巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

古代グノーシスおよびネオ・グノーシス主義の形態研究

現代宗教建築にみる反サクラメンタリズムーー世俗性の空虚なる直解主義(literalism)

神の聖所だろうか、それともレクチャー・ホールだろうか?ーーエホバの証人、王国会館(出典) 目次 反サクラメンタリズム(by ステファン・フリーマン神父) 写真でみる現代宗教建築 教会建築と美(by ブライアン・ホールズウォース)

「まなざし」をもつ信仰ーー聖画像の深遠性と内的感覚の開示(by ヨーゼフ・ラッツィンガー)

イタリア、ラヴェンナ(出典) 「聖画像は礼拝時に起こることと内的につながっています。歴史はキリストにおいて秘跡となり、キリストは秘跡の源泉です。それゆえ、キリストの聖画像は宗教絵画芸術の中心です。キリスト聖画像の中心は過越秘儀です。過越に焦…

『虚偽のキリスト像(Counterfeit Christs)』ーートレント・ホーン氏へのインタビュー(by マット・ネルソン)

Matt Nelson, COUNTERFEIT CHRISTS”: AN INTERVIEW WITH TRENT HORN, May 3, 2019(抄訳) インタビュアー:『虚偽のキリスト像(Counterfeit Christs)』が出版されました。本書の内容について少しお話ください。

英国国教会はプロテスタンティズムの道を選び取った。(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

アングリカン・コミュニオンの分断・亀裂(出典) Bryan Cross, Church of England chooses the way of Protestantism, 2008(拙訳) 月曜夜、英国国教会一般総会にて投票が行われ、女性主教叙階が認可されました。

私の辿ってきた道ーーダグラス・M・ボウモント師の信仰行程【その2】英国国教会に通い始める

【その1】からの続きです。 出典 目次 英国国教会に通い始める 機能的グノーシス主義("functional Gnosticism") アングリカン主義のジレンマに気づく

聖書正典(biblical canon)の問題と福音主義(by ダグラス・M・ボウモント他)【前篇】

出典 目次 はじめに 聖書正典の形成 1世紀 2世紀 3世紀 4世紀 5世紀~15世紀 16世紀

「典礼乱用」と「聖職者の性犯罪/ゲイ・ネットワーク」の密接なる相関関係について

今日における教会の危機は、以下に挙げる二つの姿勢の中に現出している。すなわち、『グノーシス主義的スピリチュアリズム*1』と『水平的自然主義』である。ーーアタナシウス・シュナイダー司教*2 *1: *2:Bishop Athanasius Schneider is defending traditio…

信じることの苦しみ、そして希望

信じること、生きること。(出典) 三人の忠実なカトリック弁証家が、「自分がもはや教皇フランシスコを擁護しなくなった理由」について率直に語り合っています。

「今日、我々が通らされている教会の危機は、主として、リトルジーの崩壊にその端を発していると私は確信している。」(by ヨーゼフ・ラッツィンガー)

リトルジーの崩壊(出典) 目次 ポピュラー音楽からの挑戦 礼拝ダンス Joseph Ratzinger, The Spirit of the Liturgy, 2000.(抄訳)

統一協会の方との対話を通して考えたこと

何が真で、何が偽なのだろう?(出典) 目次 ポスト近代宗教とグノーシス主義 神の男性イメージ、女性イメージという統一協会見解 何をもってある解釈体系が真とされ、あるいは偽とされるのか?

教会と、2世紀におけるグノーシス主義者たち(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

自分で決定した正典(カノン)を披露するマルキオン(出典) 目次 はじめに ケリントス、マルキオン、ヴァレンティヌス、ケルド等はいかなる人物であったのか? グノーシス主義者たちは何を教えていたのか? 教会的含意(One Ecclesial Implication)

イグナティオスによるスミルナ人への手紙【AD2世紀前半】第2-8章

ローマにあるカタコンベ壁画(communion;Catacomb of Marcellinus and Peter, Rome、出典) 目次 第2章 キリストの真の受難 第3章 キリストは復活後、肉体を有しておられた 第4章 こういった異端者たちを警戒しなさい 第5章 彼らの危険な誤謬 第6章 キ…

イグナティオスによるスミルナ人への手紙【AD2世紀前半】第1章

目次 手紙の背景について(アンドリュー・ラウス、ダラム大学教父学、ビザンティン学) 本文 序 第1章 あなたがたの信仰ゆえに神に感謝する

第二のイヴとキリストの人間格ーー古代教会における聖母マリアの教義展開について(by ヤロスラフ・ペリカン)

目次 初期キリスト教世界の創世記1-3章読解 イヴとマリアの比定ーー教父エイレナイオス イヴとマリア――均衡のとれた両端の開示 第二のイヴとしてのマリアーー「歴史循環説」への批判 「イエスの人間格」に躊躇するグノーシス派の認識に対する、教父たちの…

聖体と教会的ドケティズム(ecclesial docetism)について(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

「あらゆる善の中でも至高善である『一致』が、あなたにとっての最大の関心となるよう専心しなさい。」ーーアンティオケの聖イグナティオス(『聖ポリュカルポスへの手紙』2世紀) "The Institution of the Eucharist" Nicolas Poussin (1594-1665) 目次 初…

「正統性」について(by G・K・チェスタートン)

G.K. Chesterton (1874-1936) G.K. Chesterton, The Paradoxes of Christianity(抄訳) 人々は〈正統性〉をなにか、重々しく、単調で、安全なものであるかのように語るという愚習に陥ってしまっている。しかし、〈正統性〉ほど、危険多く且つエキサイティン…

教会的理神論(ecclesial deism)ーープロテスタンティズムの努力とジレンマ(by ブライアン・クロス、マウント・マースィー大学)

人々は常に聖書の真理に立ち返ろうと真剣だった。おお神よ、私たちを憐れみ給え!ーー19世紀のストーン・キャンベル運動(出典) 目次 はじめに 教会の可視性と不可視性に関するプロテスタントの見方 教会史における過去の諸変化をどのように捉えるか 聖書…

教会的理神論(ecclesial deism)かぁ。う~ん、その論点は分かるけど、、でも、、【プロテスタンティズムと歴史観】

可視的教会の過去・現在・未来をどうみればいいのだろう。(出典) 元改革派で現在カトリックのブライアン・クロス教授は、モルモン教やプロテスタンティズム等に典型的にみられる歴史観および教会観のことを「教会的理神論 ecclesial deism」と呼んでおられ…

十字架を見上げながら、クリスチャン・ヨガ?(by バジレア・シュリンク)

目次 まえがき ヨガとは何か? ヨガの目に見えない目的とは?

統一教会の「平和」、フェミニスト神学の「平等」ーー定義のないあいまい用語と敵のほくそ笑み

人はいろいろな意味合いで「平和」という用語を使っている。写真:Heavenly Culture, World Peace, Restoration of Light*1 目次 統一教会の方の訪問を受ける 「一つの理想的な平和世界」 定義づけのない言葉 「神学的リベラリズム」と「用語におけるあいま…

プラトン主義的伝統と抜本的に対立しているキリスト教信仰の三要素(by ハンス・ボースマ、リージェント・カレッジ)

Fra Angelico, Last Judgement, Paradise, c. 1431, Museo di San Marco, Florence(出典) 目次 対立する3つの要素 要素① 創造(creation)に関する理解の違い 要素② 物質(matter)に対する考え方の違い 要素③ 神的なるものに対する理解の違い 福音主義者…

キリスト教とギリシャ文化/哲学を私たちはどのように考え、どのように識別してゆけばよいのだろう?ーーA・ハルナック「ヘレニズム化説」に関する考察(by バルナバ・アスプレイ、ケンブリッジ大学)

殉教者ユスティノス著『ユダヤ人トリュフォンとの対話』(2世紀):ユスティノスとヘレニズム・ユダヤ教徒トリュフォンとが、旧約聖書の様々な箇所の解釈をめぐって交わす論争を対話篇の形で述べたもので、その序文は、プラトン主義者であったユスティノス…

「宗教は嫌いだけど、イエスは好き。」ーー〈宗教〉vs〈イエス〉という二分法と現代マルキオン主義グノーシス思想についての考察

目次 大ヒットのビデオ「なぜ宗教は嫌いだけどイエスは好きなのか」 Religionという言葉はいつ頃からキリスト教会の中で敵対視されるようになったのか? バロン司教の分析 現代マルキオン主義グノーシス思想のエヴァンジェリカル界台頭

なぜホームスクーリングの親や教育関係者たちがヘブル的ルーツ運動(HRM)に巻き込まれているのか?ーーHRMの説伏プロセスを解析する。

教育と子ども(出典) 目次 訳者はしがき ホームスクーリングーーヘブル的ルーツ運動の恰好のターゲット?! ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませる ホームスクーリング支援団体「ハート・オブ・ウィズダム」の教えについて ニーズを確立 …

クリスチャンの礼拝と祈りはなんと奥が深いことでしょう!

出典 「われわれは、そこが天国なのか地上なのか分からなかった、、、ただ一つ確かなのはそこにおいて神が人間たちの間に宿っておられるということだ。」キリスト教会の典礼の様子を目撃したウラジミール使節の証言 目次 毎日が学びと発見 ビザンティンの奉…

デリダの 「ポスト近代宗教」 の中に存在する深い内的緊張ーーポストモダン的グノーシス主義の内実(ジェームズ・K・A・スミス)【ポスト近代と福音宣教その②】

〈メシアニズム(messianisme;キリスト教などの特定宗教)〉と〈メシア的なもの(le messianique)〉の区別を導入したジャック・デリダ(出典) James K.A. Smith, Beyond Atheism: Postmodernity and the Future of God(2010年10月カナダ、オタワ大…

福音主義クリスチャンが教父文書に親しみ研究する際に留意すべき事(by ハンス・ボースマ、リージェント・カレッジ、教父学)

目次 福音主義者たちの間にみられる目覚ましい進展 注意点その1 注意点その2

「聖書のみ」というプロテスタント教理に対するクリティカルな論考のご紹介

目次 はじめに 第五章「聖書のみ」その前提 序 「充分」とは言うが、どのように充分なのか 新しい考え方 自己確証される正典 (カノン) 聖書による聖書の解釈 「虎の巻 (answer book)」としての聖書 思想としてのキリスト教

この道の行きつくところーー三人の女性の物語【フェミニズムとキリスト教世界観】

(出典) 目次 はじめに メアリー・デイリーの物語(カトリック出身) 女性の革命 父なる神を「超えて」 ローズマリー・R・リューサーの物語(リベラル左派) 影の薄い父親 最初の葛藤 メキシコ系アメリカ人女性との出会い 政治的アクティビストへの道 女神…

「ヘブル的ルーツ運動(HRM)」を自称しないけれどもその影響下にある個人や諸団体をどのように識別することができるのでしょうか?

「ヘブル的ルーツ運動(HRM)」にはいろいろな〈顔〉があります。またいろいろな〈出入り口〉があります。それは敬虔さや優しさの裏にひっそり横たわっている場合もあれば、攻撃的で分派主義的一匹オオカミの牙となっている場合もあります。