって、キリストのことばを解釈しようとしています。新歴史主義が、公認された文芸評論として認められるよりはるか以前に、C・S・ルイスは、そのように「非適格な意味」による聖書解釈…

ポスト近代と新歴史主義、同性愛、そして聖書解釈【中篇】――権力者とは誰か?

前篇からの続きです。 The Influence of Postmodernism, Part 4: New Historicism | Answers in Genesis 権力者とは誰か? 新歴史主義者にとって、鍵となるのは「権力/権威 "authority"」です。しかしそれは、私たちが普通想像するような権力とは異なる場合…

ポスト近代と新歴史主義、同性愛、そして聖書解釈【前篇】――ミッシェル・フーコーの苦悩の人生

answersingenesis.org 新歴史主義は、1980年代に勃興しましたが、この用語自体が、いくつかの諸理論(例:文化的唯物主義)をカバーする傘カテゴリーとなる傾向が往々にしてあります。新歴史主義も、文化的唯物主義も、ほぼ同時期に現れ、どちらの分野の…

次なるステップ――「神、われわれの御母!」【福音主義教会の大惨事】

対等主義側の見解の一例 ポイント5.旧約聖書における女性 (1)神の女性的イメージ 神は食糧、水、衣服を用意するというような、ヘブル文化では女性によって担われていた働きをする者として描かれています。神はまた産みの苦しみを経験し、子供の世話をし…

1コリント11章「祈りのベール」問答②:髪の長さと、自然と、同性愛

①からの続きです。 Jeremy Gardiner, Are Appropriate Hair Lengths Dictated by Culture? Φύσις (Phusis)=自然 「自然」を定義する ある言葉を定義する際、その用語を使っている著者自身、その語について、なんらかの定義をしているのかを調べてみること…

1コリント11章「祈りのベール」弁証シリーズ③:自然(nature, φυσις)

愛する読者のみなさんへ。掲載する本記事は、同性愛の是非をめぐる今日のジェンダー議論にも深く関わっている非常に重要な論稿です。下の記事とも併せて注意深くお読みください。 Jeremy Gardiner, Why Head Coverings? Reason #3 Nature 長い髪は、男女間の…

同性愛問題と、岐路に立つ私たち聖書信仰のクリスチャン(前回の記事への追記)

下は100万件に近いアクセスのあるマシュー・ヴァインズ氏の同性愛擁護ビデオです(約5分)。教育・法曹・主要メディアだけでなく、今やエヴァンジェリカル界のメインストリームも徐々に、こういった「聖書的」見解支持の方に流れてゆきつつあります。

いかにして同性愛行為を「聖書的に」支持する方々は「被り物の聖句」を自らの立場の擁護のために用いているのでしょうか?

How Gay Rights Advocates use Head Covering to Support their Position 執筆者:ジェレミー・ガーディナー師 「被り物を、ある特定の文化のためだけの慣習と解釈すること」の危険性について、今日、私はみなさんにお話したいと思います。 みなさんはお気づ…

プロタゴラスとヒューマニズムの起源について(R・C・スプロール)

R.C. Sproul, The Consequences of Ideas, p. 29 プロタゴラス プロタゴラスは、古代アテーナイにおけるもっとも影響力あるソフィストでした。そして近代歴史家たちはしばし彼のことを「ヒューマニズムの父」と描写しています。 プロタゴラスのかの有名な金…