巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

典礼(Liturgy)

東西を結ぶ古の架け橋ーー美しいアンブロジオ聖歌の世界

イタリア、ミラノにあるサンタンブロージョ聖堂(Basilica di Sant'Ambrogio)。献堂は386年。(写真)

おお、照らされた眼でこのいのちをひたすら見つめよ。ーーケルビムの歌【ビザンティン詠唱】

出典 今や天の軍勢がわれらと共におり、 永遠(とわ)に泉が現出している。 おお、照らされた眼でこのいのちをひたすら見つめよ。 いのちの深奥がなんと明瞭に顕されていることだろう! ーV・ウトレネフ

神の天的な礼拝にのぞむ(by グレッグ・ゴードン)【初代教会の霊性と慣習】

フラ・アンジェリコ画(出典) 目次 神の天的な礼拝にのぞむ 両手をかかげ、天を仰ぎ祈る 初代教会の典礼の様子 「アーメン」という言葉の重要性と意味について 被り物を着け、礼拝にのぞむ 日々、キリストの死を告げ知らせる 神の聖なる人々 聖体拝領、バプ…

西方キリスト教世界の存亡は「ラテン語伝統ミサ」の存続にかかっていると思う。

「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」ヨハネの福音書1章5節 「世界中のすべての暗闇をもってしても、一本のろうそくの灯を消すことはできない。」 アッシジの聖フランチェスコ

舌よ歌え、栄えある聖体の神秘を(♪ Pange, lingua, gloriosi, Corporis mysterium)【グレゴリオ聖歌】

出典 わたしは、天から下って来た生けるパンです。だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます。またわたしが与えようとするパンは、世のいのちのための、わたしの肉です。ヨハネ6:51 Ego sum panis vivus, qui de cælo descendi. Si quis manducaver…

どうか私に悔い改めの戸を開いてください(♪ Покаяния отверзи ми двери)

告解

見よ、主が支配者として到来なさっている(♪ Ecce advenit dominator Dominus)【グレゴリオ聖歌】

神である主、常にいまし、昔いまし、後に来られる方、万物の支配者がこう言われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」黙示録1章8節 Ἐγώ εἰμι τὸ Ἄλφα καὶ τὸ Ὦ, λέγει Κύριος ὁ Θεός, ὁ ὢν καὶ ὁ ἦν καὶ ὁ ἐρχόμενος, ὁ Παντοκράτωρ. Αποκ.1.8

地上のすべての国々は見たり(♪ Viderunt omnes fines terrae)【グレゴリオ聖歌、11世紀】

サント・シャペル(出典) まことに主は大いなる方、大いに賛美されるべき方。すべての神々にまさって恐れられる方だ。尊厳と威光は御前にあり、力と栄光は主の聖所にある。詩篇96:4、6

カトリック信者を共に喜ばしめよ(♪ Congaudeant catholici)【カリクストゥス写本、12世紀】

出典 神は歓呼の中を上られる。主は角笛の響きと共に上られる。歌え、神に向かって歌え。歌え、我らの王に向かって歌え。神は、全地の王。ほめ歌をうたって、告げ知らせよ。神は諸国の上に王として君臨される。神は聖なる王座に着いておられる。詩篇47篇6…

私たちは皆、自分が ‟礼拝” しているものに成っていく。(by ジェームス・K・A・スミス)

人は、自分が ‟礼拝” しているものに造形されていく。 目次 私たちは皆、自分が‟礼拝”しているものに成る。 礼拝について

なぜ伝統諸教会では主イエスの磔像がついた十字架(crucifix)が用いられているのだろう?ーー私の探求

キリスト受難の像、キリストの磔像のついている十字架(crucifix)出典 伝統的なカトリック教会、聖公会、東方正教会、そして一部の伝統的ルーテル教会の聖堂に入ると、正面の中央に主イエスの磔像がついた十字架(crucifix)が架けてあるのに私たちは気がつ…

聖ウルスラの血の声(♪ Cum vox sanguinis Ursulae)【グレゴリオ聖歌、ビンゲンの聖ヒルデガルト】

出典 「十二の門は十二の真珠であって、どの門もそれぞれ一個の真珠でできていた。都の大通りは、透き通ったガラスのような純金であった。わたしは、都の中に神殿を見なかった。全能者である神、主と小羊とが都の神殿だからである。この都には、それを照らす…

キリストはへりくだって(♪ Christus factus est pro nobis)【グレゴリオ聖歌】

まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。だが、私たちは思った。彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと。しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもた…

レクイエム:永遠の光(♪ Lux aeterna)【ラテン語詠唱】

(出典) 太陽は再びあなたの昼を照らす光とならず、月の輝きがあなたを照らすこともない。主があなたのとこしえの光となり、あなたの神があなたの輝きとなられる。あなたの太陽は再び沈むことなく、あなたの月は欠けることがない。主があなたの永遠の光とな…

天使ミサ(Missa De Angelis)【グレゴリオ聖歌】

フラ・アンジェリコ作「最後の審判」(1432年)出典 目次 グレゴリオ聖歌 天使ミサ(Missa De Angelis) Kyrie Eleison(キリエ・エレイソン) Gloria in Excelsis Deo(グロリア・イン・エクチェルシス・デオ) Memorial Acclamation(追悼誦) Sanctus(サ…

レジナ・チェリ(復活祭の聖母賛歌)【グレゴリオ聖歌】

出典 「壮麗にして天的なはしため、聖女、妃よ、私をあなたの翼の下にかくまってください。破壊の扇動者であるサタンが私の上に君臨しないために。そして邪悪な仇が私に対して勝利を勝ち誇らないために。」シリアの聖エフレム、4世紀

「まなざし」をもつ信仰ーー聖画像の深遠性と内的感覚の開示(by ヨーゼフ・ラッツィンガー)

イタリア、ラヴェンナ(出典) 「聖画像は礼拝時に起こることと内的につながっています。歴史はキリストにおいて秘跡となり、キリストは秘跡の源泉です。それゆえ、キリストの聖画像は宗教絵画芸術の中心です。キリスト聖画像の中心は過越秘儀です。過越に焦…

女性叙階が不可能である理由について(by テーラー・マーシャル & ティモシー・ゴードン)

Catholic “Women Priests”: Can There Be a Discussion? – Catholic World Report Taylor Marshall & Timothy Gordon, Pope Francis on Women Deaconesses: Can Women be Ordained? Amazon Synod, May 13, 2019(抄訳) テーラー・マーシャル:なぜ女性の叙…

チリの司教、跪き聖体拝領に与ろうとする信者たちへの拝領を拒否。(by リサ・ボーン記者)

跪いている女性への聖体拝領を拒むチェレスティノ・アノス司教、2019年4月18日. (出典) 目次 チリの司教、跪き舌による聖体拝領を受けようとする信者たちへの拝領を拒絶。(by リサ・ボーン記者) 『指針 あがないの秘跡』 (Redemptionis Sacrament…

父なる神、世界の王(♪ Dum pater familias, Rex universorum)【カリクストゥス写本、12世紀】

使徒ヤコブ(出典) カリクストゥス写本(Codex Calixtinus)は 12 世紀に作られたもので、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼に関連する様々な文書を集めたものです。

天よ喜び祝え、地よ喜び躍れ(♪ Laetentur caeli, et exsultet terra)【古ローマ詠唱、6世紀】

出典

キリストの御魂よ(♪ Anima Christi)【ローマ典礼、14世紀】

Frans Floris, Lamentation, c. 1554, Musée Bossuet(出典)

あゝ、歴史的典礼はなんと美しく、深く、躍動的であることでしょう!

The Rorate Caeli Mass〔ローマ典礼〕(出典) 「過去の歴史をもってキリストは、彼の秘跡において、時を旅する途上にあります。私たちはその出来事に取り込まれました。その出来事は一方で、過ぎ去る時を乗り越え、教会の秘跡執行において、私たちの間に現…

ミサとヨハネの黙示録ーー小羊の晩餐(スコット・ハーン、フランシスカン大学)

光を衣のように着ておられる汝(♪Тебе одеющагося светом)【ビザンティン典礼、聖金曜日】

出典 日暮れて、ヨセフと云ふアリマタヤの富める人きたる。彼もイエスの弟子なるが、ピラトに往きてイエスの屍體(しかばね)を請ふ。ここにピラト之を付すことを命ず。ヨセフ屍體をとりて淨(きよ)き亞麻布につつみ、岩にほりたる己が新しき墓に納め、墓の…

カンタベリーからローマへの軌跡ーーテーラー・マーシャル師(元聖公会司祭)の信仰行程

目次 「テーラー、地獄に落っこちちゃうよ。」 御言葉を通しての救い ヨハネ・パウロ二世ーー反キリスト? 信仰と理性の和合 アングリカン司祭になる 教皇が死んだ! 私にローマを指し示した一人のラビ カンタベリーからローマへの行路 訳者によるエピローグ

舌による聖体拝領ーー人間疎外の問題に対する神の愛なる御応答と永遠の智慧

ジャコメッティの作品に登場する人間像。互いに疎外されており、観察者からも疎外されている。(出典) 初めてカトリック教会(東方典礼)で聖体拝領の光景をみた時の驚きと感動を私は生涯忘れることができないと思います。

ローマ典礼における伝統復帰の兆し!

出典

私の辿ってきた道ーーダグラス・M・ボウモント師の信仰行程【その2】英国国教会に通い始める

【その1】からの続きです。 出典 目次 英国国教会に通い始める 機能的グノーシス主義("functional Gnosticism") アングリカン主義のジレンマに気づく

大詠頌/栄光唱「天のいと高きところには神に栄光あれ!」ドクソロジー〔教会スラブ語、ラテン語詠唱〕

斜陽(出典) 目次 大詠頌/栄光唱(Великое славословие;ドクソロジー) グロリア・イン・エクチェルシス・デオ(Gloria in excelsis Deo)「天のいと高きところには神に栄光あれ」